大堀川防災調整池の草地のあちこちに、ヒロハホウキギク(広葉箒菊)の果実(痩果と冠毛)が出来た。花が開花しているときは、冠毛は筒状花より短く見えなかったが、時間が経つと、一気に伸びだす。
キク科 ホウキギク属
2014年10月12日午前10時40分
↓ 果実(痩果+冠毛)の様子。
種子は紫褐色に成熟し、長さ2.5mm、長さ7mm程度の冠毛があって、
風で散布される。既に全部飛び出してしまったもの多数見える。
↓ ヒロハホウキギクの1本の枝に
ツボミ・開花中の花・花後の脹らんだ花・果実
全てが見られる。
大堀川防災調整池草地のあちらこちらでユウガギク(柚香菊)が満開。
ユウガギクとカントウヨメナは良く似ていて、素人が区別するのはほぼ無理といわれるが、一般には葉の切れ込みが小さく、葉がせまくてざらつきがなくしっとりとしている方がカントウヨメナで、ユウガギクは葉が薄く触るとザラつくことで区別するらしい。どちらも湿性の高い場所に自生する。
2014/8/23撮影のユウガギク
キク科 シオン属
2014年10月12日午前10時55分
↓ 偶然横に倒れていたユウガギク発見。冠毛は見えない。
↓ このようなユウガギクの群生が数カ所で見られる。
大堀川防災調整池のサクラタデ(桜蓼)。2014年9月、ボランテァさんにより植栽された。台風18号で泥まみれになったのに、元気に綺麗な花がみられた。周囲にはイヌタデやオオイヌタデもあり、このサクラタデの仲間入りで観察が楽しくなりそうだ。
タデ科 イヌタデ属
2014年10月12日午前10時30分
↓ サクラタデの花
花は直径約8mm、花被は深く5裂し、長さ5~6mmで淡紅色を帯びる。
雄しべは通常8個、雌しべは1個で柱頭は3岐する。
花は長花柱花と短花柱花の2型がある。
この花は長花柱花のようだ。
↓ 箱根湿性花園で撮影のサクラタデ(2010/9/7)
短花柱花のようだ。
メモ
・北海道~九州の水辺に生える。
・根茎は地中で長く伸び、枝を分けてふえる。
・茎は直立し、高さは50~100cmになる。
・葉は披針形で7~13cm、短い葉柄がある。両面に短い毛がある。
・鞘状の托葉は短い筒形で、ふちに長く堅い毛がある。
・花序は1~3本に分岐し、花穂は細長く、やや密に花を付け、上部は垂れ下がる。
・花被は深く5裂し、長さ5~6mmで淡紅色を帯びる。
・花は直径約8mm。
・花は長花柱花と短花柱花の2型がある。
・雄しべは通常8個、雌しべは1個で柱頭は3岐する。
・果実は痩果で、長さ3~3.5mmの3稜形、黒色で光沢がない。
・花期は8~10月。
参考サイト松江の花図鑑サクラタデ
今年は、大堀川防災調整池草地のあちこちでミゾソバ(溝蕎麦)の群生が見られる。多摩NTさんのブログでミゾソバの閉鎖花を知り、早速撮りにいった。閉鎖花とは、花冠の一部または全体が開かず、同一個体で自家受粉する現象。ミゾソバの他にこの辺りで見られる閉鎖花は、フタリシズカ(センリョウ科 チャラン属)・タツナミソウ(シソ科 タツナミソウ属)・ツリフネソウ(ツリフネソウ科 ツリフネソウ属)・ホトケノザ(シソ科 オドリコソウ属)など。
タデ科タデ属 1年草
別名「ウシノヒタイ」
2014年10月12日午後3時30分
↓ ミゾソバ)(溝蕎麦)の解放花
10月12日午前11時30分
2014/9/28撮影のミゾソバ⇒ クリック
↓ ウッドデッキ横で群生、白花が多い、」
↓ 調整池へ入る階段の前、白い小さい花
↓ 草地、奥にイシミカワの群生。
台風18号通過してから5日後、大堀川防災調整池のタコノアシの様子。
タコノアシ科 タコノアシ属
2014年10月11日午後4時30分
↓ その1、いろいろな野草の間で生き残っているタコノアシ。
↓ その2、この場所のタコノアシが一番赤い。
↓ その3、多数の綿毛がついたヒロハホウキギクと。
↓ ウッドデッキ上は砂だらけ、泥水が通過した後。
↓ ウッドデッキから上流を見ると、ここにもゴミが・・・
ヒレタゴボウの陰にその2のタコノアシがある。
↓ 下流側を見る。白い花はミゾソバ群生、奥はヒレタゴボウ。
ミゾソバとヒレタゴボウの間当たりでデッキ側に
タコノアシがあったのだが、見えなかった。
台風19号がまた発生。前回より規模が大きいのでタコノアシもどうなるか?
柏の葉公園のヤブミョウガ(藪茗荷)に宝石のような果実が実った。
しかし、数年前の大群落は、ささ竹に駆逐され、見る影もない。
ヤブミョウガ(藪茗荷)の果実は、白・淡青・青・濃紺といろいろな色が観察できる。
色づいたどの果実も粒も段数も少ない。
今年のヤブミョウガの花(2014/7/1)
今年のヤブミョウガの果実の出来はじめ(2014/8/14)
ツユクサ科 ヤブミョウガ属
2014年10月3日午前9時20分
↓ 2009年9月18日撮影のヤブミョウガ。
こんなに大群落を作っていた。
↓ ヤブミョウガの果実も栄養豊富な地で育った証、見事な段々を形成している。
大堀川青葉橋近くのシャクチリソバ(赤地利蕎麦)が大群落をつくっている。
シャクチリソバ(赤地利蕎麦)はソバ(一年草)と違って多年草。
花びらに見えるものは萼で6枚、雄しべ8本、花柱3本、蜜腺8本からなる。
タデ科 ソバ属
別名「宿根蕎麦」
2014年10月3日午前11時10分
↓ この草ボウボウの遊歩道を青葉橋に向かって歩く。
遊歩道の草刈りがすんだら、もう一度、川の法面のシャクチリソバを撮りたい。
↓ 草ボウボウの遊歩道の右側にシャクチリソバ群生、正面に青葉橋。
写真はないが、遊歩道の右側にも群生がある。
↓ シャクチリソバ群生、橋桁は青葉橋。
↓ 振り返ってシャクチリソバを撮る、見える建物は地産地消の店。
↓ シャクチリソバの花(2011/11/1撮影)
花びらに見えるものは萼で6枚、雄しべ8本、花柱3本、蜜腺8本からなる。
↓ シャクチリソバのツボミ
柏の葉体育館横の大きく育った美しい樹形のフヨウ(芙蓉)の花。
フヨウは朝咲いて夕方には萎む一日花。
アオイ科 フヨウ属
2014年10月3日午前9時30分
↓ 咲いたばかりのフヨウ、横に間もなく咲くツボミ。
ツボミからは、根元から10枚の細い苞、
鐘形の筒先が中ほどまで5裂していく萼が見える。
↓ フヨウの花は、花弁は5枚で回旋して椀状に広がる。
先端で円筒状に散開する雄しべは根元で筒状に癒合しており、
その中心部から雌しべが延び、雄しべの先よりもさらにつきだして5裂する。
↓ 昨日の花は赤く萎んでいる。
↓ 綺麗な葉にポチポチと穴を見つけたが、犯人も見つけた。何の幼虫だろうか?
↓ せせりちょうのお客さま、花弁の赤いアクセントも可愛い。
参考サイトWikipediaフヨウ
柏の葉公園のジュウガツザクラ(十月桜)が開花。
ジュウガツザクラは、マメザクラとヤマザクラの雑種で
葉が小さいのでコバザクラとも言われる。
ジュウガツザクラ(十月桜)は、10月ころから咲き始め、
11月~12月に一度ピークを迎える。
その後ポツポツと数輪程度で咲き続け、
春には小花柄(サクランボの軸)の長い春花となって咲く。
春には葉も花と同時展開する。
バラ科サクラ属
別名「コバザクラ・シキザクラ」
2014年10月3日午前10時45分
今年の春3月に撮影したジュウガツザクラ
柏の葉公園のコブクザクラ(子福桜)が開花。
コブクザクラ(子福桜)は秋から冬と早春にかけて咲く。八重咲き。
コブクザクラには雌しべが多く、不完全なものも入れると7、8本もあるそうだ。
1~3個の果実をつけることから、1969年(昭和44年)に
「コブクザクラ」と命名されたそうだ。
バラ科サクラ属
2014年10月3日午前10時45分
今年3月に撮影したコブクザクラ
真夏の暑い盛りに柏の葉公園のあちこちで開花していたタカサゴユリ(高砂百合)の花後(果)。11月頃になるとこの果実(果)は熟して種が出来る。1本に何百個もの種が出来ているそうなので、出来たら確認してみたい。
タカサゴユリの花(2014/8/14)⇒ クリック
ユリ科ユリ属
別名「タイワンユリ(台湾ユリ)、ホソバテッポウユリ(細葉鉄砲百合)」
2014年10月3日午前10時14分
柏の葉公園のハンカチノキに果実。
ハンカチノキの果実は直径2cmほどの堅果。
昨年は数個しか実らなかったので、今年は豊作。
ハンカチノキの花は(2014/4/25)⇒ クリック
ミズキ科 ハンカチノキ属
別名「ハトノキ・ハンカチツリー・ゆうれいのき」
2014年10月3日
↓ 日当たりの良い位置にあるハンカチノキ(冬芽が見える)
↓ 陽当たりの良くない方のハンカチノキ
柏の葉公園のモミジバフウ(紅葉葉楓)_アメリカフウ(亜米利加楓)の紅葉が始まった。
マンサク科 フウ属
2014年10月3日午前10時
↓ 三者三様の色づき
↓ 大きなモミジバフウ
↓ 四阿横の大きなモミジバフウ
↓ 果実も色づき始めて・・・葉が落ちても殻だけはなかなか落ちない。
参考 2014/4/25撮影のモミジバフウ(紅葉葉楓)の雄花と可愛い果実
↓
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