森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「風林火山38回」村上討伐

2007-09-24 02:29:02 | ドラマ (大河)
 ああ、とうとう「川中島の戦い」、長い戦いが始まってしまいますね。でも、ここまでも、本当に長かったなあと感じてしまいました。

 村上もあんなに強かったのに、沈んだ太陽は再び同じ日の光は放つことは出来ませんでしたね。沈んでいる間に、武田が諜略などの闇の暗躍をしていたと言うことでしょう。

 前回の感想のとき、あるお方の感想の中に「主役が悪役に見える」と言うのがあったのですが、今回、実は私はそれをとっても感じてしまいました。
勘助と晴信が、村上を越後に逃すと言う作戦をヒソヒソと語り合っているとき、私の中では彼らの背景は、黒の禍々しき渦巻きになってしまいました。

 また、景虎が
「武田の悪行」と言いますと、本当にそう感じてしまうのですよ。


なぜなんだろう?

 大義なければ動かない、又は動けない景虎は、戦国武将としてはかなりの変わり者かも知れません。又、ひとたびいくさ場に出れば、その行いは同じなわけで、綺麗事にも感じる方も多いかもしれません。でも、私は、もし「センゴク武将占い」みたいなのがあれば、この人の名前が出てきてしまうかもしれません。もしくは明智光秀とか。

 齢を重ねて、かなりいい加減になってきて、本当に「良い」「加減」になってきましたが、若いときは、「こうあるべきだ。」「そうでなければならない。」と言う想いに、押しつぶされそうに生きていました。

光秀はともかく、景虎はかなり美しく描かれていますが、それなりに重い生き方をしていたと思います。だから、常に眉間に皺があるのかは別かもしれませんが。
とにかく、景虎に肩入れしてしまう自分がいるのです。


又、「義」を重んじる景虎に対比させるためなのか、今までの戦国ドラマには欠かすことの出来ない底辺にある「義」の部分が、武田には感じさせないのは、作家様の「わざと」でしょうか。
その底辺にある「義」・・・天下統一の道は天下泰平の道である。ゆえに、その野望は正義である。そんなまやかしのような「義」に、自ら望んで信じ込み戦国ドラマを楽しむ、私たちがいるのではないでしょうか。

―でも、武田にはそれがない。ゆえに、武田側から映しているときは、野望は夢でありなんら拒む物でもないが、ひとたび違った側面から映し出されると、そこには「欲深き武田」と言うものが存在してしまう。―

今回は、「川中島前夜」と言う所であっても、私にはなんとなく面白くなかったのですよ。それで、かくの如き事などをつらつら思いながら見ていました。


でも、簡単に箇条書き程度に感想を記録しておきますと・・・
村上の奥方の悲劇は、予定通りという感じで(ヒサが助かることも)、あまり心動きませんでした。悲劇に慣れてきてしまっているのでしょうか。そう考えると恐ろしいことですが、村上の嫡男が一緒に行って巻き込まれないで良かったと言うのが本音です。もう、先週の竜若丸のような悲劇を観るのはゴメンです。

ああ、それなのに上杉のバカ殿様は既に遊興三昧。何なの、このバカおやじは!!と、ムカムカしました。

春日源五郎、異例の出世をしました。セカチューのスケちゃんですよね。

太郎に嫁が来ました。今川の姫は噂どおりの美人。

飯富虎昌が廊下で勘助を呼びとめ、家督は太郎のものと念を押すと、もとよりと応えた勘助ですが、別れた後の勘助の目つきが怪しくて、「勘助、怖い」と思ってしまいました。

太郎の祝言の席を抜け出して酒なども飲まなかったのは、悪鬼の一分の良心と言った所でしょうか。

勘助家来三人組が心を和ませます。

さらに、リツ。Goodですよ。

勘助が「リツ」と言った時「ミツ」と聞き間違えた三人。「物の怪か?」には笑えましたが、なんとなく、リツの存在は、ミツの願いのような気がしてしまった私です。

勘助殿、リツがいいよ、リツが。その後の人生が変わるよ。と言っても、仕方のないことでございます。



追記です。
よく考えてみれば、ないもののないパラレルワールド、ネットの世界「センゴク武将占い」みたいなものがないわけはないのですね。
やってみました。私は「竹中半兵衛」でした。「武力」があまりよろしくないのはけんすいの数によるかナァ。それでは、景虎は出るわけはないですね。明智でもいいのにナァと思いましたが、コレで明智光秀が出る人っているんでしょうか。普通に考えたら、「あなたは明智光秀に似ています。」と言われたら、大概は凹みますよね。おみくじの中の大凶みたいなものでしょうか。


<よく見たら、Goo のトレンドランキングに載っていたんですね『あなたは戦国武将でいうと誰?』>

http://web.kyoto-inet.or.jp/people/kazu1110/busyou.html←コピペでGO

コメント (8)
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