前回の「シャンディ~!」のホテルでは、翌朝も不愉快なことがありました。でも、それは私の身に起きたことではなく、友人に起きた事でした。そのホテルは団体客と個人客との朝食を、どうも分けていたようなのです。団体客の私たちにはフルーツは付かず、シリアルなどもなく、飲み物も珈琲やお茶以外は一種類のジュースに限られていたようなのです。
でも私たちがレストランに行くと、私たちのツアーの人たちの、特におば様方のテーブルの上には、いつもどおりの朝食が山盛りになっていました。だから私は朝食を取ろうと並んでいた私の前の人が(バイキング方式なので)、ホールの責任者の怖そうな顔をしたおばさんに
「あなたが取るのはここまでで、こっちからは違うのよ。」みたいなことを言われていなければ気がつきませんでした。でも、日本人は柔軟なんです。そう言われれば、後ろの人に即伝達して、取りません。
私たちは三人なので、座る時に少し気を使います。適当な所を選んで座ろうとすると、先程のホール責任者のおばさんが飛んできて、そこに座るなと言うのです。
私たちは、吃驚しましたが、にっこり笑って、
「じゃあ、どこに?」
と言ったら、案内してくれました。しかも席を替わってくれてありがとうと精一杯の笑顔を作って、その大女は去って行きました。その時は・・・
私たちはそのことを、話題にしながら朝食を取っていました。
「ここは下手だよね。日本だったらあんなやり方通用しないわ。値段が違うツアーの場合は食事が違うこともあるじゃない。それで、交渉しているなら仕方がないんだから、別に食事には拘らないけれど、同じツアーでこんな風に差が出るのは不味いわよ。」と私は言いました。
しっかりと相手に伝わるようにお知らせを明確にするか、怖い顔をして見張って居ればいいのです。嘘です。にこやかに笑顔で「ここまでです」と言えばいいのです。
半端なことをしているから、オバタリアンに予定外に持っていかれてしまうのです。また、このオバタリアンたちは、後で、
「知ーらない。みんな美味しく頂いたわ。」と、粗食に耐えた他の人の気持ちなど考えもしないで言っていたので、恐ろしい限りでございます。
ゆえに大女もイライラしなくてはならないわけです。でも、私たち三人はハイハイと大人しいもんです。が、その大女が、また通りすがりにやってきて、友人に
「なんで、オメーはそんなもん飲んでんだよ。」と言いました。
いえいえ、本当は
「あなたは、どうしてそのトマトジュースを飲んでいらっしゃるんですか?」といったのかも知れませんが、なんたって英語ですから日本語のような丁寧語はないわけです。怖い顔で言われたら、先の「オメー」と聞こえてきます。
イギリスの食事で何が極端に少ないかというと、みずみずしい葉物の野菜です。友人は健康と美にとても気を使う人なので、普段飲んだ事のないトマトジュースなどを選択して飲んでいました。私はリンゴジュース。もう一人はコーラ。私とコーラの人は飲み終わっていましたが、好きでないのに飲んでいたトマトジュースの彼女は、まだ半分残っていたのです。
私たちはそこで初めて飲み物にも制限があることを知りました。
大女は私たちに向かって何かを言ったわけではなく、その友人に向かって言いました。友人はあっけに取られていました。私も、いったい何があったのか分かりませんでした。
でも、その大女が仕方がないわねと言うジェスチャーをした時に、私の中で何かがぷちっと切れてしまいました。私の知り合いの中にはこういう時、他人事のような態度をとる人もいますが、私はそういうタイプではないんですね。たぶん友人も同じだと思います。一人の不快はみんなの不快。一人の怒りはみんなの怒りです。
それで、その後私たちはどうしたのかと言うと、ご期待に添えなくて申し訳ないのですが、何もしなかったのですよ。ただ、
「ふざけるんじゃないよ。」と言って、ナプキンをテーブルの上に投げ捨てて席を立っただけなんです。まあ、情けない。でもね、この怒りを人にぶつけると言う行為は難しいことなんですよ。このことに関しては、日頃から思っていることがあって、いつか記事にしたいと思っているんです。(でも、結構派手なパーフォマンスだったかな?)
ところでこの記事を読んで、自分達が間違えたのに注意されて逆切れしただけじゃないと思われた方は、まさかいませんよね。はっきり言って違いますが、そう思われた方がいらしたら、私の表現力不足ですね。
あの大女は、食べ物をプレートに取る時から、威圧感がありました。直接
「ここから先は取らないで。」と言われているおじ様はオロオロしていました。なので、私は後ろの人に伝達したのです。その時どうして飲み物のことも言わなかったのでしょう。
「あんた達のは入り口にあるやつよ。ほら、ドアの横にひっそりと目立たないけどあるでしょう。」と言ってくだされば、私は友人達にも後ろにいる人たちにも伝えてあげたのに。
しかも、通りすがりに間違えてしまっている人を見つけたら、どうしますか。その人に言う必要があるでしょうか。じゃあ、どうすればいいのでしょうか。吐き出せとでも?
このホテルのこのお話は「イギリスの」と言う冠を付けたら、他のイギリスのホテルに気の毒です。本当は前の「シャンディ!?事件」の・・事件?・・記事の後ろに三行位で書こうかと思ったのですが、忘れたくない経験だったので書くことにしました。この出来事の私の分析と推理は、他の記事とまとめて書く予定。
やっぱり堅いですね、私の旅行記・・・(汗)
でも私たちがレストランに行くと、私たちのツアーの人たちの、特におば様方のテーブルの上には、いつもどおりの朝食が山盛りになっていました。だから私は朝食を取ろうと並んでいた私の前の人が(バイキング方式なので)、ホールの責任者の怖そうな顔をしたおばさんに
「あなたが取るのはここまでで、こっちからは違うのよ。」みたいなことを言われていなければ気がつきませんでした。でも、日本人は柔軟なんです。そう言われれば、後ろの人に即伝達して、取りません。
私たちは三人なので、座る時に少し気を使います。適当な所を選んで座ろうとすると、先程のホール責任者のおばさんが飛んできて、そこに座るなと言うのです。
私たちは、吃驚しましたが、にっこり笑って、
「じゃあ、どこに?」
と言ったら、案内してくれました。しかも席を替わってくれてありがとうと精一杯の笑顔を作って、その大女は去って行きました。その時は・・・
私たちはそのことを、話題にしながら朝食を取っていました。
「ここは下手だよね。日本だったらあんなやり方通用しないわ。値段が違うツアーの場合は食事が違うこともあるじゃない。それで、交渉しているなら仕方がないんだから、別に食事には拘らないけれど、同じツアーでこんな風に差が出るのは不味いわよ。」と私は言いました。
しっかりと相手に伝わるようにお知らせを明確にするか、怖い顔をして見張って居ればいいのです。嘘です。にこやかに笑顔で「ここまでです」と言えばいいのです。
半端なことをしているから、オバタリアンに予定外に持っていかれてしまうのです。また、このオバタリアンたちは、後で、
「知ーらない。みんな美味しく頂いたわ。」と、粗食に耐えた他の人の気持ちなど考えもしないで言っていたので、恐ろしい限りでございます。
ゆえに大女もイライラしなくてはならないわけです。でも、私たち三人はハイハイと大人しいもんです。が、その大女が、また通りすがりにやってきて、友人に
「なんで、オメーはそんなもん飲んでんだよ。」と言いました。
いえいえ、本当は
「あなたは、どうしてそのトマトジュースを飲んでいらっしゃるんですか?」といったのかも知れませんが、なんたって英語ですから日本語のような丁寧語はないわけです。怖い顔で言われたら、先の「オメー」と聞こえてきます。
イギリスの食事で何が極端に少ないかというと、みずみずしい葉物の野菜です。友人は健康と美にとても気を使う人なので、普段飲んだ事のないトマトジュースなどを選択して飲んでいました。私はリンゴジュース。もう一人はコーラ。私とコーラの人は飲み終わっていましたが、好きでないのに飲んでいたトマトジュースの彼女は、まだ半分残っていたのです。
私たちはそこで初めて飲み物にも制限があることを知りました。
大女は私たちに向かって何かを言ったわけではなく、その友人に向かって言いました。友人はあっけに取られていました。私も、いったい何があったのか分かりませんでした。
でも、その大女が仕方がないわねと言うジェスチャーをした時に、私の中で何かがぷちっと切れてしまいました。私の知り合いの中にはこういう時、他人事のような態度をとる人もいますが、私はそういうタイプではないんですね。たぶん友人も同じだと思います。一人の不快はみんなの不快。一人の怒りはみんなの怒りです。
それで、その後私たちはどうしたのかと言うと、ご期待に添えなくて申し訳ないのですが、何もしなかったのですよ。ただ、
「ふざけるんじゃないよ。」と言って、ナプキンをテーブルの上に投げ捨てて席を立っただけなんです。まあ、情けない。でもね、この怒りを人にぶつけると言う行為は難しいことなんですよ。このことに関しては、日頃から思っていることがあって、いつか記事にしたいと思っているんです。(でも、結構派手なパーフォマンスだったかな?)
ところでこの記事を読んで、自分達が間違えたのに注意されて逆切れしただけじゃないと思われた方は、まさかいませんよね。はっきり言って違いますが、そう思われた方がいらしたら、私の表現力不足ですね。
あの大女は、食べ物をプレートに取る時から、威圧感がありました。直接
「ここから先は取らないで。」と言われているおじ様はオロオロしていました。なので、私は後ろの人に伝達したのです。その時どうして飲み物のことも言わなかったのでしょう。
「あんた達のは入り口にあるやつよ。ほら、ドアの横にひっそりと目立たないけどあるでしょう。」と言ってくだされば、私は友人達にも後ろにいる人たちにも伝えてあげたのに。
しかも、通りすがりに間違えてしまっている人を見つけたら、どうしますか。その人に言う必要があるでしょうか。じゃあ、どうすればいいのでしょうか。吐き出せとでも?
このホテルのこのお話は「イギリスの」と言う冠を付けたら、他のイギリスのホテルに気の毒です。本当は前の「シャンディ!?事件」の・・事件?・・記事の後ろに三行位で書こうかと思ったのですが、忘れたくない経験だったので書くことにしました。この出来事の私の分析と推理は、他の記事とまとめて書く予定。
やっぱり堅いですね、私の旅行記・・・(汗)