「頑張れ、勇気を出せ」と応援したところで、その先の未来を知っていると、どうも空しく感じてしまった、尚五郎青春物語。
「私にとって日本一の男。」
尚五郎には言葉の真意は、もちろん分からない。分からないゆえに苦悶するが、一途な気持ちは勇気を搾り出す。於一の父に、於一を妻にほしいと言いに行けた事は、本来なら「やったな尚五郎」と感じ、その行動は奇跡を起こしたと言う物語を生み出すが、もちろんそうはならない。グリコのおまけのようなお話。なくてもいいがあったら嬉しいおまけ。
尚五郎ばかりではなく、於一の形にならないような淡い気持ちも伝わってきた感じだった。
いつだって、青春は苦いものなのさ。だからこそ青春は麗しい。
そういえば前日の夜遅くも、私は尚五郎に勇気を出せとか、どうでもいい応援をしていたような気がする。「ロス・タイム・ライフ」だっけ。売れているなぁ、瑛太。
またも、そういえば、ジョン万次郎登場。
「自分、アメリカのプレジデントちゅうのにあったんす。マジありえねって言うか、プレジデントは入れ札で選ぶんすけどね。」
と思わず聞こえてきてしまって、マジ困っちゃう~。
こっちは金曜の深夜に、ローラースケートはいてホットドッグ売っているよね。
だけど、このドラマの初回にモリソン号のことが出てきたが、戻ることが出来なかった漂流民の音吉の事は触れられてはいなかった。
幕末と一言で乱暴に括ってしまいそうだが、確実に時代が動いていたと言う事が、ジョン万次郎登場で感じたことかも知れない。
その他ちょっと思ったこと。
いい人キャラに感じていた忠教は、ちょっと違う人かも・・・
どうでもいいけど、引っ張りすぎ。私飽きましたわ。
そんな事言いながら、全て矛盾で成り立っている私の心が
「ああ、尚五郎が可哀相だよ~、切ないよ、悲しいよ~。」と言っていたら、私にとっての日本一の男?????が
「どうでもいいだろう。お芝居なんだから。」って言っていた。
あなた、それを言ってしまったら・・・・・
<なんだか喉が痛い。薬飲んでもう寝よう。>