森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

ドラマのお話2011秋

2011-12-18 12:14:33 | テレビ・ラジオ

またも今週と来週、最終回が続きますね。

今シーズン、楽しみに見ていたのは、巷で噂の高視聴率ドラマ「家政婦のミタ」、木曜日の「DOCTORS 最強の名医」、金曜日は「11もいる」、そして日曜日は「坂の上の雲」と言った所でしょうか。もちろん「相棒」は見ています。

そこに最近「謎解きはディナーのあとで」なんてチラチラ見始めたりしています。

なんたって初回が入院中だったので、夫に「あれ馬鹿らしい。」と却下されてしまっていました。だけどその時間帯は他に見たいものもなくて、なんとなく掛かるようになってきたのですね。

面白いじゃないですか。私は好きです、あの軽すぎるノリ。
「失礼ながら、お嬢様はアホでいらっしゃいますか。」って見下すような桜井執事がいいですよね~。

だいたい夫殿は「家政婦のミタ」も気に入らなくて、危ない所でした。何が危ないんだって言われると照れますが、たびたび書いていることですが、二台あったテレビの一台が壊れた時から、そこに本箱を置いて新しいテレビを補充しなかった我が家。それを決めたのは私自身だったのです。

パソコンはひとり一台の我が家ですが、私の家ではテレビは家族で一台で良いんじゃないかなと、思っているからです。で、見たい番組は話し合いです。夜のチャンネル権は主に夫殿に渡しているようなものですが、時々強く自己主張をするのです。時々なのでほとんど通るのですが、その自己主張番組と言うのは藤原君が極稀に出るトーク番組だったりするわけなのです。後は明らかに彼の好みではないだろうなと思われるドラマ。「ミタ」もそのひとつです。

ちなみに録画機能の機械もビデオが壊れてしまった時点で買い換えませんでした。あったらもっと楽しいかもしれないとは思いますが、なくても意外に困らないからです。どうしてもと言うものは実家に電話しています。

だいたい夫殿は、「女王の教室」の時だって、最初は文句ばっかりでした。
「酷い、ありえない、苦情殺到のドラマだ。」
「いやいや、だからさ、だからこそそれに見合う秘密があるんだよ。」

「ミタ」も
「ありえない。無表情すぎる。話がめちゃくちゃだ。」
「いやいや、だからそうなったしまった秘密と、この後の展開に目が話せないんじゃない。」

って、同じ会話のような。シナリオが同じ方。ちなみに「女王の教室」の時は最終回間近にはすっかりファンだった彼なのですが、今回は微妙です。だけど夫の反応なんてどうでも良いのです。「家政婦のミタ」は次回が最終回ですね。どんな終わらせ方をするのか楽しみです。
だいたい「家政婦のミタ」はそのタイトルをつけた時点で勝ったようなものですよね。

 

同じようにタイトルだけでインパクトがあったのは「11人もいる」。
このタイトル、タイトルだけで笑えます。萩尾望都の名作「11人いる!」を知っている者で、この作品を連想しない人はいなかったと思います。

だけれど単に大家族の話なのかしらと、疑っていましたが、クドカン脚本がそんなわけありませんでしたね。いるわけのない11人目は死んでしまった前の奥さんの広末さんでした。

「11人もいる」は本当に面白かったです。今まで見たこともない神木君が画面の向こう側にイキイキしていました。こう言うのを新境地を開拓したと言うのでしょうか。クドカンに何でもやらされていたと言う感じでしたね。

今までちょっと苦手だった広末さんも、好きな女優さんに変わってしまいました。もちろん加藤清史郎君は芸達者だなぁと思いました。
巷では今ブレイク中の子役の子との引き合いに出されて、その旬の時間とか賞味期限とか言う記事を。違う所で見かけたりしたのですが、そんなことを言ってる人は、このドラマを見ていなかったのかなと思ってしまいました。CMの数なんかを言ってるのかもしれませんが、地道に行って息が長いほうがいいですよ。俳優さんなんですから。

天才と持て囃されていても、芝居パターンが同じだと本当の意味で飽きられてしまいますよ。

このドラマで一番吃驚したのは、光浦靖子さんのキャスティングだったかも知れません。凄く良いお母さん役で、お父さんの実が惚れても無理はないという感じの女性でした。今までの光浦さんのイメージとはだいぶ違うような気がします。

彼女も歳を経て、今までの「変人キャラ」を捨てて素の堅物で真面目だった自分に戻ろうとしているのかも知れませんね。これは「うちくる」と言う番組でゲストだった光浦さんを見ていてちょっと思いました。

このオハナシも最終回はどう纏めるのかなと思ったら、「普通」ではなかったところが素敵でしたね。

実の弟のヒロユキが毎回お話の纏めのような歌を作って地味に歌っていましたが、それが凄く味があって良かったのですよね。その歌を家族合唱団として、あちらこちらで歌って歩くという、なんか素晴らしかったです。ヒロユキがひとりで歌っている時には、それなりのシミジミ感があり、みんなで歌っている時には、更に歌詞に感動するものを感じました。

そして実が出版した家族写真集には、なんと幽霊であるメグミも映っていたと言うオチで終わる所も良かったですね。

 

木曜日の「DOCTORS 最強の名医」、この作品、世間的には話題になっていたか否か。
でも我が家では受けました。

単純だったかも知れないですが、何処もつまらないところなんかない。
テレ朝は、こういうドラマを作るのが上手なんですよね。このドラマも最終回だって、凄く特別じゃなくていくらでも続編が出来そうな雰囲気です。いつか作るんじゃないでしょうか。

高島弟のくせのある役、良かったですよ。こういう役がようやく板についてきましたね。

言い方がちょっと偉そうですが、彼が良い人キャラを封印してと言うほどではないけれど、時たま目の淵にシャドウを入れて悪役路線に頑張り始めたころは、違和感が凄くありました。でもそれも徐々に良くなってきたように感じたのですよね。しかも今回の役のように、本当はどこか良い人のような役はぴったりだったと思います。

 

今日は途中でリタイアしてしまった「南極大陸」の最終回。
たぶんこの物語は最後まで見届けた時に始めて、何かが見えてくるのかと思います。残念ながら途中が辛すぎてリタイアでした。今年多くの人がやむにやまれない事情で、もしくは思いがけず、愛する家族である動物たちと別れなければならなかった年でした。何故、今年このドラマだったのか、私には大きな疑問です。

それでも逞しく生き抜いた犬たちの事を伝えたかったのでしょうか。

私にはこの企画が良く分かりません。

「もはや日本は戦後ではない。」

そんな男たちの頑張りの物語だと思ってみ始めました。だけど原作が「タロ・ジロの真実」・・・

言ってはなんだけれどがっかりしました。

視聴率がどんどん下がってしまったのは、キムタクのせいばかりではないと思います。

それでも最終回ぐらいは見ようかなと思ったら、1時間半のスペシャルで夫からクレームが入りました。彼が見ているWOWOWの「造花の蜜」も今日が最終回。重なってしまうので見られそうもありません。ちなみに「造花の蜜」は時々見ていますが、こちらは結構面白いです。

でも今日一番楽しみなのは、もちろん「坂の上の雲」ですよ~。

いっぱい心が動きすぎて、感想なんて気合を入れないと書けません。

ただこの大河ドラマを子供たちには見て貰いたいなと言う事と、こんなシナリオが書ける人が何故死んでしまったのだろうと残念だと、毎回思ってみています。

今日も楽しみです。

 

コメント (4)
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