森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

別れの珈琲

2016-08-20 02:02:48 | 物と私と片付けと掃除

ゴメンね。

今までありがとう。

あなたに何の落ち度もないけれど、色褪せてしまったあなたとはお別れすることにしたのです。

だってあなたを見ていても、ずっとそばにいたんだと言う愛着の愛はあっても、ときめかないんだもの。

ううん。

本当はなんにでも未練がましい私だもの。お別れなんかしたくないんだよ。

でも勇気を出して「さよなら」を告げるの。

この先の人生を丁寧に生きるためにね。

結婚した時から、ずっとそばにいてくれたのに・・・・

ゴメンね。

さようなら。

最後に、別れの珈琲を飲むよ。

 

 

と、言うわけで、最後に珈琲を頂いてから、そのカップとお別れしたのです。

えっ!?

お別れするのは夫とかじゃないですよ・・・  ^^

 

 

コーヒーカップも湯呑もペアで買うことが多いじゃないですか。

それなのになんでか夫のものからいつも割れて、その片割ればっかり残ってしまう事が多い我が家です。

あっ、別に私が夫婦げんかの後に、エイッって投げつけているからじゃないですからね、あしからず

 

このコーヒーカップは結婚したばかりの頃に買って、夫のは黒で両方とも金色のます目のデザインだったのです。今でも夫のカップの事は覚えていますが、記憶の中のそれは、真っ黒で金のラインも綺麗なまま割れちゃったのです。

私のはこんなに色褪せてしまったと言うのに。

 

先日実家に帰った時に、親の家から箱に入ったままの使っていない食器を少々頂いてきました。

それで前からやりないなと思っていた食器戸棚の中を整理しました。

時々整理しては使わなかった物の処分をしています。

 

好きな物や思い出深いものだと、少々欠けても使い続けてしまう私なので、今回はそう言ったものは出来るだけ容赦なく処分しました。

会社と湯呑って何気にセットじゃないですか。お仕事に着くと、朝のお茶の時間があったりで湯呑を持っていくとか、そう言う会社も、まだあるんじゃないかしら。それとも今は、たいていは使い捨てのカップ&ホルダーでしょうか。

お仕事を止めて10年以上たっても、我が家に戻って来て使い続けた湯呑。今年になって欠けてしまったので、こちらも最後にお茶を頂いてからお別れしました。

 

何もこんな風にイチイチ別れを言って写真を撮っているわけではないですよ。もう、そんな事をしていたら疲れ果ててしまいます。

 

テーブルの上に何も欠けてもいないし、色褪せてもいないけれど、とにかく使わなくなってしまった鍋の時用の小鉢や、プラスチックで出来た貝の形のお皿などを置いておいたんです。

その時丁度友人でもあるダスキンさんがモップ交換にやって来ました。

 

しばしのお茶タイム&おしゃべり。

お孫ちゃんがたくさんいらっしゃるのでプラスチックの貝のお皿はイイナと思ってくださったみたいで、それと小鉢も持っていってくれました。

ついでにこれも。

 

 4つもあったので半分こです。私はベランダで使おうかと思っています。

 

今も頻繁に使っていて、何も欠けていないお皿も三枚捨てる事にしました。

その理由は・・・

私はこの時、あの本の事を思い出しました。

 

人生がときめく片づけの魔法
近藤麻理恵
サンマーク出版

今、この本の感想はナシですが、要不要の基準が「ときめく」と言うのは、目から鱗の方も多いようですが、私にはちょっとなと感じていたのです。でも今回初めて、なるほどと思いました。

 

物を残す基準は、使っているかいないかばかりではないのですね。

入って来たものの二倍は処分したので、食器戸棚の中は快適な状態になったと思います。

 

キッチンのモノ減らしは、しばらく続けようと思います。

 

 

コメント (2)
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