記事には関係のない事ですが、新しい靴をちょっと近くまでだからと素足ではいたら、皮がベロリンと剥けてチョー悲惨な状態に。
皮がむけてむき出しの真っ赤な皮膚…って書いたら
「気持ちの悪い事を言うな。」って叱られそうだけれど、このドラマに耐えられた人なら、どうってことないよねって思います。
最終回まで本当にこれはやってくれましたよね。
このドラマについては、一回だけ感想を書きました。→ここです「16th/17th」の真ん中変に書いてあります。
シリアルキラーや異常犯罪ものが好きな私でも、その限界を超えた気持の悪さを持っていたこのドラマでした。
何処が気持ちが悪かったかと言うと殺し方なのですが、過去にも私の限界を超えた気持ち悪いと言う犯罪者がいました。映画ですがその犯罪には「ゲーっ」って思うのだけれど、なんでだかその犯人のハンニバル・レクターは好きなのですよね(^_^;)
そんなに気持ち悪いと思うなら見なきゃ良いわけで、途中は気持ちを抜いた回が数回あったと思います。言うなれば途中で寝てしまったか、チラ見だったかと言う所なのですが、それでも最終回まで見たのは、ヒロインの行く末を見届けなければ、その気持ち悪さのムカムカが納まらないと思ったからだったのです。
そして最終回までやってくれたと言ったのは、やっぱりその殺人の仕方。
生きたまま火をつけてと言うシーンは今までもあったと思います。でも佐藤都夜は、スタンガンでまだ体がしびれたままで身動きが出来なかったのですよね。動かない体が思わず動く…うにょってさ…やっぱりゲーッて思いますよ。トラウマになるレベルの恐ろしさです。佐々木希さん、頑張ってましたよね!
いや、燃えているシーンまで演じてたわけじゃないですが、異常な犯罪者の役をっていう意味ですよ。
中島先生が「羊たちの沈黙」のレクター博士みたいになってしまったのも、このドラマは原作物であっても、あっちの世界こっちの世界と言う言葉で言うならば、あっちの世界を「ハンニバル」レベルで狙っていたのかと思いました。
そして見所はやっぱり、この物語のかなり早い段階から
「これがテーマですよ。」と提示されていた、比奈子があっちの世界に行くかこっちの世界に留まるかだったと思います。
意外とね・・・・物語自体にはひねりがなかったのよね。
見せ場の工場の火事の中のクライマックスでも、ヒロインは無策なんだもの。
いや、ずっと毎回無策。いつもギリギリのところで仲間に助けられて、正当防衛と言う名目の殺人も犯さなくて済んできたし、最終回までもギリギリのところで仲間に助けられて終わりです。実はそこもこのドラマの狙いのような気もします。
いつだって人はひとりじゃないし、人として真っ直ぐに生きていくには誰かの温もりや愛があれば良いんだとか言う・・・・・
じゃあ、犯人さんたちはみんな・・・・・・(/_;)
ここまで書いて、脳内再生をさせて思ったのだけれど、気持ち悪いだけで面白くなかったかも…このドラマ。やっぱし。
でもメイドカフェの西連地店長と鑑識の三木カップルは好きだったし、切れまくりの東海林先輩はウザかったけれど演じている横山さんは好きな人だし、中島先生は最初から怪しいと思いつつ好きなキャラだったし、要潤は何をやってもどんな役でもいつも好き。と言うことで何の問題もなかったような気がします。
最後に「気持ち悪い」と言う言葉を封印して、あと少し感想を書きます。
このドラマを見ていて、小栗旬主演の「BORDER」と言うドラマを連想した方はいませんでしたか。←そのドラマの感想はタイトルでリンクしています。
あれはあの世とこの世のボーダーの話かと思ったら、最終回でこのドラマと同じくあっちの世界とこっちの世界のボーダーだった事が分かるのです。あのラストは賛否に分かれ盛り上がったように思います。だけれど、あれはあの最終回があってのあの物語だったと思います。
このドラマは、あのドラマが最後に出してきたドラマの本テーマを前面に出して物語を展開させていたわけなのですよね。
事件が終わってドラマの本筋も終わって、そして眠りの中で永久が出てきます。
夢の中で彼女を刺殺してしまうのか否か。
彼女は思いとどまり彼女に手錠をかけるのです。
そして光の中に去って行くー。
このラスト、私の中の95%が本当にホッとして良かったなあと思いました。
波留さんにはこういうラストで良いんじゃないかと思うんです。
だけど残りの5%の私は「あっ、そう。」と残念にも思ったのですよ。
永久を刺殺して、比奈子の顔に笑ったのか笑ってないかのような微笑が浮かぶ・・・・・。
もしくは
ほんのちょっと刺してしまい永久が真っ赤に染まっていき、比奈子の悲鳴がずっと続いて終わる・・・・・。
そんな終わり方も、こんなジャンルのドラマだったら「アリ」だったんじゃないかな~って、実はちょっとだけ思ってしまったのでした。
でも95%の私はこの終わり方で満足し、もう『終了~!!!』
と、思ったのです。
悲鳴で終わったら、続編希望になったかも。
あっ、そう言えば、波留さんには「「おそろし」の続編を是非やってもらいたいなあ、私。
※ 追記:BPOからコメントが出て話題になっていたんですね。→ここ
ドラマって「見ない」と言う自由は視聴者にあるわけだから、ウーム・・・・って、ちょっとだけ思う、私。