森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「デスノート Light up the NEW world」を観てきました。

2016-11-04 09:27:50 | 映画

11月1日に観てきました。

これ、見た人のレビューの「馬鹿な人たちが全力で頭脳戦をしようとしている映画」と言う言葉がツイッターを席捲していて、逆に楽しみ度が増したかも。

確かに頭脳戦と言うのではなかったかも知れません。だけど6冊のノートとかでマツケンの「どんだけ増えるんだ。」発言もあったけれど、それをどのように描くのかという興味もあったし、なんたって次の時代を担うであろう若手三人をどのように使いこなすのか(言葉が悪いが)も見どころだと思います。

だいたい物語と言うのは、その人が「天才である。」と設定したらもう天才なわけで、壁一面に数式書かれて、この式はと解説されてもこっちがわかるわけがないのであって、まあ、何が言いたいのかと言うと、驚くべき頭脳戦がなくても、映画自体が面白ければそれでいいじゃんって私は思うのですよね。

凄く面白かったです。

先日、少々の不満を感じつつそれでも暖かい目で感想を書いた「インフェルノ」と比較する必要なんかはまったくないのですが、映画館でついつい思わずしちゃったんですよね、その比較。

自分の気持ちに正直になって言うと、「インフェルノ」よりも倍は楽しかったです。(注:kiriy内比較)

 

しかし死神だなんて荒唐無稽な話を描きながらも「デスノート the Last name」は傑作だったんだなあとしみじみ思いました。これはこの作品と比較してと言う意味ではなく、この作品の中にもそのオマージュが感じられたからです。

 

だけどこの映画の感想、なんでだか凄く書きづらいです。

たぶん映画自体の感想よりもキャストさんたちへの感想の方が多いような気がするからかもしれません。

とにかくこの映画、娯楽作品としては十分楽しめますよ。

 

そう言えば同じ娯楽作品だとしても、「デスノート the Last name」は、ものすごく泣いたんだった。

ヤッパ、あれは傑作だったのよね。

 

その時主役だった夜神月さんは今回も十分に楽しませてくれますよ♪

この夜神月さん、10年前と全く違和感ないのが、本当に凄いと思いました。

さん付けってなんだってな所ですが、真夜中テンションで書いていると、そうなってしまうのかも。

新作公開のお知らせが入った時、藤原竜也の夜神月は過去映像で使われるぐらいはあるかなと期待なんかしたのですが、かなり重要な役どころであり、ばっちりと新しく撮られたものでの出演が嬉しい限りでしたね。

 

と言うわけで以下は少々のネタバレ感想です。

 

  

始まり方がホラーっぽかったですよね。なかなか楽しい始まり方だなと思いました。だいたい出だしが丁寧に作られている映画は期待しても良いものが多いような気がします。

で、その次は東京で狂気の無差別殺人。

このシーンで、今度のデスノートの所有者はあまり物事を深く考えない人にももたらされちゃうのだなと分かるのですが、この最初の彼女の死亡シーンでは、謎が残りませんでしたか。

誰が一体彼女の名前を書き込んだのか・・・。

誰 ?

最初はテロリストの紫苑優輝かなと思い込んでいたのですが、でもこの時彼は所有者ではないわけで・・・・・。

 

あれは三島がすべてを書き込んでから所有権を放棄していたと理解して良いのでしょうか。それとも、エンドクレジットの夜神月さんの一言で、もしかしたらあれは・・・・
なんて思ってしまいますよね。

続編もありかなって思うのですが、竜崎や紫苑優輝は死んでしまっているのでどうなのかって思う所です。

 

私的嫌いで退屈な所は、銃を持った皆さんが制圧にいらっしゃるところ。こういう時に銃で突入してくるわけがないじゃない。それに、

「デスノートを政府が所望した。」

これも、何をいまさらって思ってしまいました。こんなのさ、リアル…いやあり得ない話だけれど、敢えてリアルであったら、一番先に所望されっちゃいますよね。

だって隣のバカ、ミサイルなんか打ってんじゃないよ!!

と思ったら、サクッとね。

10年前にも

「デスノートが本当に有ったら、政府の要人は毎日震えちゃうな。」と私が言ったら、

「いや、試し書きの段階で世界のトップが入れ替わるだろう、これ。」とラッタさんが言って、なるほどと思いました。だから、そこには触れないのが「デスノート」の世界観のルールだと思っていたのですが。

 

好きなシーン。

シーンではありませんが、死神アーマ。死神なのに死亡フラグが立ちっぱなし。綺麗な死神で好きだったので、ああヤッパしと思っても悲しく感じました。

ずっといい人キャラの松田。この人を「デスノート」関連部署に置いておくのは危険ですよね。他の人はそれなりの配慮で人選されているのに松田だけ危険にさらされているわけでしょ。あんな最後で可哀想に感じました。

そしてミサミサ。

弥海砂紫苑優輝の過去は意外と被る。

大人になった彼女には、後悔の気持ちも含めていろんな想いがあったのかもしれません。だから彼女はあの最後の選択をしたのだと思います。それなのに紫苑に手を貸したのは、同じ境遇の彼に家族のような想いを抱いたのでしょうか。

可愛らしくて微塵も夜神月を疑うことの無かった弥海砂。美しい大人になった彼女は最後まで夜神月を想って死んでいきました。

とても切なく感じました。


数日たって感想を書くと、あまり心に残っているものは無いと言う娯楽作品の王道と言う感じなのですが、今が旬の若手俳優祭り、やっぱり面白かったと思います。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする