「まったく無理をしない「四万温泉旅行記」その1」の続きです。
東京八重洲通りから高速バスで四万温泉にやって来た私たちは、グランドホテルの「ふろれすた」でランチ後、タクシー観光で滝などを周ったのです。
そして一番来たかった「奥四万湖」にやって来ました。
見たかったのはこの水の色なんです。
まるで絵の具を水に溶かして…という言葉がぴったりな奥四万湖の水の色。
タクシーの運転手さんが言うには、水量がもっといつも通りに豊かにあったら、まさにそれなんだと言いました。
でも私は「いつも」を知りません。
この青で満足です。
高さがあるので、ブルブルと震えながら柵の隙間から撮りました。
あっ、そうそう。これは前の記事で遠くから見たダムの上から撮っていたのです。
高さに慣れた頃に、撮った画像です。
そのダム湖の反対側。
咲く近くに車を止めるものだから、高い所が苦手な私は、最初は思わずへっぴり腰になってしまいましたよ。
そしてダム。
私、思ったのですが、映画で時々、このようなダムの斜面を滑り降りて逃げていくシーンってあるじゃないですか。
「逃亡者」とか。
絶対に無理じゃないかって思いましたよ。
「水量が多いから助かったんじゃない?」と姉などは言いますが、やっぱり下に叩きつけられて終わりじゃないかなと感じました。
しかし、寒いながらお天気で良かったなあ。
本当はちょっとだけ雨がパラパラって来たのです。でも何の心配もなくて良かったです。
そしてタクシー観光、最後の場所は「甌穴」。
この時、母はもう疲れてしまって、車に残ってるなどと言いました。
でもこれで終わりだからと言うと、しぶしぶ降りてきました。
たいして周ってないし、それにずっと車で楽だったはずなのになあと思いましたが、それでも母にギリギリだったようです。本当に体力がなくなってしまったのね。
だけど車を降りると、テントの中で漬物やら豆などを売っているお店のおじさんが
「最後だから買っていって~!! 」と大きな声をかけてきました。
「後でね~ !! 後から来るからね~ !」と大きな声で応えたのは母でした。
そう言う母を見ると、私はホッとします。
上から見た「甌穴」です。
綺麗です♪
母には、ここまでです。
私たちはちょっと下まで降りてみました。
上から降り注いでいるのは「光」です。
人の立っているところまで行ってみたかったですが、ちょっと時間が迫ってきました。時間をオーバーしても悪いので、私たちもここまでです。
水辺に光が入ると、思わぬ効果が出て不気味になったり幻想的になったりしますよね。
不気味ってなんだってね^^;
駐車場に戻ると、テントのお店のおじさんが店じまいしていました。
そして
「さっきお母さんに買ってもらったよー、ありがとうね~ !!」と、やはり大きな声で声をかけてきたのです。
ちゃんと母は母で楽しんでいたのです。
ここでタクシー観光は終了で、「柏屋」という旅館に送ってもらいました。
さー、ホテルで温泉三昧のんびりしましょう・・・・って、私はしませんよ。
もちろんのんびりはしますよ。でもそれは、もっと後でね。
と言うわけで、次回はお散歩日記とゴージャスな夕食のお話です。