☆ 「まったく無理をしない「四万温泉旅行記」その4」の続きです。
二日目のメインイベントは、この温泉街にある有名な老舗旅館である「積善館」に訪れる事でした。
第一、この「四万温泉」に来ることにしたのは、テレビで姉がここの旅館の特集か何かを見ていて、その赤い橋やもろもろなどが「千と千尋の神隠し」のモデルになっているなどと見て、いつかここに来たいと言ったからだったのです。
「いつか」ではなく今行きましょうと言う事で、この「四万温泉」を選んだのでした。
因みに最初の候補地は仙台でした。そして翌日には松島の方に周って島めぐりをして帰って来ると言うもの。
確かに仙台までは新幹線で行けるし早いような気もします。でもその後の観光などの乗り降りなどを考えると、老いた人と体力のない人を連れてくるには、バス&タクシーで終わったこの旅行は、ほんとうに良かったと思いました。
ところが昨日妹などとみんなでライン電話をしていた時に、妹がさりげなく
「バスは疲れるから、もう止めようね。」などと上から目線で言うじゃないですか。
「おととい来やがれ !!」って、アチキは思ったね。
報われないお仕事でございますよ、まったく。プンスカ。。。
その何もしないで文句言う人も大満足したと言う「積善館」。
コスプレヤーでもある姪も、ここを訪れると知ってテンションマックスでした。
やっぱりみんなが喜ぶのって嬉しいですよね。
下の画像二枚は、ちょっとだけ画像編集しましたが、その姪が撮ったものなんです。
人が写りこんでしまいましたが、一人だけと言うのはかなり優秀だったと思います。私たちが訪れた時、ちょうど団体の観光客が訪れた所だったのです。入口などは人で溢れていました。この老舗の旅館は、観光地巡りのその一つに含まれているみたいです。
橋の手前。
橋を渡って振り向くと・・・。
なるほど~。「千と千尋」のあそこだな。
橋の上から。
この下の簾がかかっているところがお風呂なんです。
そう。
二日目の一番のイベントは、この「積善館」の「日帰り入浴」を体験する事だったのです。
ここの「元禄の湯」は、相当歴史があります。
下の画像は、流石に写真撮影は出来ませんから、HPからお借りしました。凄く小さい部屋に入る「蒸し風呂」もあります。
この旅行記は、ちょっとだけ詳しくお値段も入れています。この日帰り入浴料金は1200円です。この料金で、下の資料室の見学も出来ます。
この下の画像1枚も姪の写したものですが、障子が閉まって誰もいないと感じが違いますね。
資料室の奥の部屋。こういう部屋などは、私なんかは普通の昔の家の部屋に感じます。だけど普通の家に床の間とか木の天井とかを知らない世代だと、十分に「昔の資料」 に感じるのかもしれませんね。
浴場の外にはこのような所もあります。温泉を飲む事が出来る場所は、あちらこちらにありました。
飲むポーズをしてパチリ。ポーズだけです。この柄杓では飲みません。
ちょっとアチチの温度でした。
奥様、髪が乱れてますわよ。
おふろ上がりですからね。
顔も乱れて・・・
それはどうにもなりません。
持ってる資料集も乱れて・・・
と言う、この資料集は、この本館見学をすると旅館が貸し出してくれるものなんです。
plus300円で本館見学が出来ます。
せっかく来たのですからしますよ、見学。
ちょっとノスタルジックな階段を上って二階に行きました。
この窓から見た風景。
昔は、この部屋への移動はこの外階段を使ったのだとか。
見づらいと思いますが、今ではそこに通じる場所は立ち入り禁止です。閉じてある窓にへばりついて取りました。
閉じられた場所と言うのは、なんとなくロマンがありますよね。
ロマンと言ったら、どこかに通じていると言うのにも感じるのかもしれません。
誰も写さないようなこんな場所とかも。
またはこんな所にも。
ここを抜けていくと、
こんな川の風景に。
上の上の長い通路の傍らは、こんな庭。
この庭に私はちょっとトキメキました。またも写真を撮り忘れてしまったのですが、木戸なんかもあって、別にここが「千と千尋の神隠し」のモデルになっているとかは言われてないわけですが、なんかこの場所にそのようなイメージを感じてしまったんです。
向うに垣間見えるのはレトロな建物も良いじゃないでしか。
そしてその庭の裏手に行くと、さっきの通路は後ろの建物に通じているものだったことが分かります。
人は過去には戻れません。だからこんな風な過去を感じさせるものに通じていると言うものに、心ときめくのかもしれませんね。
そして、そこにはロマンと言うものも感じるのかもしれません。
本館二階通路の「浪漫のトンネル」です。
この長いトンネルを抜けると、いったいどこに行けるのだろうかー。
過去か未来か、あるいは異次元かー。
何とはなしに、みんな良い顔していたよね。
「積善館ミニツアー」は楽しかったです。
そこを満足して立ち去った私たちは、温泉街のレトロなゲームセンターでほんのちょっとだけ遊んで、
その街の外れに来ました。
最後の川の流れを惜しんでから、お蕎麦屋さんでランチ。帰りの東京行きのバスに乗り込んだのでした。
最後のお蕎麦屋さんで頂いたご当地サイダーです。
13時45分のバスに乗り、東京駅には17時ごろ着きました。
家に帰ってマンションの階段から空を見上げると、真っ赤な夕焼けが。
ああ、楽しい二日間だったな。幸せな時間だったな。
そんな想いがこみ上げてきました。
ただいま~。
「まったく無理をしない『四万温泉旅行記』」もこれにて終了です。
今まで読んでくださって、ありがとうございました。