韓国ドラマ視聴者新人としては、俳優さんの誰々繋がりで次の作品を選んでいます。
この作品も・・・・・・。
だけどそれは古い作品と言えども、かなりのネタバレ部分になるので後から書きますね。
ただサスペンスや刑事ものに関しては、そんなには新人とは言い切れないものがあるかもしれません。ドラマはほとんど見ていなかったのですが、映画などは韓国のサスペンスなどはむしろ好きで好んで見ていました。だから藤原竜也主演の「22年目の告白」の、元の韓国版も(残念ながら)知っていたのです。
このドラマも唐沢寿明主演でリメイクされました。
夫が見ていたので、リビングで映像は流れていて、そうなると意識せずともストーリーなど入ってきてしまうわけですが、席を立ったり転寝タイムにしたりで積極的には見てはいなかったのです。
なぜなら1話目があまりにも残酷だったからなのですが、この元の韓国版を見ると、そうとう忠実にリメイクしたことが分かりました。
日本版ではダメなものが韓国版では平気とはどういう事だろうかと、自分でも不思議に思うのですが、意外とそう言う人も多いらしく、それは少々の距離を感じているからなのかもと推理しています。その距離の中には、「違う国の道徳心からなる」と言うのもあるからかも知れません。シリアルキラーやサイコパスの物語はサスペンス的には面白く、好んで見る方ですが、ただ刑事が確保の為に鉄拳が繰り出すのは必然であっても、確保した後に自分の中の怒りの発露として拳が繰り出してしまうシーンは、日本のドラマでは決して許されない事で、私の中では見るに堪えないシーンなのです。
そんなシーンが日本のドラマであると思わず舌打ちを打ちたくなりますが、海外ドラマだとよその国の文化にまで文句をつける事もあるまいと、自分の中の道徳心なるものに薄い蓋がされるのです。
だからなのか、日本版にリメイクされるとき、日本人好みに合うようにちょっとソフトに直されている物もあるかと思います。
このリメイク版の「ボイス」もそうだったのではないかと思いました。
唐沢版のストーリーはテレビが付いてたものですから、勝手には頭に入って来ていて、それがだんだんと面白くなってきていたので、最終回はしっかり見たのです。それでも衝撃的なラストではあったと思います。
ただ、この韓国版も同じかと思っていたらトンでもありませんでした。
やっぱり道徳心なるものに薄い蓋をしてしまうと、韓国ドラマまたは映画のサスペンスは本当に面白いなとしみじみと思ってしまいました。
以下は短い簡単なネタバレ感想です。サスペンスなので一応犯人などの事は以下に書いたのですが、今HPやネット検索で確認したら、ネタバレ感想に入れる事はなかったかなと言う感じでした。('◇')ゞ
それでも、一応ね・・・・(^_^;)
これから初めて見られる方もいらっしゃるかもしれませんから。GYAO(28日まで)またはamazon praimu で見る事が出来ます。
またドラマは16話ありますので、その内容の感想はほとんどありません。
「コーヒープリンス1号店」にクールな雰囲気で出ていた日本人ソンギの役のキム・ジェウク繋がりで、この作品を選びました。
もちろん彼はサイコパスでありシリアルキラーのモ・テグ役です。
美しき殺人者の役が、凄く嵌っていました。ファンの方には、この言葉は褒め言葉になるのかとちょっと考えてしまいますが、やはりこういうドラマは、敵になるものがメチャクチャ強かったり権力を持っていたりと、最強であり魅力がないと面白くないのですよね。その使命をキム・ジェウクはばっちりと果たしていましたね。
そして最終回のモ・テグの最後には驚かされました。
父のギボムが確かに諸悪の根源であったかと思います。日本版では彼が息子を刺殺して自殺します。だけど韓国版では先に自分だけ自殺をしてしまうのです。
かくしてモ・テグは捕まり、精神病院に入院しています。ところがそこで他の患者たちにめった刺しにされ、そしてとどめをそこの医師に、テグと同じような手口であるハンマーで殴り殺されてしまうのです。患者たちは、その医師に操られていただけのようです。サイコパスはサイコパスの手によって殺されてしまうと言う衝撃のラストでした。
なんだか他のシーンが、しばらくの間、記憶が薄れてしまうほどの驚きがありました。
そしてモ・テグが死んだことを、センター長もチーム長も後から知り、その医師のその後は語られないのですよ。
そしてその他の事は大団円なのに、なんだか怖いな~と言う感情が心の中に滑り込んで終わるのです。
そんなところがやっぱり、面白いなと感じさせる一因なのですね、きっと。
で、次は何を見ようかなと思っていたのですが、なんと「ボイス2」があるみたいなので、チャン・ヒョクは出ないみたいなのですが、それを見ようかなと思っています。
関連記事
※ このドラマを見ている途中で伊勢谷友介の逮捕がありました。
彼は日本版のモ・テグにあたる役で、とっても良かったのですよ。私は彼を「キャシャーン」で知ってからずっと好きな俳優さんでした。だから「ばっきゃろー !!」と思っています。