先日星子さんとランチした時に、向日葵の記事(なつとなかよし2020《向日葵は元気色》)をこのブログに書いた時に、頂いた切り抜きがさっそく役に立ったことを伝えました。すると、彼女はさらに新情報をくれたのです。
それが、今なら、ゴッホのひまわりを2点同時に見る事が出来ると言うもの。
「2点同時」と言われると、凄く素敵で特別な物に感じませんか。
美術館をはしごしてそれらを見るー。
面白いなぁと思いました。
だけど星子さんが言いました。
「でも今は、日付限定もしくはさらに時間指定のチケットを買わなくちゃいけないわけで、それを考えると考えただけで萎える。」
私も
「ねっー !」と相槌をうって終わりです。
家に帰ったら、その事を忘れてしまったのです。いつもならすぐに検索を入れる所なのに・・・・。
だけど翌日、ちょっと用があって、バイトの帰りに星子さんの家に寄りました。その時にも、この話が出ました。
「どうする?」と言うような打合せのような話ではありません。
ずっと普通にやっていた事を、今年はまったくやらなくなっています。そうすると、それを再びやろうとすると、なんとなくハードルが高くなってしまっていることに気が付いたと言う話です。
東京と言う場所は、多くの人が通勤しまた暮らしている土地なので、「東京」が怖いと言うのはまったく失礼な話だと思います。ただ、別に不急の者がそこに行って何か行動を起こしているのは、どうなのかみたいな気持ちになってしまうのは5月6月以降からの、心の習慣だと思います。またgo to キャンペーンの時も来るな、行くなだったと思うので、単に臆病風に吹かれているわけではないのですよね。
ひとつ前のお芝居情報の記事でも、理由は日程だったり姉妹への想いだったりなのですが、その気持ちの中に、やはり「既に高くなってしまったハードル」と言うものが、やはり存在しているのだと私は感じてはいるのです。
またそんな迷いのような気持ちがあるのに、そこまで絵画が見たいのかと私は思いました。
はっきり言って、心の中の私は布団の上でゴロゴロしながら
「もうそんなもん、どうでもどーでも良いから。」とか言っているような気さえしたのです。
死ぬまでにどれだけの本物を見る事が出来るかは、私の私に課した挑戦でもあったわけですが、気持ちの中で「本当は絵なんか見ることなんか好きじゃないんじゃない ?」などと、呟いている自分がいる始末。
迷走するってこういう事なんですね。
私はいったい何がしたくて、どこに向かっているのだろう・・・・・・となってしまっている自分がいるのです。
何が好きで、何をして生きて生きたいのか、ちょっと考える時期が来ているのかもしれません。
と、ここでこの記事を止めても良いのですが、上記のように考えていたら、頭の中が整理できて来たのか、ムクムクと好奇心が沸き起こってきました。確か2点のゴッホって、こことここだなと検索してみました。
ひとつは「国立西洋美術館」で開催中の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」。会期変更があって10月18日まで開催されています。
もう一つは「SOMPO美術館」。この美術館がコレクションとしてゴッホの「ひまわり」を所蔵しているのでしょ。ところが、HPを開いたら・・・・
《SOMPO美術館は、2020年10月6日から12月27日まで開催を予定しておりました「ゴッホと静物画―伝統から革新へ」につきまして、開幕を目指し調整を続けておりましたが、国内外の新型コロナウイルスの影響のため、一部作品の輸送の目途が立たないことから、本年の開催は困難と判断し、展覧会の中止を決定いたしました。》と言うお知らせが載っていたのです。
この美術館は常設展が無いので、2点のゴッホをはしごしてみると言う私たちの企画(最初から企画倒れになっていましたが)は終了してしまいました。
ああ。早く普通の生活が来ないかな~ ・・・・・。
と、ここで、今度は「西洋美術館」のHPの片隅にこんな言葉が載っているのが目に付きました。
《< 休館日 >
毎週月曜日および年末年始(12月28日-翌年1月1日)
全館休館:
2020年10月19日(月)~2022年 春(予定)》
ええええ~!!!!
いや、知っていた方は別にここまで驚かないと思うのですが、ぼんやりと生きている私はたった今知ったものですから、ちょっと驚きも大きいです。過去にも修復工事のために2年間クローズしていた時期もあるわけですから、今回もそう言った理由なのかと思います。
だけどちょっとだけ、気持ちがザワザワしますね^^