「芸術新潮」は好きな雑誌で、時々バックナンバーでも気に入る特集があると、遅れてでも買ったりなんかしています。
この8月号表紙に「現地を体感 ! 保存版」と書いてありますが、本当に手元に置いておきたい一冊だったと思います。
この本は実は図書館で見つけて、延長二回で借りられるギリギリまでお借りしました。
明日泣く泣く返しに行きます。
「芸術新潮」は元々は1500円で買えるものですが、後からバッグナンバーを買おうと思うと、その特集の人気度によって定価が変わるようです。この号は定価が跳ね上がっていて、やはり世間の評価も高いようです。
コロナ禍で海外旅行もままならぬ今、いつか行ける日の為に、保存版としての旅の特集で見ごたえ十分です。
いくつもの魅力ある場所と絵が紹介されていますが、その中で私が一番心に残ったのは、フランス北西部にある「アンジェ城タピスリー美術館」の超巨大タピスリー「アンジェの黙示録」です。
ルイ1世はタピスリーの抜きんでたコレクターだったそうです。ルイ1世亡き後、アンジェの大聖堂に寄贈されたものの、フランス革命期には果樹を守る防寒具として風雨にさらされていた事もあったとか。そして、1840年代、司教館に死蔵してあったものが再発見され注文主の居城に戻って来たのでした。
パリ・モンパルナス駅からTGVで100分、アンジェ駅から徒歩10分。
ああ、行ってみたいなぁ~♪
またパリ郊外には、藤田嗣治が晩年過ごした「メゾン・アトリエ・フジタ」があるのです。あと、パリに行ったら「オランジュリー美術館」にも行かなくちゃ。
やっぱり、いつか行ってみたいなぁ~、フランス♬
今ここに私が書きこんだものは、この雑誌の2パーセントぐらいにすぎないと思います。どのページにも情報がぎっしりです。
対談も原田マハ×宮下規久朗の「人生を変えたアートの旅」と面白く、また「新型ウイルスと美術の現場」と興味深いものでした。
さながら「美術新潮」の回し者になってしまったかのような記事ですが、良い本に出合えたと嬉しく思ったものですから♡
やっぱりイタリアとフランスに行ったら美術館巡りはしたいもの。
だけど今の私は、と言うか、我が家はテレビが壊れ猫が病気になり夫婦二人は慢性の病気で医療費貧乏。
それでも夢を見るのは、自由なのですよね。
素敵な企画だったと思います。
・・・
以下はどんなに凄いなと思っても、この先の人生で絶対に行かないと思われる場所の、メモです。
ベツレヘム「ザ・ウォールド・オフ・ホテル」のバンクシ―。
エルサレム「ハダッサ医療センター・シナゴーク」のシャガールのステンドグラス。