かねてより「室の八嶋」に行ってみたいと思っていました。
何故かと言えば、それは「奥の細道」に出てくる場所だからです。そして計画ばかり立てていたそのお出掛けを、とうとう11月13日に実行しました。
なぜ頑張って実行したかと言えば、やっぱりそこは
「順・番」
と言うものは大事でしょうということからです。
そりゃ、チャンスがあったからずっとすっ飛ばして、かなり前に「山寺」には行ってしまいましたよ。
だけどそんなにあちらこちらを旅行など出来まいと思っているので、とりあえずの私のやってみたい事リストに入っているのは「『奥の細道』の入口付近をウロウロしたい。」と言うだいぶ地味なものなんですよ。山寺の後は、その計画通りの事をチマチマやっていました。「千住大橋」に行ったり「草加松原」を歩いたり、「粕壁」のまったく観光地ではないお寺を見に行ったり・・・・・。
だけど先日、やっぱりずっと行きたかった「裏見の滝」に行ってしまっては、やはりこの「室の八嶋」には行かねばならぬと言う気持ちにもなるってものでしょう。
「室の八嶋」は「大神神社」内にあります。
その「大神神社」は東武宇都宮線の「野州大塚駅」下車、徒歩15分の所にあるのです。
「野州大塚駅」は無人駅。
私の住んでいる所だって、裏に果樹園があるようなカントリーなのですが、やっぱり無人駅と言うものは程遠く、なんだか旅に来た感が徐々に湧き、気持ちが盛り上がってまいりました。
だけど途中は田舎道と言うわけでもなく、新興住宅街の中を歩き、さして面白いとは思われない道を歩き、だけど着きました !!! ♡♡♡
来たかった場所に来たんだと思うと、なんだかチョー嬉しい私。
「流石、栃木ね。大谷石だわ。」と星子さんが言いました。
そうなんです。今回の相棒も星子さん。
私たちはこの後、栃木に戻り大平山に行ったのですが、そう言う場所に一緒に行けるお友達が、もう私には他には居ないような気がするのです。
家に居るお連れ合いに遠慮して、せいぜい出掛けるのはたまのランチだけの人もいるし、ババ活動をしているので子供たちの帰ってくる時間までが自由時間の人もいるし、たまになんだからそう言う部分をクリアできても、肝心の自分の体がハイキングには無理になっているとか・・・・。
世の中には体も丈夫でお金もあって、自由な行動に夫の理解がある人もたくさんいると思います。
だけど徐々に、そう言う人と巡り会っていくことが難しくなってきた年代なのかも知れません。
たった一人であっても、そう言うお友達がいる事は素晴らしい事なんだと私は思います。
それに「大平山」は「いいね」と言っていただけても、「その前に『室の八嶋』にも行きたいんだけれど。」と言って、「OK」と言っていただける人は、そうそうはいないような気がします。
「室の八嶋」の説明は、立て看板がいろいろあったので、それをアップして手抜きをしたいと思います(笑)
以下は、その風景の画像が続きます。
ひっそりとした雰囲気が、落ち着いて良かったです。ついつい
「私たちってさぁ、こういう誰もいない所を見つけていくのが得意じゃない ? 」とか言ってしまいましたが、ここに滞在中に、誰も来なかったと言うわけにはいきませんでした。3組ぐらいのグループが来たでしょうか。思わず私は自分の事を棚に上げて、もの好きだなぁなんて思ってしまった事は内緒です(^_^;)
その後は、ご神木を撮ったり、
狛犬を撮ったりして、そこを立ち去りました。
もちろん本殿も撮りました。本殿は確かにそうとう古い感じがしました。1800年も前の物かしら。
でもあまり上手く撮れていなくて、ちょっと載せるのは止めました。狛犬の背後にちょっとだけ写っているのがそれです。
そして私たちは栃木に戻るべく、駅に向かったのでした。
だけど私と星子さんの弥次喜多コンビ、何もないわけはなかったのでした。
えっ ?
その話聞きたいですか~?