予想以上に面白かったです。映画館で、声を出して笑ってきました。
笑っても席はひとつ空けだし、ずっとマスクしているから、笑い声が聞こえてくることはなかったのでしたが、絶対に同じ人はいっぱいいたと思いました。
面白くて楽しくて、そしてほわったとした気持ちになり、なんだか幸せな気持ちになりました。
そしてふと、思わず涙がこぼれそうになりました。
いや、まったく泣くようなお話ではありません。
心が不用意に揺れたのです。
私たちは今、みな「こんな時代」の囚われの王子と姫。
そんな囚われた世界に、針の穴のような風穴を開けてくれたような気持ちになったのかも知れません。
限られた世界の中でも、それでも自由なんだ。
いくらでも楽しい事を見つけて、生きていけるんだ。
きっとそんな気持ちを思い出したのかも知れません。
お勧め出来ます。
ただしー。
日頃から、ゲーマーの方々に「何が面白いんだ。」と思われている方には、むりかな~と思ってしまいます。
ゲームの世界にある程度の気持ちの理解がなければ、どこが面白いのかご理解できないかと思うからです。知識ではありません。知識は無用です。
※ ※ ※
おととい、夫殿が「明日から始まる映画に行こうと思ってるんだけど、行く?」
と聞いてきましたが、ちょっとその時、心に重くのしかかっている案件を抱えていたので、
「行かない。それ興味ないもん。ゲームの中の人の話なんて。」と答えました。
ところがその案件が、早くも午前中に解決すると、急に夫が一人で映画に行くなんてズルいみたいな気持ちになってきました。
どんな映画なのと検索すると、ナニナニ・・・
《ルール無用のオンライン参加型アクションゲーム「フリー・シティ」。銀行の窓口係として強盗に襲われる毎日を繰り返していたガイは、謎の女性モロトフ・ガールとの出会いをきっかけに、退屈な日常に疑問を抱きはじめる。》
「強盗に毎日襲われる !!」
「退屈な日常 ?!」
もう、それだけで「はぁ?」ってなるじゃないですか。
《ついに強盗に反撃した彼は、この世界はビデオゲームの中で、自分はそのモブキャラだと気づく。新しい自分に生まれ変わることを決意したガイは、ゲーム内のプログラムや設定を無視して勝手に平和を守り始める。》by 映画.com
えー ?
どういう事 ?
どうやって、落とすの ?
と言うわけで、ルート君も誘って三人で早起きして(6時20分に)、7時55分の回で見てきました。
行って良かったです。