習慣とは怖いものでございます。ドラマブログは飽き飽きだとか言いながら、続けてきたことをやっていないと、何か宿題をやり終えてないような気がしてしまいます(^_^;)
と言うわけで、「麒麟がくる」の二回分ですが、間が空くと「そりゃ忘れてしまった事の方が多いや。」状態ではないかと思います。
だけどそんな中で覚えていることが私にとって印象深かった事なのですよね。
そうすると、前回の「ひとりぼっちの若君」で一番印象深かったのは、竹千代と将棋を指すために帰蝶と光秀を下がらせた時に、ふと思いついたように「ちょっと待っておれ」と廊下を走って、光秀に「明日も来い」と言いに来るところだったことが分かりました。
可愛らしい子供のような走り方。
染谷将太、上手いねっ。
と思いました。
けれど廊下から戻って、見るからに子供でしかない竹千代と交わす会話は、けっして子供のようなものではなかったのでした。
もう二度と将棋はお前とはささないと言われれば、信長さまが父上を打ったからですかと冷静に聞き返す。もちろんこのようにストレートではありませんでしたが、同じ事です。父上は今川にすり寄り織田を打とうとしたのだから仕方がありません。母上を追い出した父上は好きではありませんでした。お気遣いは無用です・・・・・・なーんてことを言ってたかしら。
人質交換を実は少々迷っていると信長が言えば、いずれ討つべき相手なので敵の懐に飛び込んで知る事も大切などとも言いました。
― まあ、なんて賢い子かしら。まあ、なんて大人びた子かしら。
そう言うレベルではないように思いました。言うなれば竹千代はモンスターです。
竹千代がその部屋に来る前、なぜ信長は魚を朝に取りに行くようになったのかの話を光秀たちに語ります。
大きな魚を取ってきた時、母上は喜んで笑顔を信長に見せたのです。それが嬉しくて信長はまた大きな魚を取ってきますが、もう二度と母は歓びの笑顔を信長に向けませんでした。代わりに民が喜んでくれました。民が喜ぶのが嬉しいと、理想のリーダーの片りんを垣間見せる信長・・・・・。そこの部分は私の個人的感想ですが、きっかけはなんだって良いので、「民が喜ぶ」を喜ぶ人は理想のリーダーに私は感じてしまったのでした。
信長の母、土田御前は信長の普通とは違う感覚や非凡さを理解できなかったのでしょうか。
綺麗ごとではなく、私も信長のような人がいたら理解したかどうか怪しいと思いますが、母親と言うものは、また別の生き物なのではないかしら。それはまたこの先の物語を観なければ分からない事です。
また竹千代の話ですが、彼の父は、竹千代がまだ織田側にいると言うのに、織田との戦いに備えて三河に帰る所でした。それを知った時の竹千代の心の中にはどんな冷たい風が吹いたことでしょう。
親と引き離されて敵の国で一人生きて来た竹千代。
母の愛は遠く、父の愛を感じられず、子供であっても大人にならざるを得なかった竹千代でしたね。
そして母の愛を感じる事が出来ずに、心のうちでずっとそれを探しているかのような信長。
ひとりぼっちとひとりぼっちで二人。そんな二人には友情が芽生えたとか愛が生まれたとか言う話ではないところが、何とも言えないところでした。
だけど今、信長は帰蝶が来て、ひとりぼっちではない模様・・・・・♡
「ひとりぼっちの若君」では駒の大切なエピソードも出てきたと思います。
だけど何せ二つ分なので、次に行く事にします。
「将軍の涙」では、
「麒麟がくる」、好きだなぁと改めて思ってしまいました。
この物語は主人公の明智光秀自体がそうですが、歴史の上では裏切者であったり傲慢ゆえの敗者であったりなど、あまり良い光があたらずにきた人たちに良い光があたっていると思うのです。
今回の今川義元、良いですねぇ。強い今川に説得力がありました。
だけど今回の華は、なんたって将軍・足利頼輝の向井理でしょう。
彼、本当に美しい人なのですよね。
実目麗しく美しい言葉を語る人に、向井君はぴったりな人だと思います。
ああなってこうなってで将軍の元にやって来る光秀。(雑)
そのああなってこうなっての部分はHPで→ここ (やっぱり雑)
あっ、だけど、そこのHPは一年経ったら消えてしまうので、その文は下に貼らせていただきました。
『再び今川が尾張に攻め入り、次々と織田方の南部の領地を制圧していく。ついに非力ぶりを露呈した信秀(高橋克典)は、道三(本木雅弘)に援軍を頼むが、高政(伊藤英明)や稲葉(村田雄浩)らが尾張との和議を独断で決めた道三を糾弾しており、美濃は一枚岩ではなかった。兵が出せない由を尾張に伝えにいく光秀(長谷川博己)。このままでは人質同然の帰蝶(川口春奈)が犠牲になってしまうことを恐れていると、ふと信長(染谷将太)が、かつて京の将軍家の取りなしで美濃の内紛が収まった話を思い出す。光秀は道三に将軍家への取りなしを依頼しに戻るも、金がかかると難色を示される。そこで、高政の取りなしで守護の土岐頼芸(尾美としのり)のもとを訪ねるが、道三をよく思わない頼芸はその願いを突っぱねる。』
その土岐頼芸と高政との会話は恐ろしいものがありましたね。父をいざとなったら殺せるか否かと言うようなこと。光秀は傍で聞いていて心がざわついたのに違いありません。
なぜなら土岐頼芸に会わせてくれたら、これからはお前の言う事をきくと言ってしまったから。
もしも高政が親に対して謀反を起こせば、光秀はそれに従わなければなりません・・・。
この先の展開で、それはどうなっていくのかと言うところも見どころの一つになって行くと思います。
しかし、道三のケチぶり土岐頼芸の家での会話などを経て来た光秀にとって、足利義輝の美しき言葉は心に染み入ったと思います。「平らな世の中」、いまだそれにならぬのは我の力不足と彼は言いました。それを聞いてしまったら、そうではない、それは私たちのせいですと家臣たちも言いたくなると言うものですよね。
そして彼は麒麟がくる世の中を目指していることが分かります。この「麒麟がくる」と言う言葉を聞いて、光秀はハッとしました。
帰る道で、光秀は涙をそっと拭っていました。
いろいろとドラマが終わってしまって、それでもロスを感じないのは、この「麒麟がくる」があるからだと思いました。
次回もとっても楽しみです。
嫁がとうとう来るぞ~ってなもんですね^^
従来、ちょっときつめの男前が多かったように思っていたので、肖像画もあって、ちょっと意外でした。
前の大河で、家康が碁を打っていた場面が多かったのですが、今回は将棋になっていて、どうせフィクションだからいいかと思ってもいます。
大河については、その歴史観について論評がありますが、フィクションと思って楽しんでいます。
>今回の信長は可愛い顔ですね。
仕草も可愛いですよね。この信長で、本能寺をいかに染谷将太さんが演じるのかと思ったら、とっても楽しみになってきました。帰蝶とも仲が良いし、好感度が高いです。(時々恐ろしい信長君ですが)
家康は碁とか将棋とか打ってる姿が似合っているなと思います。ドラマによっては薬草を作っていたり、やたらてんぷらを揚げていたりと、じっと話し込んでいない人ですね(笑)
大河は
>フィクションと思って楽しんでいます。
それが一番ですよね♪