森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

予想外な一日

2025-02-09 11:20:05 | 家族スナップ

#義母日記 その4

真夜中の電話に震えました

阿修羅か菩薩か、それが問題だ。

ポツンと座って居た。

の続きです。

 

2月8日は、元々14時から義母の面会の予約を入れていました。

ところが早朝に義兄から電話が入りました。

真夜中に義母から「苦しい」と電話が入ったと言うのです。

「スタッフに連絡して」と伝えると、また電話が入り「もう少し寝ていて」と言われたと言いました。

その話を聞いて、私は不安に感じました。

 

真夜中の施設は、「苦しい」と伝えても、その時に対応した看護士又は介護士の判断のみになってしまうからです。

義母はハキハキと話すし、何でもない時はかなりまともに見えてしまうのですが、実は認知症度はかなり上がっていて、言うことをすべて鵜呑みには出来ません。

それで午後会う時に詳しく聞こうと思っていました。

 

その日の午前中は、夫は皮膚科に予約を入れて、私はマンションのサークルのミーティングに行こうと身支度を整えていました。

さあもう行こうと、コートを手にした10時5分前、施設からお電話を頂きました。

そして義母を病院に連れて行った方が良いと言われました。

義母は今の段階では介護認定が低いので、ショートステイ中です。それで病院には私たちが連れて行くのです。

 

お電話を頂いて、私はホッとしました。

早朝の義兄からの電話では、状況がよく分からなかったからです。

病院には電話して、何とか予約を入れてもらいました。

もちろん夫の皮膚科も私のサークルのミーティングもキャンセルです。

病院と施設に電話連絡を入れたので、10時20分に家を出ました。

 

迎えに行くと、義母は顔色も悪くゼイゼイハァハァと言っていました。

私は診察をしてもらったら、そのまま入院とかして欲しいなと思っていました。と言うのは、義母の義兄への電話で、不安に感じた事が理由です。

だけど長い待ち時間の間に、おしゃべりなどをしてまあまあと楽しい時間を持っていたら、彼女の顔色も良くなって、ゼエゼエと言っていたのも収まってきたように感じました。

これは薬を貰って帰るパターンになってしまうかしらと、そんな風に思いました。それはそれで仕方がないかと諦める気持ちになっていたのです。

この日、義母はたくさん検査をしました。

午前中の診療時間が終わってしまって、午後からまた検査再開。

この時、詳しくはバカバカしくて書きませんが看護士の勘違いがあって、私たち全員昼食抜きになってしまいました。

病院から帰る時に、みんなで何か食べて施設に帰ればいいねと言う予定にし、ペコペコのお腹に我慢をさせました。

検査も終わって、やっと診察の時間が来ました。

その少し前、やっぱり同じくその日に一緒に面会に行く予定だった義兄も病院にやってきました。

みんなでワイワイと診察室に入ってもと思ったので、夫と義母だけが入っていきました。

するとすぐに扉が開いて、夫が義兄を手招きで呼び入れました。

ああ、なんか嫌な予感がー。

 

出てきたみんなは、ざわついた雰囲気。

「入院だ。」と夫が言いました。

「ああ、そうなの。」と、私は暢気な言い方をしました。出来ないかと思っていたのに、望み通りの入院に決まったのかなと思ったからです。

「千葉××総合病院に救急車を使って搬送になるらしい。」

「えっ、そうなの。」

私は吃驚しました。近くのこの病院ではなくて、そんな遠い所に!!

ひとり救急車に同乗しなくてはなりません。

夫も義兄も車で来ていましたので、乗っていくのは私と言うことになりました。

 

救急車の中で、義母が「救急車に乗っちゃったりして、私、戸惑ってドキドキしてる。」と言うので、私ってとんでもなく面白がりやな人なので彼女に言いました。

「お母さん、世の中には血まみれになっていたり、虫の息で救急車に乗る人が多いと言うのに、お母さんはそうじゃないじゃない。凄いわ、救急車に乗っちゃったって自慢すること増えちゃったじゃない。」と励ましたが、その時流石にちょっと不謹慎発言かなと思って、救急隊員の方に

「すみません、馬鹿な事を言って。」と謝りました。

「いやいや全然大丈夫ですよ。我々も今日は元気な100歳の人を乗せたって、なんか今日は縁起が良いなと感じていますから。」と言ってくださったのです。

 

そして、病院について、またもいろいろ検査。ずっと後から来た義兄と夫とで待合室で待機していて、そして無事に入院させ、帰りに夕食を頂いて、家に帰ってきたのが23時でした。確かにその日は「今日一日はおばあちゃんの為に使おう。」と思ってはいましたが、まさかこんな時間になるとは思ってもみませんでした。

 

義兄や夫といる時のおしゃべりなど、いろいろな(多すぎる)情報を得たりしましたが、ひとりの待ち時間の時も持っていった本を開くこともなく、ほとんど何も考えずに、夜になると、頭が空っぽになったような気がしました。

 

夜、途中のガストで食事を取ったわけですが、その時、私は言いました。

「今日の朝、まさか昼食抜きになるって、思いもしなかったよね。

今日の朝、まさか救急車に乗るなんて、思いもしなかったよね。

こんな時間に夕食を食べることになるなんて、思ってもみなかった。

本当に予想外な一日だったね。」と。

 

 

夜、入浴前に体重を測ったら全然減ってない  !!

あんなに腹ペコだったのを我慢したのに、体重が減らないなんて思ってもみなかったわ !


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