「あらたふと青葉若葉の日の光」
この句は、芭蕉が日光の二荒山(東照宮)を訪れて詠んだ句ですが、場所は違っていても、しみじみとこの句の響きが胸に染み渡りました。また、同行した曾良が詠んだ句は
「剃り捨てて 黒髪山に 衣更」
曾良が芭蕉と同行する際に、黒髪を剃り坊主になりました。折しもこの地を訪れたのは衣替えの日で、自分が黒染めの僧衣になった事と黒髪山の麓でこの日を迎えたことを掛けて、旅の決意を表した句と言われています。また、この句は「奥の細道」に曾良を印象的に登場させるために芭蕉が作った句とも言われています。
恥ずかしながら、少し前まで日光に、黒髪山と言う低山があるのかと深く考えもせずに漠然と思っていました。だけどそれは男体山の事で、和歌の世界では黒髪山と詠われている事を知りました。興味がなければ、知識などはそのようなもの止まりになっているものも数多くあり、歳を重ねた今であっても、知る楽しさには事欠きません。
と言うわけで、トップ画像は船の上から見た男体山です。
2015年に、初めて千手ヶ浜に来た時は、赤松から低公害バスに乗ってやってきました。
浜に居ましたら、湖を渡ってクルーズ船がやってきました。そして桟橋に着くと、人がたくさん降りてきたのです。
その時、湖を渡ってもこの浜に来ることが出来るのだと知りました。
是非に次の来るときは、その船に乗って来たいものだと願っていました。
だけど・・・・・。
実は今回の日光は日帰りの旅。
時間の事を考えて、今回も低公害バスを選択したのでした。
しかし私と星子さんの弥次喜多コンビで、何もないわけがないのです。
いろいろあって、いろいろあって、いろいろあって、・・・・・(^_^;)
菖蒲ヶ浜から船に乗る事になったのでした。
(ふふふ)
今は山つつじも満開で綺麗でした。
でもなんたって良いのは青い山と静かな湖かしら。
菖蒲ヶ浜から千手ヶ浜までは15分ほど。
料金は400円です。
中禅寺湖から菖蒲ヶ浜経由なので、中禅寺湖からも乗る事が出来ます。その場合は1000円。
大使館別荘や立木観音などを回りたい場合は乗り降り自由なフリー切符もあります。1400円。なんかこれも良いですよね。
そして
帰り
なんたって良いのは、青い山と静かな湖、そして日光の日の光だったのでした。
日光は我が家からも日帰り旅行にちょうどよい場所です
(たまには泊まりたいけれど)
男体山を黒髪山と詠まれていたこと、
待ったく知りませんでした
男体山は以前、登ったことがあるのですが
上から見た中禅寺湖と戦場ヶ原が
とてもきれいで忘れられません
もう一度・・と思ってはいるものの
なかなか叶いません
もう膝が痛くて無理かな・・・(;´Д`)
kiriyさん、「青天を衝く」観てらっしゃいますか?
「麒麟・・」でのやりとりが懐かしいですね
うちのパパさん、戦国時代以外は見ない、
とか言ってたのに、毎週、「青天・・」の時間には
テレビの前にかじりついて見てますよ(笑)
私は翌日、録画をゆ~っくり一人で見ています
横やりが入らなくてGOOD!(笑)
日光の日帰り、気楽でそして美しいし最高ですよね。と、言いつつ、私もいつも日帰りじゃ寂しいかも^^
戻るための最終電車が意外と早くて、そこがちょっと物足りない所に感じています。
黒髪山って、和歌とか奥の細道をしっかり読み込んでいる人など、興味ある方しか分からないのではと思いますよ~。←皆を巻き込む言い方ww
男体山に登られたことがあるのですね。羨ましいです♪
ちょうど友人ともその話題になって、ちょうど膝痛真っ最中の私なので、お互いに「無理だね。」と言う結論になったのですが、
>上から見た中禅寺湖と戦場ヶ原が
とてもきれいで忘れられません
思わず、心が動きました。
現実的には、私には無理だと思いますが、ジュリアさんがこの先、膝の調子などが復活し、登られる機会がありましたら、お写真をよろしくお願いいたします。
あっ、もしかしたら過去記事にありますか ?
ところで、大河のお話♡
見ていますよ~♪
なんかね、うちの夫も、私よりも楽しみにしているみたいなんです。男の人の方が嵌るのでしょうか、このドラマ。
昨日は武田耕雲斎が斬首され、悲しかったです。水戸の国を想う良い家臣だったのに。
調べたら、この方の一族郎党三歳の子供まで斬首になってしまったのですってね。酷すぎますね。