遅れつつ感想を書きます。
副タイトルを付けるとしたら
「パシれイタミン」
もしくは
「見て聴いて、そして体当たり」
ああ、それはなんのこっちゃって感じで面白くないか。
カイト君が崖っぷちの女、音楽講師の雪絵にかかりっぱなしなのでイタミンがいいように使われていましたが、その相棒っぷりが楽しかったですね。
右京さんの酷使っぷりも半端無く、しかも当然のようにズバズバと支持するので、思わず「はい」と素直に返事してしまうイタミン。
そして最後に、
「今回はいいようにこき使って頂いて」と言うと
「いいえ、いつでも歓迎です」
と使ってあげましたというようなご返事。
なんか微妙にずれていますよね。こういう細かいことは気にならないのかな。
笑えました。
おつかい係のイタミンだったわけですし。
芹沢君も彼は彼で活躍していましたね。
クローゼットを開けて臭いで
「おお、これは」と臭いで麻薬に関係してたことを、まさしく嗅ぎ付けたわけですね。
匂いは画面のこちら側には伝わってこないものですが、今回五感に訴えるものが多かったように感じました。
味覚に関しては、花の里で飲んでいるシーンで良いことにして〈勝手に〉、視覚に関してですが、美術さんがまたも用意したのか、壁にかかっていた三枚の音楽に関係した絵は素晴らしかったですね。
二枚は雪絵の部屋にかかっていました。一枚は音楽学校の部屋に。テレ朝の美術さんはいつも素敵な絵を描くんですよね~。
聴覚は言わずと知れた緑川さんのピアノです。
体感も私たちが実際に感じるものではありませんが、と言うか、体感したら恐ろしい・・・・
そう、下にマットが敷いてあっても、そうそう飛び降りられるわけではないですよね。
望みのためなら手段を選ばない女性なんだなと思いました。でもそんな彼女なのに、自分の道は切り開いてこなかったのかと、ちょっとだけ思ってしまいました。いや、自分の才能では自分自身をかなぐり捨てて動けなかったけれど、緑川という少女の才能のためには動けたと言うことなのかも知れませんね。
でもそんなお金で道を開いても、どんなお金が自分のために使われたと知ったら、彼女は音楽ができなくなると諭した右京さんの言葉には説得力がありました。
今回の「相棒」ではちょっと最後が気になりました。
人間ドッグの結果をなんで右京は気軽に言わないのでしょうか。ちょっと含みを感じました。なんか伏線かしら・・・。
あっ、そうそう。
暇か課長。いつのまにかご自身が暇な人と言われるようになってしまいましたね。
「課長が暇で助かりました。」って、笑っちゃいましたよ~。