奥日光旅行記「日光浴ノート」の続きです。
同じような風景が続いていてもその表情が変わるので、歩いていてまったく飽きる事はありません。
でも画像を見てくださっている方には、少々飽きて来た頃かもしれませんね。
申し訳ないのですが、似ったような画像は少々続きます。
なぜなら森を抜けたらまた森と言う世界ですので。
風景はまったく飽きないのですが、なんたってかなり歩いていて足がパンパンになってきました。
日も陰ってきましたし。
それでも心は元気で
この湿原の紅葉のベースの色は、鮮やかな赤と言うわけではありません。
この風景を見ながら、私はある友人の言葉を思い出していました。
近くにある筑波山へは、今年初めて山頂まで登りましたが、紅葉の頃にも行きたいと思い、ずっと昔ですがお誘いしました。
でも
「筑波山の紅葉は黄色なんだもの。綺麗じゃないわ。」と即答で断られたことがあります。
この湿原ももう少し季節が進めば、(例えば今週あたりとか)、真っ赤に染まるのかもしれません。でも確かに京都の秋のような心ときめく赤ではなくても、この自然のグラデーションにはなぜかホッとできるものを感じるたのでした。
― やっぱりあの人はこの風景を見ても、綺麗じゃないと言うのかな・・・・・。
ああ、でも足がパンパン。
出口はまだか~ !!!
途中で分かれ道の立て札がありました。
片方が「湯元温泉」片方は「シャクナゲ橋」。
私たちは「シャクナゲ橋」の方に向かって歩き出しました。
ずっと続く道に元気がなくなって来た頃、ちょっと先に地図の立て看板が見えてきました。
ちょっと元気回復。
「あっ、見て。地図があるよ。」
― 後どのくらいかな~♪
でもそこで見たものは・・・ !!!
「ひぇえええええ。道が違うよ~・・・・・。」
どんなに嘆いても、戻るしかありません。
パンパンの足で、ちょっと心も折れそうになりながら、元来た道を戻って行きました。
だけど結局、
「でも、まっ、いいか。歩く予定のなかった道を歩けたんだから。」と言う結論になりました。
なんて言うか、もしかしたら私たちってものすごく似た者同士なのかしら。
分かれ道の所まで戻って来た私は思わず
「ああ、この立て札分かり辛いよね。この下に『光徳もこっち』って書き足したくなっちゃったわ。」と言いました。
もちろん遣りませんからね!!
「なっちゃった。」だけですからね。
だけどこの先の風景は
だーい好き、森の中。
だけどやっぱり、私には一人ハイカーは無理だな。
日がどんどん落ちていきます。
この時はすれ違った人は皆無。
こんな森の中を一人じゃ絶対に歩けませんよ、私。
それに森の木々はその折重なった木々の影が幻影を見せるじゃないですか。
木々の向こうに赤い建物だと勘違いさせる影を見せたり、山小屋のような影を見せたり、でもそれの正体は木々の向こう側にある木々だったりするのですよね。
だけど、ああ、ヨロヨロ。
結構歩いてるからトイレにも行きたいような気もするし・・・・・。
― ああ、やっとこの森を抜けるのね。
バイバイ。
そしてそこを抜けたら・・・・
えっー、何ここ !?
私が今回の奥日光で、もしかしたら一番心奪われた場所だったかもしれないと思った「泉門池」の記事は次回に。
だけれど、森を抜けたらまた森でした。
ここは半端じゃないよ~。
いつもありがとうございます。どちらでも良いので読んだよの代わりに押してくださると嬉しく思います。
我が家のお墓はこんな山道を通らないと行けないので
少々なじみはありますが・・・
森写真を沢山見せて頂いて 日本の森は落葉樹林だなと^^
ドイツ歌曲に出てくる森はもっとおどろおどろしくて
緑が深いんですよ こんな優しさを持った森じゃないなあと・・・
私もふらりとフットワーク軽くお出かけしたいなあと思いましたボー( ▽ )o〇O
お墓に行くのにこのような山道を通るのですね。
お墓参り、一人で行くにはちょっと怖いかもですね。
〈あまり一人で行く事はないですね^^〉
やっぱり日本の森は優しいって、キミコさんも思いましたか。
「黒い森」とかがあるのがドイツでしたっけ。
森にも様々な個性があるのも素敵ですよね。
家の近所のは森とは言わず、林なのかも知れませんが、それでもそんなところでぼんやりするのも、私、好きですよ。
〈うちの方はけっこう田舎なので(;^ω^)