森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

wakuwaku ♪

2010-08-13 22:46:32 | ツイート
ふう、やれやれ。今日のお仕事が終わって、ようやくホッとしました。一応明日から短い夏休みです。
この「一応」と言うのは、一応であって、実は仕事が山積み。
それでも人が家に来ない一週間は、ちょっと一息で少しだけホッとするのです。

夏休みのささやかな計画は実家に帰ることだけです。

昨日ワクワクした事や、ワクワクしないでちょっとなことを少々まとめていくつか書きますね。

と、ここまで書いて時間がなくて放置になってしまいました。それは10日のこと。

実家からも帰ってきた13日の今となってはタイムリーな話題でないものもありますが、やっぱり同じ話題で書いていきたいと思います。
だけどまとめてではなく、短く話題を区切っていきたいと思います。
少し間が空いたので、たくさん書きたいことがあるのですが、短く区切っていくつ書いていけるかなあ。

まあ、若い人みたい・・・
ワクワク・・・

今本当にちょっとしました。その「ワクワク」と言う感情。
でも、最近思ったのですよ。本当にワクワクすることってそんなにないなぁと。
だけどそれは、凄くささやかな時に起きたりするその感情、何か素敵な事を目の前にすると起きたりもするけれど、意外とテレビなんかを見ていたりする時もそんな気持ちになることもありますね。
あなたはどんな時に、そのワクワクしますか。

短く区切っていくつかをと書きましたが、早くも眠くなってきてしまったので、一個だけだったりするかもしれませんが、まあそれはそれでもいいかもですね。




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ボクらの時代、後編☆竜也

2010-08-08 09:44:27 | テレビ・ラジオ
なんという事か、先週の前編は起きていたと言うのに、急に家事ノリまくり、ふと気がついたら終わってしまっていたと言う悲劇。後編は緊張して(笑)、しっかり見ました。
だけど、前編はツイッターでレポしてもらいました。その内容は下の方に載せておきますね。

それから、最初に本の紹介。

ボクらの時代 自分を「美しく」見せる技術
藤原 竜也,中村 勘太郎,高橋 大輔
扶桑社


今日も、2年半前の映像を盛り込んで、その発言を比較しながら盛り上がりましたが、2年半前の彼らは、今よりもやっぱり若干若くて(当たり前と言えば当たり前なのですが)、その後の2年半の間に起きることなど知らなくて(それも当たり前なのですが)、その瞬間を語っていました。その2年半と言う時の重さと、彼らの活躍ぶりを知っている私たちにとって、彼らがその時に何を語っていたのか非常に興味が沸きました。
思わず、「私」と言わずに「私たち」とあなたも巻き込んでしまいましたよ。

2年前、私は何をしていたのかしら・・・・と、ふと思いました。
少なくとも、この番組のことは知らなかったことは確かです。
いや、たぶん、藤原竜也と言う名前を追いかけて、テレビを見ると言うこともしなかったのではないかと思います。
まあ、私のことなどどうでも良かったですね。

と、肝心の今日の内容。
なんだか楽しくてヘラヘラして見ていたら、あっという間に終わってしまいました。
黒い服が似合う藤原君だけど白い明るい浴衣も似合うなと思ったり・・・
凄く美味しそうな焼肉のお肉を見ていたら、やっぱり夏はお肉だなと思ったり・・・

いやいや、ちゃんとトークも聞いていましたよ。
印象深いお話が多かったですね。

高橋大輔君の初公開の恋のお話。
その時気持ちが重すぎて、もし続いていたら試合なんて出来なかったなんて、凄いドラマがあったのですね。自分の事を知ったから、今はそうならないようにしている、つまり恋に落ちないようにしている・・・

でも、恋って落ちてしまう訳だから、それはどうなのかしらとか思ったりもするのですが、きっと強い精神力の人なので油断はしないのかもしれませんね。だけど、それぐらい感情が突っ走る人だからこそ、あの美しい演技も生まれるのかなぁと思ったりもしました。


中村勘太郎さんの結婚のお話。
これはもう明るくて、幸せそう。指輪をはずすなんて絶対にないと熱い言葉が続きます。おうちでの温かい雰囲気が伝わってきましたね。
そして勘太郎さん、トークの回しが上手ですね。モレがないの。

そう言えば大輔君が、勘太郎の奥さんの前田愛さんのことはお気に入りだったと言ったら、
芝居中でも「大輔君のすべりが」とキャーキャー言って電話がかかってくるのに、それって凄いと驚いていましたね。それで、大輔君がよろしくお伝えくださいと言ったら、時間があったら伝えておきますと勘太郎さん。
なにげにさらりとだけど、可愛い・・・
思わず微笑んでしまいました。
あれっ、覚えていたらと言ったのでしたっけ?
まあ、どちらでも良いのですが・・・
さっき見たばかりなのに、私のほうは駄々漏れです(汗)
と言うか、たった30分なのに、ぎゅっと内容が詰まっていて、書ききれないからモレモレになってしまうのですね。


その辺は仕方がないことかもしれません。
で、竜也君のお話。

女の人はどうか分からないけれど、男にとっては年を重ねることはいい事なんだと思う。昨年ぐらいからずっと楽になって、自分の芝居とかが冷静に見る事が出来るようになったと彼は言いました。
その彼の思いはお芝居の方にも反映されているような気がして、妙に納得が出来ました。

だけど衰えは感じるでしょうと、勘太郎さんが突っ込みます。

ちょっと驚く竜也君。だって、20代で衰えなんか感じないじゃないかな・・・

でも、勘太郎さんは、同じ踊りでも今踊ったら、凄く疲れてしまったという話をしました。だけどその疲れる自分を受け入れて踊ったら、さらにいいものが見えてきたと言うようなことを言っていたと思います。(かなり不正確)

今の時代を受け入れると言うことがまとめになったように思います。
だけど、このお話は良いお話だと思いました。
衰えた自分を受け入れて、今の自分で表現する・・・
なんだか自分の事に置き換える事が出来るような感じですね。
でもまあ、あなたの事はどうでもいいからと、またも叱られそうなので(別に叱られたことはないですけどね)後でゆっくり考えて見ます。でもやっぱりメモ(今だからこそ、出来ることがあるって言うことなのよね)

それで竜也君もだけど、もう彼は例えば「身毒丸」は演じないと思うのですよ。でも、「黙阿弥オペラ」は演じることが出来る。このお芝居は3年前の彼だったら、ちょっと違うものだったかもしれないとも思うのですね。

今が面白いから30になった時にも、また面白い何かがあるような気がすると言うようなことも言っていましたね。
結婚のお話とか。結婚しても、面白い30は来ると思うよ、竜也君、と心の中でお返事。
ちょっといろいろ考えているような気がしますよね。

彼女を自分のテリトリーに入れない感じと大輔君が言えば、いやすぐに入れちゃうんだよと勘太郎さんが竜也君の代わりに答えます。
本当にいろいろ知っているいいお友達なのねと思いました。
お風呂にお湯が入っているところに帰ってくる幸せと竜也君が言うと、
「亭主関白になりそう」と突っ込まれます。

かなり楽しいお話でしたが、竜也君の奥さんになる人は、彼を支えることによって彼と言う表現者を私が作っているぐらいの気持ちを持って家事をこなしていく人であって欲しいなと、ちょっこし姑のような気持ちがちらりと・・・ムニャムニャ・・・
「ゲゲゲの女房」の布美枝さんのような人かしら。
と、話が横道に激しく逸れてきたので、この辺にしておきます。

大輔君は来年の世界選手権に向かって頑張っているみたいですね。
3月、もっと近いところでは来月の9月に再会を約束し会う彼ら。「黙阿弥オペラ」の大阪公演のある時に、大輔君も観賞かも知れませんね。




<前編のツイッターレポ>
@suzune9 今朝、うっかり見逃してしまいました(涙)。来週は後編なんですね。絶対に見る!!決意しましたwちなみに今日はどんなこと言っていましたか?
08-01 08:44
@suzune9 ありがとう~~♪嫌な仕事でもやったらその先が見えてくるとかなんて、さりげなく良い事言っていますね。流石~。
08-01 08:50
@suzune9 可愛い~。もう、なんか見た気分になってきました。だって、完全にその映像が頭に浮かびますよw
08-01 08:55
RT @suzune9 ボクらの時代。藤原竜也、中村勘太郎、高橋大輔の対談面白かった~。浴衣姿がまたお似合いで。来週は後編。来週のがお酒も入って面白そう~。
08-01 08:59
RT @suzune9 @kiriy2009 おはよ~ ボクらの時代楽しかったですよ~。携帯話とか、高橋君の怪我とオリンピックの話とか、嫌な仕事でもやったらその先が見えてくるとか。来週は後編なので要チェック。
08-01 09:00
RT @suzune9 @kiriy高橋君がリハビリの時にやりたいものがわかった、みたいな話の流れで、藤原君が嫌な仕事でもやったらその先がみえてくるみたいな話をしたら勘ちゃんにさっきからその話してるんだけど と言われ藤原君顔赤面 超かわゆすでしたっ 勘ちゃんにもたれかかったり
08-01 09:02
@suzune9 ありがとうございました。私以外にも見忘れちゃった人のために、RTさせていただきました。
08-01 09:05
照れ屋さんなのねwRT @suzune9 @kiriy2009 あ、食べてたのは焼肉でした。勘ちゃんに、藤「選手村にも焼肉あるかきいて」勘「自分でききなよ」大「聞こえてます~」みたいなやり取りがかわいかったです。ちなみに選手村には焼き肉はないそうです。勘ちゃんを頼りすぎですww
08-01 09:12
今日は夜、焼肉にしようかな。なんか、食べたくなってきちゃった。
08-01 09:13

suzune9さんありがとう♪>
ちなみに8月1日は焼肉だった我が家。お肉の質はともかくね。一応今日も・・・(笑)






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forestとwoods

2010-08-07 12:09:47 | ツイート
青木ヶ原ハイキングの思い出」の続きです。


波のようにうねる木々の根、薄暗いうっすらと差し込む光。
樹海を左手に見ながら、もし、この森の中のさらに奥を一人で歩いていたら、本当に迷いそうだなと思いました。または、ふと着いた足元が、がぼっと陥没しているかもしれないなどと、想像してしまったりしました。
そう言えばその近所にある富士の氷穴は、どこかとんでもないところに通じているって聞いたことがあります。
ええと・・・
そうそう、江ノ島の岩屋でした。
氷穴、江ノ島の岩屋・・・なんだか興味の連鎖が止まらなくなってしまいそうですが、ここはぐっと我慢して本題貫こうと思います。
そう、森の風景と言うのはイマジネーションのスイッチがいっぱい。
私には音楽を聴く事と同じような効果があると思いました。
脳に刺激があるのです。

森の魅力はそんなところにもあると思います。

ところで、そんな森を見ながら、私はふと考えてしまいました。
forestとwoodsの違いってなんだろう。

英語の得意な皆様、
ああ、それはねって思いましたか。

「ああ、それはね。」と答えてくれる人が、その時に側にいたら本当に良かったですよ。

言っちゃあなんだけど、私も大した事がないけれど、みんなも大した事がないんですよ。これ、実感。
このみんなと言うのは、私の同年代と同年代上の人たちって言う意味です。そして、英語を専門にお勉強してこなかった人たちです。
しかも、ふと思いついたからって、周りにいる友人に
私は分からないけれど、意外と別の人は知ってるかもしれないなどと思って、うかつに聞いてはいけませんよ。

うっかり、友人たちに聞いたら、超ドン引きされてしまったのです。

まあ、そうであろう・・・

このお話って、10年も前のことだって言いましたよね。
だから家に帰ってパソコンで検索なんてことも出来なかったわけです。

でも私、聞いたら教えてくれそうな友人も持っているからと高をくくっていました。今度会ったら教えてもらおう、なんちゃって・・・

が、その頼りにしていた友人は
「woodは丸太で森だなんて習ったことがない。」

えええ~。なんじゃ、そりゃ。わけが分からないので、自分で辞書で調べました。最初からそうすれば良かったのですよ。
中学生版の和英辞書にちゃんと載っていました。

forestは人里離れた、動物などの住む大森林。
woodsは人里近くのforestより小さな森で、《米》ではa woodsと単数扱いにすることが多い。
ついでにgroveはwoodsより小さいピクニック向きの森。<旺文社ハイトップ和英辞典から>



フムフム成る程です。
そうすると、1998年キムタクドラマ「眠れる森 A Sleeping Forest」に出てくる森は・・
ええ~!?
そんな森~!?
などと、いろいろうるさいことを思ったりして・・・
でも言葉は響きも大切なのですよね。

それはともかく、これは前に書いた「森と林の違い」よりも前のこと。だから、なんとなくwoodsは林的なものかと思いました。ちなみに和英で調べると林はやっぱりwoodsなんですよね。でも今森と林の違いを思うと、微妙な感じもしてしまうのです。

里山の発想と言うのは、主に日本人の発想なのかもしれません。

まあ、それはともかく、あの時
「そんなの知らん」と言った人たちは、今もきっと「そんなの知らん」と言っているんだろうなと、ふと思う私。














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青木ヶ原ハイキングの思い出

2010-08-05 01:30:33 | 思いつくまま
森好きな私の森の話題,その2。

行ってみたい大森林は多数あります。
白神山地に、屋久島に・・・・
でもみんな簡単には行けません。
そんな中で意外と簡単にいけるお近くの大森林と言ったら、富士の樹海 青木ヶ原。

でもこの樹海と言ったら、何か違うイメージがあるのでは。

ある時私は・・・
と言っても、指を折って数えたら10年も前も昔のことだったので、ちょっと吃驚しました。まるで昨年の事の様に感じます。

もとい、ある時ワタクシは、富士の樹海なるものにかなり興味がありました。大森林を歩くと言う事に今よりも強い思いで憧れていたからです。でもドラマなんかを見ても、危なげな人が森の中にふらふら入っていくシーンがありますが、そんな風に行ける所なのだろうかとも思いました。もし入って行けるのだとしても、行きたくはありません。噂ではひとたび入ったら出てこられない場所などと言われていますし、本当に道に迷ってしまっては困るし、それにうっかり見たくないものにご対面なんてことになったら困るからです。


ところがそんなある日、ラッタ君が高校の新入生研修会でその富士の樹海ハイキングなるものに行ったのです。

そんなのありなのと思ったら、どうも私が思っているのとは違くて、ハイキングコースが普通にあるのです。

ただ彼が言った事にには「ふーん」と思いました。
樹海の入り口には命を大切にしようという看板が立っているというのです。
本当に、そんな場所なんだなとしみじみしました。
とある小説でヒロインがその森に入って行き、その自殺をほのめかしていたとか言うことで火が付いたらしいのですが、そんな発端はどうでも良くなってしまって、単なる自殺の名所、それに伴った心霊スポットになってしまっているのです。

そんな訳で、樹海横の遊歩道、あまり知られていないようですが、実はあるのですよ。

私もラッタ君の話しを聞いたその年、バスパックツアーで樹海ハイキングを経験しました。
そこは歩きやすい遊歩道で誰でも行ける場所です。しかもすぐ横に道路が走っていて、木々の陰で見えはしないのですが、車の走っている音も聞こえるのです。

場所柄、そんな遊歩道どまりで十分だと思いました。

しかもその傍らに広がっているのは、ナウシカに出てくるような森なのです。
根が波のように畝まくり、凄い森のパノラマがバーンと存在しているのですよ。そこに感じるものは、大地から命を頂いて、たくましく生きる「命」そのものなのでした。
耳を澄まして、森の魂の声を聞けと私は思いました。
こんなところで本当に死んではいけませんよ。森に対して失礼ですよ。

ちょっと横道逸れますが、何か良からぬことを考えて、青木ヶ原を検索して、ここにいらした人が万が一いるのなら、そんな所に、電車や車で行ったりする気力が残っているわけですし、森を汚すなという視点からでも、その良からぬ考えはおよしなさいって。
もしそんなエネルギーが残っているのなら、「黙阿弥オペラ」の当日券を買うことにそれをお使いになって。
まっ、良いか。上出来不出来の人生も、とにかく生きていけりゃあってな気にもなるってもんさ。

で、お話を元に戻して、今この森はまたまた大変なめにあっているらしいのですね。
ゴミからの攻撃ですよ。
何で何で人は・・・
嘆かわしいばかりです。

という訳で、森好きな私の森の話題でしたが、このお話、実は続きます。またもこれは前振りなのでした。次回が本編。






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お仕事中

2010-08-03 01:08:01 | 梢は歌う(日記)
上の画像は、2005年の熱川バナナワニ園で撮ったもの。
なぜか熱川バナナワニ園には楽しい思い出しかなくて、好きな場所です。
ワニが口を開けているだけですが・・・
鰐皮のお財布なんかも売っていたかなぁ・・・

今の季節、蓮なんてものが綺麗に咲いているみたいですね。

今咲いている、それらを観には行きたいが・・・

まあ、火曜日はお仕事を頑張る日なのです。加えて、溜まっている事などもやっつけて、楽しい夏休みを迎えたいなと思います。


ちなみにちょっこし日記です。
今日・・ではなかった、もう昨日、私は多くの友達のことを考えました。実際にお電話でお話したり会う約束をしてみたり。
そのきっかけになったのは、ふと感じた寂しさだったと思います。

ポツンとひとり。

その言葉は確かに惨めな感じです。

だけど、本当にそうかしら。

ポツンとひとり。
そう感じたから、私はあなたに電話が出来たのだから。

ポツンとひとり。
そう感じたから、会う約束が出来たのだから。

ポツンとひとり。
電話の向こうで友達が言いました。
「私やっぱり軽い鬱みたい。だって死んでしまいたい。」
寂しいはずの私が一生懸命、ムキニなって慰めていました。
「なんだかいっぱい慰められちゃった。」と友人。
そりゃぁね。死にたいなんて言われたら、慰めてしまいますよ。
でも私、本当の鬱なんかじゃない事分かっていたけれど、「頑張って」とは言わなかったなぁ。

ポツンとひとり。
だからこそ出来ること、感じることが出来ることがあるんだって思いました。

と言うわけで、昨日は結構良い日だったと思います。
&数日はお仕事ちう。(本当は映画に行きたいけれど・・)

















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黙阿弥オペラ

2010-08-02 01:14:10 | 観劇・コンサート日記
7月28日、追加で買ったチケットは劇場的にはあまり良い席ではなかったのだと思います。でも、私には最高。だってこの小さめな劇場の最前列は役者様たちとは至近距離1メートル。
もうこんな事、いつも遠めの私に許されて良いの~っという感じ。感激の観劇。おいおい。

それはともかく、このお芝居本当に、凄くすごく良かったです。

今日と言う日を明日に繋いで、とにかく生きていこうよ。

そんなメッセージをびんびんと感じました。

「行きも帰りも」の中でも書きましたが、観客のおじ様たちが帰りに脚本を買っていきたくなる気持ちが良くわかります。

役者様たちも芸達者。ひとつふたつみっつ・・そのぐらい噛んだって許してやろう。
おっと、偉そうに。こちらの方こそお許しあれ。

熊谷真美さんのお芝居は初めてです。私の中では何時までたっても「まあ姉ちゃん」←知ってる?
でも、もう「まあ姉ちゃん」って言いません、私。
彼女、お上手なんですね。予備知識ないものだから、最初に彼女がおとらばあさんを演じているなんて分からなかったのです。
もちろん黙阿弥事河竹新七役の吉田鋼太郎さん、円八の大鷹明良さん、久次の松田洋治さん、及川孝之進の北村有起哉さん、おせん役の内田慈さん、本当に楽しい時間をありがとうございました。

もっちろん、五郎蔵の藤原竜也はスペシャルにです。
ご贔屓ですからね。
芝居の楽しさの奥。それは、やっぱりご贔屓を持つと言うことなのかなぁと最近ちょっと思ってみたりします。

本当に近くで見ると、思っていたより手とか足とかが大きいんだなあと思ってみたり・・・
おいおい、見ていたのはそんな所か~!?
いやいや、そこも見ちゃったけれど、ちゃんとお芝居を見ていましたよ。

この役、本当に良かったですよ。
彼、こんな役も出来るようになったんだ。
買ったパンフの中の藤原竜也君、北村有起哉さん、吉田鋼太郎さんの対談の中で、
藤原;井上さんが「藤原竜也を成長させたいなら、五郎蔵役をやらせるべきです。」と、言ってくれたんです。
と言う件(くだり)があって、ここ、本当にうなずけました。

いつも台詞も不正確にお伝えしてしまうのですが、今回は本当にそんな事は申し訳ないという感じなので一切しませんが、新七の言葉を借りて、そこには井上先生の芝居論がいくつか語られていたように思います。
そのうちのひとつは私にはかなりの涙ポイントだったのですが、ネタばれなしで書いているので、そこもちょっと我慢です。

だけど
「私とタカシマヤは・・・」で語られる、役者ポイントは藤原竜也君の若く美しいイメージとは微妙に違う。だからこそ五郎蔵を遣らせるべきとおっしゃたのかもしれないと思いました。若さも美しさも、やがては時が奪っていってしまう。でも何を奪われてもそこに確かなる演じる力さえあれば、役者にとって怖いものなどないはずだからです。

もともと、この五郎蔵役はずんぐりむっくりとした体裁の上がらない男なのだそうです。
ずんぐりむっくりには到底見えませんでしたが、
私・・・
彼が・・・
極端に言うと・・・
伝助に見えました←知ってる?
いや、見栄張っているわけじゃないけれど、私もあまりは知らない。
でも確か、ちょっと性格も見た目もちょっと駄目で、冴えないおっさんキャラ。だけどそれはペーソス溢れるおっさんで、そんな彼を中心に繰り広げられるコメディが「デンスケ劇場」なるものだったと思います。

要するに冴えないおっさんキャラ。だけどそれは愛すべきおっさんキャラです。

・・・・ちょっと、また涙が出てきてしまいましたよ。

井上先生は凄いですね。狙い通りだと思います。渡すべき本を渡せなかった代わりに違うものを遺言として渡していったのかと思うと、また涙ハラハラしてしまいます。

そんな彼だからこその涙ポイントもありました。

涙と笑い・・・
絶妙・・・

このお芝居は、まろやかでありながらも台詞一つ一つが鋭く生きていると言う印象深い作品でした。
経済的事情もあって、お芝居はいつも一期一会の私ですが、今回はもう一度観る事が出来るので、その時はネタばれガンガンで感想を書いてみたいと思います。

当日券も確か若干あったような。









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