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森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

パパさんの誕生日会

2016-09-19 17:03:13 | 家族スナップ

夫殿が笑ってる。

嬉しそうで機嫌がいい。

それだけで良い。

良かったナ。これで私のミッションも一つ終わったってわけだな。

 

※        ※        ※

8月のある日、私はルート君と一緒に横浜の実家に遊びに行きました。私の母に会いに行くと言うのも一つの目的ではあったのですが、もう一つ私には目的があって、それは夫の定年のお祝いの提案と打ち合わせを息子たちとする事だったのです。

→サンマーメンと松原商店街で横浜を感じる

なんだかさっぱりと具体的には決まらなかったのだけれど、とにかく9月の良い日を選んで集まる事になりました。

その後カレンダーを見て、この日が良いなと思って選んだ日は、まさに彼の誕生日のその日だったのです。

 

今までご苦労様と言う感じの定年のお祝いと言うよりも、まさに誕生日のお祝いになって良かったナと、私は思いました。

だけど私、ちょっとだけ緊張してしまいました。楽しい会が開けるかしら。今日と言う日をみんなの想い出に出来るかしら。

 

※      ※       ※

6時50分に横浜からやって来たラッタさんと駅の改札で待ち合わせをして、予約しておいたお店に行きました。

シャンパンでとりあえずカンパーイ !

それからお料理が出てくるまで、ちょっと時間がかかってしまったので、4人でワイワイとおしゃべりタイム。そしてその時に子供たちがプレゼントをくれました。

姑息にも、ワタクシ、夏に

「そうねえ。おやすみの間に温泉ぐらい行きたいから旅行券なんか良いと思うなぁ。」なんて、実は二人に暗示をかけておいたのです。

「それが欲しいのはあなたじゃないの。」とラッタさん見抜かれて、オホホホととぼけていたのですが・・・・。

 

ラッタさんが用意しておいた旅行カードはルート君と二人からのものでした。

「はい。これがメインのプレゼントで。」と言って、そのカードの箱の入った袋を渡すと

「そして、こっちがおまけです。」と言って、更にお酒の入った袋を夫に渡しました。

「俺も、おまけの方を。」とルート君も小さな袋を出しました。

 

ラッタ君のはお店では開け辛いけれど、ルート君のはその場で開けてみました。

そこには夫殿が欲しかった腕時計が入っていました。

私はちょっとジーンときました。

ふたりともちゃんと考えてくれたんだなって。

 

夫は嬉しそうな顔をして、だけどこういう時に余計な事を言う名人です。いわば照れ隠し。

一つ目は

「あれっ、ママからはないの。」

ナイよ !!

「今日の回の企画とお支払いが私からの、まあ、その、それの代わりと言うことで・・・・」

でも考えてみれば、お支払いって、私のへそくりから出すわけじゃなかったな・・・・・。

まあ、深く考えない事にしよう。

二つ目は、息子たちに

「ママの時にもよろしくね。来年すぐだから。」

その言葉を真に受けて

「そーなんだよね。間が狭すぎる。一年延期にしてくれない!?」とラッタさん。

 

延期できるものならば延期したいもんじゃわい。

だけど

「私の時には、何にもいらない。本当に要らないから。」と私は言う…今はね。そして本当に何もないとむくれるとか?

いやいや、本当に要らないや、だって息子たち本当にお金を使っちゃって気の毒だって思っちゃった貧乏性なワタクシなんです。

もしも出来るならば、また一緒にご飯を食べるくらいで良いな。

だけど家計管理担当なので、お支払いはワタクシ?

まあ、それも深く考えない事にしよう。

 

このお店では途中でテーブルに手品をやりに来るサービスがあって、それがものの見事で家族で盛り上がってしまいました。

凄く楽しい時間でした。

 

お料理

 

  

 

 

  

 

写さなかったけれど、これにもう一枚ピザ。それからトップ画像はおまけのケーキ。どれも美味しかったです。

 

帰り道で、みんなに言われて気がついたのですが、パスタが頼んだものと違うものだったのです。

「ちょうどパスタが来た時に、あのマジシャンの人が来たのよね。それで皆その時はまったく気が付かなかった。間違えて作っちゃったけれど、それを分からなくする一番のマジックだったのかもね。」とか言って笑い合いました。

 

旅行カードと時計の画像はないのですが、ラッタさんから頂いたお酒です。

 

 

しばらく飾っておくそうです。

 

 

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「超高速!参勤交代 リータンズ」

2016-09-18 02:03:48 | 映画

9月16日に映画館にて観てまいりました。

この感想はネタバレしていません。あらすじも書いていないので、下の方にHPをリンクしておきますね。

 

この映画の前作は、本当に笑ったし楽しかったんですよ。ええと、その時の感想はと今は休止中の映画ブログを探したら、感想をちゃんと書いていなくて、2014年のおまとめ感想の中にほんのちょっぴりありました。

↓ これです。 

11 超高速! 参勤交代 6月22日鑑賞

文句なし。超面白かったです。映画館で噴き出すほど笑ったのは久しぶり。手を叩いて笑いそうになりました。
これぞ日本の映画って感じ。
いろいろ毎日の暮らしで鬱々した気分になったら、この映画を借りてきて見ましょう。「まっ、いいか」って言う気分になりますよ、きっと。
特にあの吊り橋のシーンwwwwwwwwww
思い出しても笑えます。

 

「11」と言うのは2014年の11本目の映画と言う意味で、この映画の感想としては意味のない事です。しかし映画の内容にこれほど触れていない感想もないなと思いつつ、こんなに褒めているのも凄いなと思ってしまうのです。

ここまで楽しめるかは怪しいなとは思いつつ、それだけ前作で笑ったのだから続編も見に行くでしょう、私的には。

 

その怪しいなと言う部分は、実は当たってしまったのですが、だけれども「残念ながら」とは思えませんでした。まあ、これはこれで良かったのではないかと思えたからです。

前作は金なし人なし時間なしで、如何に知恵を使っての参勤を乗り切っていくかの様子がメッチャ面白かったわけですが、その繰り返しではいけないと作り手さんが思ったかどうかは分かりませんが、そこの部分は少々短いのが残念でした。でもやっぱり、同じものを二回見せられても仕方がなかったかもしれませんしね。

その少々短い交代道中の部分も結構笑えました。

手を叩きそうには成りませんでしたし吹き出しそうにもなりませんでしたが、それでも結構笑いました。

 

ところで私、少々不思議な感覚に囚われました。

あまり普通の人は感じない事なのではないかと思うのですが、コメディのチャンバラの中で人が死ぬのって意外と怖いなと思ったのです。

チャンバラって、もしかしたら死語ですか?

それはともかく、別に私はスプラッタは苦手だけれど、だいたいのジャンルは大丈夫。だけどアクションものでもサスペンスでもヒーローものでも、ハードな暴力シーンは目をつむるタイプで、時々映画料金を損しています。だけどそれは直視が出来ないだけで怖いと言う感覚ではないのです。それはそう言う内容だと分かって見ているからなんですね。

だけど、コメディだと大笑いした直後に敵と遭遇し戦いのシーンになると、敵と言えども死者多数です。笑いと死が混在しているのです。

笑いとほのぼのほっこりの時代活劇って、実は結構作り手視点で言うと難しいんだなとしみじみと思いました。

だから女性が不意に敵を襲う時もそれは胸を突く事はなく、他のシーンでも何人倒しても血しぶきはなかったと思います(確か)

 

まっ、こんな感想を書く人はいないと思うのですが、感じてしまったものは仕方がないと言う所です。

 

そう言えば、9月25日に「必殺仕事人2016」があるので、その復習版として今日は「必殺仕事人2015」が再放送されていました。

知念侑李君は両方の作品に出演しているんですよ。

この映画の中での戦いのシーンの彼は、ちょっとユーモラスにも描かれていて、ちょっと「必殺」と通じるところがあるかもしれません。


あと、この映画はこの映画単体でも楽しめるけれど、続編である事をお忘れなくと言ったところです。映画が終了した後にゾロゾロと扉の方に向かう途中、後ろを歩いていた男の人が

「なんだか良く分からない話だったな。」と言っているのが耳に入って来て、ちょっと首を傾げてしまいました。

ツッコミどころは確かにあるものの、物語的にはすこぶる分かりやすいお話です。

「分からない話」を推理すると、前作を全く知らずに、人間関係と背景が理解できなかったのではないかと思います。

やっぱり続編映画は、前の作品を知っていた方が良いと思います。


HPは→こちら


 

 

 

 

 

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月を見上げて虫の声を聞く

2016-09-17 02:06:39 | 梢は歌う(日記)

夜のバイトの後の帰り道で、ふと見上げたら月がとっても綺麗で光り輝いていました。

すれ違う人も居ない夜の道なので、気を許してずっと空を見上げて歩いていました。

もしも足元に異空間への穴がボカンといきなり空いた所で、私はわけも分からずピューと落ちて行ってしまった事でしょう。

だけど残念ながら、そんな楽しい事は、いや恐ろしい事と言った方が良いのでしょうか。とにかくそんな事は起こらず、私はずっと空を見上げたままで道を歩いていたのです。

 

公園の横の空き地を近所の人が勝手に花壇にしています。だけど綺麗な花壇を作っていると言うよりは、夏にはひまわり秋にはコスモスをワッと植えてお手入れはナシです。それでも綺麗に勝手に咲いているのでそれはそれで有り難い事だなと思っています。

人の視界と言うものは病気でもない限り結構広くて、月を見上げているその目の端に秋のコスモスが揺れているさまが映るのです。

それでも私は足も止めず、月を見上げたまま。

だけど耳だけは気持ちの良い虫たちの鳴き声に魅かれて地上に向けられていたのでした。

 

ああ、この道を、あの時私はべそをかきながら歩いたなと思い出しました。あの時と言うのは夫が入院していた冬の夜の事です。

いつか必ずやってくる人生の節目の時。逃れられない別れの季節。

だけど運命は、それは今ではないと伝えてくれたのでした。

 

いつの間にか季節は春、夏と過ぎて秋が来ていました。

 

昨日キッチンで、トン汁にお味噌を入れるだけの時間が出掛けるのに間に合わず、夫殿に「ヘルプ~ !」と呼んで手伝ってもらいました。その時の話の前後は忘れましたが、

「いやあね。いつか私もあなたも、ジーサンとバーサンになってしまうのね。」と言ったら

「俺たちは既に、もう爺さんと婆さんだ。」と夫。

「ああ、そうねえ。いつの間にかねえ。じゃあ、後は頼んだよ、じいさん。」と言って、ばあさんは出かけて行ったのでした。

 

日本には晩夏があり同時に初秋が存在する、感性を磨けば世界は美しさで溢れていると思います。

歳を重ねておじいさんと言うまたはおばあさんと言う存在になる事は、ある視点から見れば寂しい限りです。若き日の煌めきと比較すれば容色と体力の衰え、または脳の衰退など嘆きたくなることばかり。だけど心の引き出しの中には想い出も経験からなせる知恵もぎゅうぎゅうと押し込まれているはずです。

また視点を変えれば、そこまでたどり着いたと言うことが素晴らしいのではないでしょうか。

 

40歳になったばかりの頃、80歳まで生きる事を考えて

「まだまだ半分です。」と言ったら、少し年上の友人が

「下りは早いぞ~!!」と言いました。

確かにそうかもしれません。

 

もう半分どころか、ここから先は50年生きたらテレビが取材に来て、10年未満の人も居れば、運が良くて後20年ちょっとぐらいがせいぜいで、30年生きられたら凄いねと言われると思います。

人生後半は転がる坂道。

だけどせいぜい足を踏ん張って、転がらないように丁寧に歩いていきたいなと、月を見上げながら思ったのでした。

 

 

 

 

 

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「GO !」&「愛しています。」は魔法の言葉

2016-09-16 18:19:02 | テレビ・ラジオ

水曜日に「家売るオンナ」が、木曜日には「はじめまして、愛しています。」がそれぞれ最終回を迎えました。

この2本が終わってしまうと、私の今シーズンのドラマ視聴は一応終わりです。一応と言うのは、日曜日の「仰げば尊し」の裏だった「HOPE」を気が向いたら録画で見るか、WOWOWで頗る丁寧に描かれて好印象な「沈まぬ太陽」を見るからなのですが、感想は書かないと思うので一応終わりと言う感じです。

一言で感想を言うならば、水曜に笑って木曜に泣いてと言う所だったと思います。

 

「家売るオンナ」が最終回を迎えて、感想でも書こうかなと思った時に、ちょっと私、混乱しました。何をかって言うと、この作品の脚本は大石静さん。それなのに「はじめまして、・・・」の遊川和彦さんかと、ふと思ってしまいました。確かにチョー個性が強いキャラのヒロインのサンチ―の描き方がいかにも遊川さんポイと言う点も挙げられると思うのですが、それよりもサンチ―こと三軒家チーフが5分で、いや本当に5分と言うわけではなく、感覚として5分程度に感じると言う意味なのですが、自分の人生を語るところなどが、まるで家政婦のミタのように感じ、ちょっとした混乱が起きたのです。

まるでホームレスの様に見える大富豪に、
「自分はホームレスでした。」と語り、ちょっとずつその過去が知られて行く所も興味を引っ張りましたね。

白洲美加に自分の過去を語り、彼女を諭すシーンで、言葉だけで視聴者は彼女の過去を知り、謎めいた美女の三軒家がグッと身近な感じになる所もうまいなと思いました。

なんだかんだと言って、この「家売るオンナ」はコメディですよね。とっても楽しかったし、笑えました。

だけどコメディは、意外と奥が深い。

毎回三軒家チーフの言う事に頷くことが多かったと思います。

北川景子さん、無表情の個性キャラを熱演していたと思います。笑えないのって辛いですよね。

他のキャストの方々も、みんないい感じで撮影現場は楽しかったのではと思います。

どうしようもないみんなの足引っ張りの白洲美加をイモトさんが好演。図々しくてダメダメな感じが伝わって来て、良かったですよね。この役を太眉を落としたイモトさんがやってるって、最初は気が付かなかった人も結構いたみたいです。

「イッテQ」は体力勝負の番組なので、今から次の為の準備は必要ですよね。

 

こういうコメディでは、庭野や屋代との恋は生まれるのか、そしてどうなっていくのかと言う点においては、だいたいどうにもならないのはお約束のようなものですよね。でも屋代とは、テーコー不動産の方針に逆らったために仲良く退社し、サンチ―不動産で働く事になりました。

最終回で

「仲良く辞表を書こうか。」と言った屋代に

「仲良くとは?」と言う言葉に拘った三軒家に、思わず微笑みました。

だけどトンデモナイギリギリの人生を歩んでいたから、彼女には怖いものは無いんだなと思いました。

無表情で吠えるように言い切った「会社の犬 !」は、やっぱり笑えるけれど奥が深いなと頷くところでもありました。

コメディはある意味メルヘンにも通じるんだなと思いました。

とにかく

「GO !」はマイブーム。自分自身についつい言いたくなってしまう言葉だったと思います。

そう言う方も多かったのではありませんか。

 

メルヘンだなと思ったもう一つのドラマは「はじめまして、愛しています。」でした。

特に日本人にとって「愛しています。」は心の中では何度も繰り返すことがあっても、または他の言葉に変換されて言う事があっても、敢えてストレートには口にしない言葉と言ったら、この言葉がナンバーワンなのではないかと私は密かに思っているのです。

その言葉を敢えて乱発するこの物語は、本当はリアルからかけ離れているのだと思うのです。

ネグレクトと言う虐待を受けていたはじめ(ひかり)は繋がれた鎖を外し、ピアノの音に導かれるように美奈と信次の前に現れて、そのはじめを特別養子縁組をし本当の親子になっていくまでの物語です。

近頃普通の物語展開ではないようなドラマが流行っているみたいなので、これも最終回では番狂わせが起きるかと思ってしまいました。はじめの生みの親の黒川泉がはじめの父は自分の父と言う衝撃の出生の秘密を話し我が子に心の底から謝罪をした時に、解き放たれて、この少女は親に戻る事が出来たように感じました。親に戻れたのだから美奈はひかり(はじめ)は泉に返すのではと思ってしまいました。いや返すべきなのではと思ったのかもしれません。それは私の心の中の声だったのでしょうか。

だけど将来、その出生の秘密をはじめが知ったならば物凄く苦しむし、高慢な態度の泉の母の月子も苦しむ。

この結論で良かったのかもしれません。

メルヘンなのですから。

はじめの出現と関わりを通して、美奈と信次の周りの人たちとの繋がりがみんな良い方向に変わっていきます。

ふたりの親との確執、弟と妹の生活。ずっと寄り添っていてくれた秘書の方への感謝も含めて、「家族と同じ。」と最終回で初めて言えた事も良かったです。

その関わり方や触れ合いの節目でいつも出てくる「愛しています。」と言う言葉。

分かっていても、ある時にはちゃんと声に出して言いましょうと言う言葉なのかも知れません。

が、もしもそう言う趣旨でその言葉が使われていたのだとしたら、私はちょっと鬱陶しく思います。余計なお世話のような・・・。

敢えて日常ではあんなに乱発しない言葉を使ったのは、これは魔法の言葉なんだよと言う意味だったのだと思うのです。だから時にはその言葉を使ってみようと言うような意味だったんじゃないかと思うのです。

同じに感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、微妙に違います。

 

とにかく、毎週泣いていました。ドラマで泣くって気持ちが良いですよね。

いかにも泣かせると言うシナリオを嫌う方もいらっしゃる方もいるかも知れませんが、私は単純な人なので意外と好きなんです。ドラマで泣いてリアルでは泣かない、そんな生活で行きたいですよ。

遊川さんは本当にいろいろなアイデアで物語を作っていくので凄いなと感心します。

 

最終回のラスト。

「10 10 085」

市役所の何かの数字を見て、美奈が

「とうとう親子」と言いました。

はじめが

「お父さんとお母さんは似てきたね。」と言います。

 

クスリと笑って終わり。

好きでした、このドラマ。

 

また来シーズンも、素敵なドラマに出会えますように♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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斬新なドラマたち。

2016-09-12 17:26:33 | テレビ・ラジオ

日曜日はドラマディー。

 

真田丸36回「勝負」も良かったです !!

一回書きはじめたのですが、この「真田丸」の感想だけでワン記事になってしまい、これはまた感想は感想でちゃんと書こうと、たった今思い直したところです。「真田丸」も佳境です。

犬伏の別れから今回も見どころがいっぱいです。

でも、「真田丸」36回のドラマが始まった時に、私は夫に言いました。

「今日は確か『関ヶ原』だよね。」ルンルン。

別に「関ヶ原の戦い」が好きってわけではないのですよ。でも、大河ファンってやっぱりアホのように「本能寺」のシーンが好きだったり、えーっと後、何かったけなあ・・・? ああ、壇の浦とかね。

とにかく何回も何回も同じようなシーンを見るのですよね。

ずっと見ていて、思わず時計を見る私。

「ああ、『関ヶ原』は来週だったんだ!」って言ったわさ、私。

そして三成と大谷様が

「いよいよだな。」と言うシーンが。

「やっぱり来週だったな。」と言ったとたんに、佐助がはしゃいでいる真田の酒宴にやって来て

「ご報告があります。」

 

と、2分で終わってしまった『関ヶ原の戦い』だったのです。

思わず、

「あはっ !」って空しく笑いましたよ。

そうでしたよ。三谷幸喜のシナリオでしたね。真田は『関ヶ原』にいないもんね。だから描かれなかったのです。

なんかそれはそれで、凄く好きって思いました。

世間では、コレを評して「超高速関ヶ原」と呼ぶようになったとか  

 

 

感動的に終わった「仰げば尊し」。

これも流れ的には物語の展開を普通にしなかったところが良かったと思いました。

樋熊が最後の指揮棒を振っても、美崎高校は全国には行けませんでした。彼は手術が上手くいかなくてホスピスに行くしかない―。つまり学校に戻って来ることはないのです。それでも奇跡をドラマにする事はありませんでした。

全国大会への最後の一校が発表される時にCMが入りました。私は心のどこかで、どうせ選ばれるんでしょと思ったのですよ。

違う展開に驚かされ、なんだかこの物語が逆に好きに感じました。

そして美崎サウンドで私は十分に泣けました。練習風景でも樋熊は、あまり子供たちに注意するようなシーンもない代わりに、あまり音楽的には耳に心地いいものではなかったのです。それなのに本番の時には、練習の時とは全く違うように感じました。

特訓シーンとか、汗をかきながらの練習風景もなかったように思います。子供たち一人ひとりの絡み合いも、一部の主演生徒以外では皆無。そこは勿体なかったと思いました。良いキャラもいたと思うからです。言うなれば途中回では、あまり見たいシーンはなかったのです。

それでも関東大会でゴールドを貰って終わった美崎高校の物語は、その後輩たちが引き継いで、そして初回のシーンに戻っていったのでした。私を泣かせたものは、やっぱり美しい音楽の調べにあったと思います。

そして青島が言った

「またな。」だったかもしれません。

 

そして・・・・。

「そして誰もいなくなった」も最終回。

夫が言いました。

「続編を作る気、バリバリだな。」

うん。と私は強く頷きました。

終わった時、映画化の告知とか出ないのかって、まじに思って少々待ちましたよ。

このドラマも斬新すぎます。

こんなに伏線回収しなくていいのかよッ♪ ←思わず歌っちまったぜっ♪

 

こういうドラマって途中で、こう思うって言えない所が辛いですよね。

思っていた事は、夫と姉にぐらいしか言えなかったのですが、半分は当たっていました。

黒幕は瑛治。そして新一の弟。

動機も母親を奪われた個人的恨み。

お母さんが後妻で死んだ父親に財産があると分かった時点で、そんな風に推理は出来ましたが、外れたのは…ってそこのところの解説が不十分なので、本当に外れたのかなってまだ諦めきれていないのです。

それははるかの死亡に対してちょっと疑問に思っているんです。

あの飛び降りはどう見ても計算したものだったし、お葬式はやってもその後の彼女の死んだ姿は出てこなかったでしょう。

同じような人が後ふたりで、その一人は「ガキに使い」と、後は、黒幕の瑛治。

「どこかで猫のように死んでいるに違いない。」と言う新一の言葉だけで死んだことになってしまっているでしょう。馬場さんも車ごと海に落ちたから死んだことになっているし・・・・

怪しいよね、コレ。

 

だけど瑛治は相当頭が良いみたいだし、なかなか面白かったですよね。話が個人的恨みにしては物凄く大事になっていたし、新一だってダークサイドに落ちていた時は、かなり楽しそうにやっていたと思うのです。

最後まで「えっ?」「エ」「ええ」っていろいろな「え」を聞ける楽しみがありましたね。

公安に「藤堂新一」と名前を呼ばれ、微かに微笑む新一。自分を取り戻すまず最初は名前なんですね。そして

「孤独から、俺は今、いちばん遠いところにいる」で終わったラストは良かったです♪

 

ああ、終わっちゃった~。来週から何を楽しみにしたらいいんだ~。って言うのが今の心境。  ちっちゃな私です 

 

ほんのしばらくですが、ブログの更新などをお休みいたします。

 

 

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9月11日、日曜日。

2016-09-11 23:10:40 | 梢は歌う(日記)
 
9月11日、金曜日。
 9月11日、木曜日。最近、自分の中の老いと向き合わなければならないこともあり、今日という日の朝のバタバタもあり、ためている書きたいドラマ記事もありで、さて何から書......
 

 上の文は、昨年の9月11日に投稿したものです。

そこを開くと、またその一年前の9月11日の記事が開くツリーになっています。

2001年に起きた「9.11多発同時テロ」の事は、本当に恐ろしい出来事で、その後の流れについてもいろいろと考えさせられる事の多かった事件でした。

記憶と言うのは、意識して思い出し記憶の中にインプットし直すことによって、いつまでも覚えている事が出来るのだと言うのです。

敢えて思い出さなければ、いつか大きな出来事も風化して言ってしまうのだと思います。

 

昨年の記事の中に

>昨年の記事の中で、14年前に

正義のためなら多少の犠牲も仕方がないと言った知人に、裏付けが取れていない報復に何が正義だと声を荒らげて反論し

と、言う文があるのですが、家族に対しては相当短気な私でも赤の他人様にはかなり辛抱強いのに、カッとなってしまい喫茶店で怒鳴ったと言う・・・・・今となっては懐かしい想い出でもあり、私的には意外と好きなエピソードなのです。

だけど「正義の為なら多少の犠牲も・・・」と言った友人は、自分の家で少々のまとまったお金が必要になったために、仕事のシフトを誤魔化して労働時間を水増し請求し、そしてバレテ首になってしまいました。

今はどうしているんだろうか。

でもきっと強く逞しく生きているような気もします。

だけどそれでも時々思い、あの歌を思い出すのです。

「あんたの正義は何だ~♪」ってね。

 

誰かの正義は誰かの正義ではないー。

そんな事はあるかもしれない。

だけれど自分が信じる正義は、誰の命も奪うものではない正義なのか、多少の犠牲だなんてくだらない事を言わなくていい正義なのかを、時には考えるべきなのではないかと、そんな事を思う日があっても良いのかと思うのです。

 

今日はドラマデー。

夜はたくさんのドラマを見て楽しんでいます。

そんな事が出来るのも、平和だからなのだと思います。

 

今日は、やっぱりこの歌ですよね。

 

 

John Lennon - Imagine HD

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毎日が土曜日

2016-09-11 01:07:20 | 梢は歌う(日記)

なんとももはや中途半端な物言い。

 

「毎日が日曜日」なんて言葉は聞いたことがある・・・・・

と、思ったら本のタイトルだったのか。

 

毎日が日曜日 (新潮文庫)
城山 三郎
新潮社

この本、面白そうです。今度読んでみようかな。

大島弓子さんの漫画のタイトルにもあったような・・・・

あっ、あれは「毎日が夏休み」だった。

映画化にもなった、あの作品は傑作の漫画ですよね。

その本が見つからないので、適当に本の紹介を貼っておきますが、実はこの本に収録されている「夏の夜の貘」は、声をあげて泣くレベルの作品ですよ。

 

つるばらつるばら (白泉社文庫)
大島 弓子
白泉社

 

夫が家にいるようになって早くも数日たちました。彼にとっては、まさに、毎日が日曜日みたいなものだと思います。でも私の毎日は基本的には変わらないので、それにほんのちょっぴりと仕事もしているので、日曜日みたいな感覚にはならないのですよね。

それなのになんだか彼が家にいるだけで私自身ものんびりとしてしまうのです。

それで中途半端な土曜日と言う言い方になってしまうのですが、土曜日って明日は家族はお休みと思うだけで、ちょっと気持ちがのんびりするでしょう。そんな感じです。

 

でも本当は、お昼ご飯もちゃんと作ると言う仕事が増えたのも事実なんですよね。

 

今日は月1回だけやっているボランティア系のお仕事の日でした。そこで会う人に

「夫が家にいるようになったので、飯炊き女をしています。」と言ったら、

「ご主人、家にいるならやってもらえば。」と軽く言いました。

 

「まあ、そのうちにね。」と私はにっこり笑って言いました。

 

私の年上のお友達たちの旦那さんたちは、既に本当にリタイア組もいるのですが、この食事を作ってもらうと言うのはけっこう難しいようです。と言うより家事全般のお手伝いも。

でも私は難しいからやってもらわないのではなくて、「そのうち」やってもらおうと思っているんです。だけどその「そのうち」と言うのは5年後か10年後の完全に社会から彼がリタイアした時で良いかなと思っているんです。

むしろその頃は、家事は全部できるおじいさんになってもらいたいですよ。

どっちが先にガタが来るか分からない事なのでね。

 

彼は今はしばしのお休みですが、やっぱり行けるところまではお仕事をしてもらいたいと思っています。それまでは、私が基本的な家事担当で問題なしですよ。

そんな分かる妻みたいな事を言っていますが、我が家では麺茹では夫のお仕事だったりもするのですよ。

ずっと昔のある時、

「やっぱり男の人の方が、なんでだか麺を茹でるのは上手で美味しいみたい。チャッチャとやって湯切りが上手いからかしら。さっすが~パパ。」とかおだてていたら、彼の仕事になったみたいです。オホホホホ ^^

 

だけど今日、私、失敗しました。

そのお仕事から帰ったら、部屋は掃除機がかかっていたんです。

いない間にお掃除をしてくれていたみたい。

猫の毛が凄くて、途中で一回、掃除機のゴミを捨てたんだと苦労話をしてきたので、

「あら、いつもそうなのよ。」と普通に気のない返事をしてしまいました。それこそ暇だったんだなって思っちゃったのですね、きっと。

 

「あー、大変だったでしょう。でもやってくれて助かった~ !!

ありがとう~。」って言えば良かったです。

だって絶対に、ふうふう言いながら掃除機掛けをしていた時に、心の片隅のどこかには、きっと私が喜ぶに違いないって思っていたはずなのですから。

 

ああ、出来る妻の道は遠いです♪

 

 

 彼の出社最終日には一応、ケーキ。

 

お昼は出来るだけ家でと考えていますが、先日は久しぶりに「くら寿司」に行きました。

「そんなのを食べるの?」と夫に言われたけれど、好奇心から食べてみました。

 シャリカレーのところはなかなか美味しかったのですが、あげたパンが私には脂っこくて、一度、好奇心を満たしたらもうイイかなと言う感じがしました。

 

毎日パパさんが居て、あんずさんは幸せそうです。たくさん遊んでもらっています。先日送別会があって、夜遅かった日には、

「パパさんが居ないでしゅよ、いないでしゅよ。」とアンアンと家中を鳴きながら探していました。そうなの。うちのあんずは「アンアン」って鳴くのですよ。

 

猫が観ている岩合さんの「猫歩き」、我が家も例外ではありません。あんずさんは欠かさず見ています。

 

あんずさんの画像を載せたら、もも吉の画像も載せなきゃ不平等と言うものですよね。

最後にもも吉の「盆踊り寝」をどうぞ。

 

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電線病

2016-09-09 15:41:29 | 梢は歌う(日記)

《東京都の小池百合子知事(64)の定例会見。小池氏は自身が防災対策として掲げる都道の無電柱化の重要性について語る》

← サンケイニュースから。記事全文は→こちら

それを受けてか、昼のワイドショーなどでは無電柱化の話題が多く取り上げられていましたね。

小池氏が日本人は電線病にかかってると言ったとか。

上手い事を言うなあと私は感心しましたよ。

 

どこに行っても、電線、電線、電線ですよ。

そして目が慣れちゃってるのですよね。

綺麗な空も、美しい風景も、その線を脳内で飛ばしてみる習慣が出来あがっちゃってるんじゃないかと思います。

 

「ああ、綺麗な空だなあ。」

電線が目に入らない・・・・・とか。

 

トップ画像は、実は富士山。

この季節は意外と富士山を見るのが難しいんです。ようやく顔をちらっと見せてくれたのに・・・・

雲は良いの、雲は。あるがまま。

でも、場所が移動できない所で撮ると、電線が。

こういう話題でもなければ、没写真でした。

 

 日光の光徳牧場にも電線さ。

これは後からトリミングをしたのですが、もちろん線は残ってしまいました。

 

野田市散策日記の画像も

田舎町だと思うけれど、鬱陶しいくらいありますよね。

 

私は無電柱化は良い事だと思います。美観もそうだけれど、やっぱり防災のためにです。確かに予算は大変ですよね。でもいつだって最初の一歩って大事な事じゃないかしら。

もちろん、小池さんの政策は東京の事を言っているのですが、意外と地方はなびきやすい所もあるじゃないですか。

うちんとこもやらなくちゃなってなってくれたらサクセスですよね。

 

だけど・・・・

日本人って、・・・・

少々の電柱とか電線って好きじゃないのかと、私は思うんですよ。

 

 こんな影とかが好き。

 

 「うちらは好きだぜ、電線。」

そしてこんな風景もー。

 

 

だから少々ね、少々。

 

そう言えば、伝染病の方の事だけれど、麻疹、麻疹と言っているけれど、あれ、本当に麻疹なの?

発病した人の中には二回、ちゃんと予防接種を受けていた人がいたらしいよね。

何かがオカシイって、ちょっと思うのだけれど。

 

 

 

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2007年12月4日の記事は「僕のお母さんは猫語が分かる。」

2016-09-08 01:11:02 | NO.50の記事

ふと公開している記事はいくつぐらいあるのかと思ったら、ツイッターのおまとめ記事も入れてgooブログだけでも2429もあるらしいです。

 

その中でも、自分の好きな記事と言うのがあって、

9月6日にこのブログ内アクセス50番目の記事だった

「僕のお母さんは猫語が分かる。」

は、自分でも大好きな記事なのです。

 

この記事は、実は「イギリス旅行記」の番外編です。

この時の猫との触れ合いを通して覚えた「ニャニャニャーン」で、私はイギリスの猫とも会話してきたのですから。

 

ずっと昔に飼っていた猫。もういないピピちゃん。

時が経つと想い出すらぼんやりと記憶の沼の底に沈んで行ってしまうと思います。

だけれどあの時の私とピピの想い出は、文字と言うカプセルの中にそっと包まれて、いつまでも沈まない想い出になっているのです。

 

そしてその記事よりももっと好きなのは、その一つあとの記事

「僕のお母さんは猫語が分かる」の続き

なのですよ。

それはもう大人になってしまったラッタ君の子供の頃の想い出です。

 

母親と言うものは、本当にささやかでちっぽけな想い出でも、それが時にはとっても愛おしくていつまでもずっと覚えている、そんな生き物なのかも知れません。

 

大好きなこの記事に、どのような経緯で訪れてくださったかは分かりませんがありがとうございます。

 

画像は、いくつかのバケツに水を入れている途中・・・・

ふと次のバケツを見ると・・・・

はい、これは猫のお約束~ ♪

 

お掃除前の床が汚い事も…我が家のお約束…だな。

 

 

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「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」の感想

2016-09-07 14:44:00 | テレビ・ラジオ

 記事には関係のない事ですが、新しい靴をちょっと近くまでだからと素足ではいたら、皮がベロリンと剥けてチョー悲惨な状態に。

皮がむけてむき出しの真っ赤な皮膚…って書いたら

「気持ちの悪い事を言うな。」って叱られそうだけれど、このドラマに耐えられた人なら、どうってことないよねって思います。

 

最終回まで本当にこれはやってくれましたよね。

このドラマについては、一回だけ感想を書きました。→ここです「16th/17th」の真ん中変に書いてあります。

シリアルキラーや異常犯罪ものが好きな私でも、その限界を超えた気持の悪さを持っていたこのドラマでした。

何処が気持ちが悪かったかと言うと殺し方なのですが、過去にも私の限界を超えた気持ち悪いと言う犯罪者がいました。映画ですがその犯罪には「ゲーっ」って思うのだけれど、なんでだかその犯人のハンニバル・レクターは好きなのですよね(^_^;)

そんなに気持ち悪いと思うなら見なきゃ良いわけで、途中は気持ちを抜いた回が数回あったと思います。言うなれば途中で寝てしまったか、チラ見だったかと言う所なのですが、それでも最終回まで見たのは、ヒロインの行く末を見届けなければ、その気持ち悪さのムカムカが納まらないと思ったからだったのです。

 

そして最終回までやってくれたと言ったのは、やっぱりその殺人の仕方。

生きたまま火をつけてと言うシーンは今までもあったと思います。でも佐藤都夜は、スタンガンでまだ体がしびれたままで身動きが出来なかったのですよね。動かない体が思わず動く…うにょってさ…やっぱりゲーッて思いますよ。トラウマになるレベルの恐ろしさです。佐々木希さん、頑張ってましたよね!

いや、燃えているシーンまで演じてたわけじゃないですが、異常な犯罪者の役をっていう意味ですよ。

中島先生が「羊たちの沈黙」のレクター博士みたいになってしまったのも、このドラマは原作物であっても、あっちの世界こっちの世界と言う言葉で言うならば、あっちの世界を「ハンニバル」レベルで狙っていたのかと思いました。

そして見所はやっぱり、この物語のかなり早い段階から

「これがテーマですよ。」と提示されていた、比奈子があっちの世界に行くかこっちの世界に留まるかだったと思います。

 

意外とね・・・・物語自体にはひねりがなかったのよね。

見せ場の工場の火事の中のクライマックスでも、ヒロインは無策なんだもの。

いや、ずっと毎回無策。いつもギリギリのところで仲間に助けられて、正当防衛と言う名目の殺人も犯さなくて済んできたし、最終回までもギリギリのところで仲間に助けられて終わりです。実はそこもこのドラマの狙いのような気もします。

いつだって人はひとりじゃないし、人として真っ直ぐに生きていくには誰かの温もりや愛があれば良いんだとか言う・・・・・

じゃあ、犯人さんたちはみんな・・・・・・(/_;)

 

ここまで書いて、脳内再生をさせて思ったのだけれど、気持ち悪いだけで面白くなかったかも…このドラマ。やっぱし。

でもメイドカフェの西連地店長と鑑識の三木カップルは好きだったし、切れまくりの東海林先輩はウザかったけれど演じている横山さんは好きな人だし、中島先生は最初から怪しいと思いつつ好きなキャラだったし、要潤は何をやってもどんな役でもいつも好き。と言うことで何の問題もなかったような気がします。

 

最後に「気持ち悪い」と言う言葉を封印して、あと少し感想を書きます。

 

このドラマを見ていて、小栗旬主演の「BORDER」と言うドラマを連想した方はいませんでしたか。←そのドラマの感想はタイトルでリンクしています。

あれはあの世とこの世のボーダーの話かと思ったら、最終回でこのドラマと同じくあっちの世界とこっちの世界のボーダーだった事が分かるのです。あのラストは賛否に分かれ盛り上がったように思います。だけれど、あれはあの最終回があってのあの物語だったと思います。

このドラマは、あのドラマが最後に出してきたドラマの本テーマを前面に出して物語を展開させていたわけなのですよね。

 

事件が終わってドラマの本筋も終わって、そして眠りの中で永久が出てきます。

夢の中で彼女を刺殺してしまうのか否か。

彼女は思いとどまり彼女に手錠をかけるのです。

そして光の中に去って行くー。

 

このラスト、私の中の95%が本当にホッとして良かったなあと思いました。

波留さんにはこういうラストで良いんじゃないかと思うんです。

だけど残りの5%の私は「あっ、そう。」と残念にも思ったのですよ。

 

永久を刺殺して、比奈子の顔に笑ったのか笑ってないかのような微笑が浮かぶ・・・・・。

もしくは

ほんのちょっと刺してしまい永久が真っ赤に染まっていき、比奈子の悲鳴がずっと続いて終わる・・・・・。

そんな終わり方も、こんなジャンルのドラマだったら「アリ」だったんじゃないかな~って、実はちょっとだけ思ってしまったのでした。

 

でも95%の私はこの終わり方で満足し、もう『終了~!!!』

と、思ったのです。

悲鳴で終わったら、続編希望になったかも。

 

あっ、そう言えば、波留さんには「「おそろし」の続編を是非やってもらいたいなあ、私。

 

 

※ 追記:BPOからコメントが出て話題になっていたんですね。→ここ

ドラマって「見ない」と言う自由は視聴者にあるわけだから、ウーム・・・・って、ちょっとだけ思う、私。

 

 

 

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