森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

馬さん鹿さん豚さん その2

2019-02-09 00:58:41 | 梢は歌う(日記)

1月は意外と忙しくて、しかも寒かったし(心も)ちょっと引きこもりがちだったのでした。

ほんのちょっと家に居る時間が長いと、「意外と歩けるdebu」 と言うのが、その体型に比例した動かない人になるまでには時間がかからないのですよね。

1月に近所の公園にお散歩に行った日は15000歩も歩いたわけですが、けっこうフーフー言ってしまい、

「こりゃ、アカン。春待たずにせっせと歩かなくては。」と思ったのでした。

 

※       ※

毎週金曜日は、姉妹でlineで集会をしています。でも先週の金曜日は私の誕生日で映画に行ったり買い物に行ったりで忙しいので、いつもの時間から午後4時に変えてもらいました。

帰りのバスの時間から逆算して行動していたので、約束の時間までにはばっちり間に合う予定です。

いや、でした。

バス停に行ったら、既に人が並んでいました。そして並んだ途端にバスがやって来て、みんながバスに乗り込んだので私も普通にバスに乗って、集会までまだ時間があるから何をしようかなとか呑気に考えていました。

だけどバスが曲がり角にきて、私はクラッとしました。左に曲がるはずのバスが右に曲がったからです。

「ええええええええ~~~ !!!!!!」←心の中の叫び

「あああ、なぜ、なぜに、来たバスの行き先を確認もせず、バスに乗ってしまったんだろう。こんな普通の事が出来ないなんて、もう終わりだ。ああ、もう人間として終わりだ。」←心の中の嘆き

すると心の中で、

「いやいや馬さん」と鹿さんが言いました。

「こっちのバスのルートは何処を通って行くのか、前から気になっていたんだよね。嘆いていないで風景を楽しみたまえよ。」

するとバスは、いつものお散歩コースの近くを通ることが分かってきました。

それで途中下車し、タオル三枚とグラス1個と蜜柑を持って、ふうふうと豚さんは歩いて帰ってきました。

もちろん途中で立ち止まり、5分遅刻する旨を姉妹に伝えました。

帰って来て、その話を姉妹集会で伝えると、妹が言いました。

「なにその、世界は自分中心で動いている的な発想は。」

私はその発言に吃驚しました。

「何それ?」

「だって来たバスが、自分が乗るバスだと信じて微塵も疑わなかったんでしょ。」

 

凄い発想だなと、むしろ私は感心してしまいました。

私がバス停に来たんだから、私が乗るべきバスが来るはずよってなことでしょうか。

 

「いやあ、そうじゃなくてさ。ただ単に何も考えていないって事だと思うよ。」

「意外と花ちゃんってさ・・・」と言うので

「いいえ、意外じゃないのよ、それが。お姉ちゃんは、毎日生きて行くのが大変よ。」と私は言いました。

完璧な日なんか一日だってないような私の毎日・・・・・。

 

「だけどね、」と私。

「今日さ、お蔭で『今日歩くノルマ』達成よ♪♪♪   きっと『歩かなきゃと決意してもやらないだろうな。』と見えない何かが応援してくれたんだと思うんだ。」とニコヤカに言うと、

「そのチョーが付くほどのポジティブ発想はどこから来るの。」とまた問うので、

「さあああ、どこからかしらね。」としみじみと応えておきました。

 

漫画に描けないのが残念ですが、たぶんそのポジティブ発想は、馬さんと鹿さんが手を取り合って笑顔で握手を交わし、その向こう側に豚さんがちょっと親指を立てて、そして可愛らしくウィンクしてる、そんな妄想空間の中から風船のように浮かび上がってくるのだと思います。

まあ、いろいろあるから、毎日は楽しいのだと言う事で結んでおきましょう。

 

因みにこの日は夜のバイトにも行ったので、11000歩、歩きました。

 

 

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誕生日の過ごし方

2019-02-08 00:44:40 | 梢は歌う(日記)
 
見えないけれどあるんだよ。
「見えないけれど、あるんだよ。」と言う言葉を、私は仕事での子供たちの勉強のお手伝いをする時に時々使います。「1x(エックス)」の1とか、関係代名詞の「that」とか、その他いっ......
 

 

上の囲みは昨年の2月5日に投稿したもので、昨年の2月1日の私の誕生日の事を書きました。

私の家では、夫殿から花を貰ったり子供たちから何か声をかけてもらうなど、ほとんど皆無。いや、皆無と言うのは酷い言い方かもしれません。5年に一度くらい、何かあって吃驚することもなくはないからです。まあ、だけどそれは奇跡に近いものがあります。

女の家で育っているので、実はイベント好きです。

だけどがっかりしてきた年月が長すぎて、それが私を変えてしまったのです。

つまり

「期待などするか、おめーらには。」って言う感じで、勝手にやらせていただいています。

なんたって家計担当なので、そこはホホホのホ。

と言ったって、一度リタイアしている夫と、徐々に仕事を減らしている我が家の家計なので、勝手と言ってもささやかなモノですよ。

 

2月2日の日に、夫とスーパーに普通に買い物に行きました。土日に一緒に買い物に行くのは、殆ど結婚した時からの習慣です。

そのスーパーに、近所のケーキ屋さんのケーキが置かれています。それが以前よりも目立つところに進出してきました。

「昨日はママの誕生日だったから、買っていくか。」と夫殿が言いました。スーパーなので、ついつい80円引きとか70円引きになっているものから選んでしまう私たち。

思わずワタクシ、

「まあ、可哀想な私。」って言ってしまいました。

だって誕生日のケーキが値引きケーキだなんて、可哀想だと思ってしまったからです。でも言った途端、

「いや、嘘嘘。なんにも可哀想じゃない、私。」と言い直しました。

そうそう。私、ちっとも可哀想なんかじゃなかったのでした。

 

なんたって2月1日は外気は冷たくひんやりとしていましたが、それは空気が澄んで遠くまで見渡せたと言う事でもあるのですよね。

遠くに見える筑波山。

写真ではうまく撮れなかったのですが、更に遠くに連なる山々が本当に美しかったのですよ。

わざわざマンションの10階まで昇って、写してきたのです。

早くも幸せな気持ちで朝を迎えていました。

 

午後からは映画に行きました。誕生日の気分で選んだのは「「メリー・ポピンズ リターンズ」」でした。(感想をリンクしました。)

感想では少々の文句も言っていたように思いますが、この誕生日チョイスは良かったと思います。

 

そしてその後、流山おおたかの森に入っている「吉祥寺 菊屋」に急いで行きました。このお店では、誕生日当日だけ、20パーセントOFFになるのです。

それでかねてから補充をしたいなと思っていたバスタオルを三枚買いました。

 

誕生日20パ~オフで、家族のためのバスタオルを買うなんて、健気な私。

誰も言ってもらえそうもないので、自分で言っておきました (^_^;)

でもちゃっかし、

 買っちゃった♡

ほらね、ささやかでしょう^^

 

そしてその後、急いで帰って夕食の支度を終わらせてバイトに行きました。

そう言えばその時、また私はやらかしちゃった事が・…と言うのは、また別の記事で書きますね。

バイトの内容は充実していましたが、夜には本当に疲れていました。

だけどそれは何処の段階で疲れたのかは、分からない事だなと思いました。

 

一日は意識して過ごせば結構長く、ぼんやりとしているとあっという間に終わりますね。

 

※       ※

朝一番で姉と妹たちから「line」でおめでとうラインが並びました。

母からは電話です。

私、本当はこれだけでかなり満足度は高いのです。

 

※      ※

因みにスーパーで買った私の誕生日の値引きケーキ。

ケーキ屋さんのケーキだけあって、凄く見た目も綺麗でした。

だけどこれ、食べてみたら、あまり私の好みではありませんでした。

 

ああ、可哀想な私。

 

 

 

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相棒17第14話「そして妻が消えた」

2019-02-07 00:11:59 | ドラマ(相棒)

だいたい世間から「理想の夫婦」とか言われているカップルって怪しいパターンが多いですよね。

しかしこのお話、痛すぎました。

 

とりあえず「ゴーン・ガール」の「相棒」版 ?

因みに「ゴーン・ガール」自体は、本当に面白いですよね。内容が分かるものをリンクしておきましたので興味のある方はどうぞ。(面白いけれど、かなり後味は悪いですよ。)

だけど今回のお話の三人の女がとにかく、女として嫌でした。

嫌なんだけれど、ちょっとだけ分かると言う部分もあるなと思いました。

何処がって言うと、「××の奥さん」なんて言われるのって嫌よね~と言う所。

 

あと、気のなったところがあって、それは妻の取り調べで男が5人で彼女を囲むじゃないですか。そこで語られる妻の失踪事件の動機などに、うんざり顔のイタミン達。

ウンザリするのは、凄く分かるし共鳴もします。

だけどこういう絵面って、なんか「圧」を感じてダメなような気がしました。女性警官の筆記者を入れるとか・・・・・・・・

それに刑事相手にあんな風に話すのも、すこぶる違和感が。

夫は殺人事件の現場を荒らしてるとか言っていたけれど、違った場所で「なんか違う」を感じたみたいです。

お話を面白いと思った方は多いと思うのですが、「相棒」ファンは、意外と細かいのですよ。右京さんの影響かしら?

 

 

しかしですよ。姉は「陰で支えてくれた」と言う感謝の言葉に切れる人で、妹は妹で姉のものを取りたかっただけなどと言う人で、坂崎は誰にも愛されていなかったと言う事なのかしらと、本当に可愛そうに思いましたよ。

亘が「花の里」で、女が怖い、結婚を考えちゃうとか言っていたけれど、、私だってこんな人たちばっかりの世の中だったら、考えちゃいますよ。って、結婚してかれこれ何十年だけれどね。

あとさ、青木はちゃんと「花の里」に呼びましょうよ。約束もちゃんと守りましょうよ。

感じ悪いったらありゃしない。

 

 

 


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梅は咲いたかな

2019-02-06 08:25:49 | お散歩&写真日記
 
上野東照宮&ランチ
私的には珍しく、お食事の写真をトップに持ってきました。まあ、話の流れの問題で。とにかく上野は、何でもパンダ。 ほら、ここにもパンダが。だけど友達からのツッコ......
 

 

上の囲みは昨年の1月31日に投稿したものです。これは昨年の1月18日のお出掛け日記でした。

この記事周辺に、「上野の山のぼたん苑と蝋梅」や「「北斎とジャポニズム」に行ってきました。」と言う記事を書いているのですが、皆18日の出来事です。

そしてこれが、愛子さんと星子さんと私の三人でお出掛けした最後になってしまったのでした。

その頃も足が痛いと言っていた愛子さん。

中年以降のひざ痛なんかは、誰もがもっている持病のようなものだくらいに思っていたあの頃。

じゃあ、美術館なら良いかとお誘いしたのに、結局ぼたん苑や東照宮など歩かせて、その日は確か1万歩とか歩いてしまったように思います。

だけどその時、訪れた所は皆楽しくて、

「遠くに行かなくても、こんな風に近場をウロウロも楽しいよね。今年はそれをテーマにしない ? 」などとみんなで言っていたのでした。

 

結局そのテーマは私と星子さんの物だけになってしまいました。

 

― だけど想い出は色褪せていないよ、愛子さん。

 

※      ※

 

1月30日、愛子さんの家に行ってお線香をあげてきました。

そして彼女の息子君と思い出話も語ってきました。

 

※      ※

 

 

彼女の家に向かう途中、ちょっと遠回りをしてから行きました。

昨年、上野東照宮の飾りの彫り物を見て、思わず梅が見たくなったけれど、それは近所でいいやと言いましたが、その梅がこれです。

これは1月30日の風景だから、今頃はもっと咲いていると思います。今日は滅茶苦茶寒いですが、温かい日を挟みましたから。

ちらりほらりしか咲いていない梅。

でも可愛い。

 


 

この季節は「蝋梅」の季節でもありますね。

 

 

その後、この蝋梅の横に居た、この実は何だろうか談議になりました。

イイギリではないしな・・・・?

で、家に帰ってから確認し、判明しました。

 

何も実をつけていない木についていたプレート。

ちょっとこれかも知れないと写真を撮っておいて、家に帰ってから確認したと言うわけなんです。

この木には雄と雌があって、もちろん実をつけるのは雌の木だけでした。

プレートね、実の付いている方にも付けておいて欲しかったです。

 

ここの公園のプレートは、いろいろと勉強になる事があって面白いです。だけど意外と気まぐれについてるなと思う事も、時々ありますよ (^_^;)

 

柵の間から眠りの中の薔薇園を覗いてみました。

「枯れていても私は薔薇」

と言う花が咲いていました。

なんだか頑張ろう。

こういう風景になぜかそう思ってしまう、今日この頃です。

 


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wild duck !!

2019-02-05 15:10:44 | お散歩&写真日記

 

ふと、鴨って英語で何て言うのだろうかと思いました。

なんと「duck」!!

えええ~?

どうもduckって言うと、ドナルド・ダックさんがいらっしゃって、ガーガーと煩い感じのイメージが。

アヒルのことをduckと言うのかと思っていました。実は同じでアヒルは鴨が家畜化された「家鴨(アヒル)」なんですね。

漢字で書くと一目瞭然ですね。

 

ああああ、だからか~ !!

「アヒルと鴨のコインロッカー」って、伊坂幸太郎の小説。私は小説は未読だけれど、その映画は見ていて、あれ、傑作だと思うのだけれど、そういう意味だったのか~~~って今思った !

えっ、今頃 !?

って、思った?

いやいや、ほっといてください。

もう、本当にボーっと生きてるんだから、私。 (^_^;)

たぶんこれからも、ずっと。いや、これからますますカモな。

 

と言うわけで、1月の終わりに近所の公園にお散歩に行ったら、鴨さんたちがたくさん居ました。

ところがこの鴨さんたち、今まであまり見かけない者たちも紛れていました。

「おめえさんたちは、よそ者だねえ。」とか言っていたら、お友達が

「これからロシアの方に渡って行くんだよね。」と教えてくれました。

 

この公園の鴨は、居心地がいいのか、何で居座っているのと思うようなものばかりを見てきたので、見慣れない鴨さん、なんだか新鮮でした。

鴨を見るのは大好きで、このブログにもたびたび登場しています。

今までの記事は

親がも、子がも

鴨・かも・カモン

鴨の点呼

などで、常駐の鴨さんたちが、登場しています。(あれらも本当は渡っていたのかしら ? )

 

そして以下は、鴨さんたちの写真日記です。

 

普通の鴨さんたち。なんでか並ぶのが得意です。

 

 

 

 

カクカクカクと水の中で口をずっと動かしていました。

プランクトンを食べているのかしら。

 

こっち向いて、こっち。

 

ガン見されています。

君は雁ではなく鴨でしょ。

 

 

なんかユーモラス。

でもその実態は・・・・  ^^

 


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「Sky presents 藤原竜也のラジオ」3回目

2019-02-04 14:51:35 | テレビ・ラジオ

なにげに本日二回目みたいです。前の「いだてん」の記事もよろしくね。

※      ※

猫好きには堪らない第三回目。

どうしてガリちゃんは彼の家にやって来たのかと言うお話。

前に住んでいた所の右隣の家から、ガリちゃんはいつも遊びに来ていて、右隣の家はロシア人の奥様が住んでいたので、そのニャンコもロシアから連れてこられたのかと思っていたようです。そこのおうちには大きなワンコが。それを見て、ちょっとかわいそうだなと感じたとか。

そのガリちゃんの本家での名前はペティ。そのがペティ事ガリちゃんは、藤原さんの左隣の家にも遊びに行っていて、そこでの名前はシャーちゃん。いつもシャーシャーと威嚇するからですって。

三つの名前を持つ猫 !!

ガリちゃんが藤原さんの家で大人しく言う事を聞いていたのは、きっと竜也さんと相性が良かったからだと思います。

引っ越しの時にガリちゃんは藤原家の家族になったのですね。

そこから藤原さんの実家の猫の話になったわけですが、最後の猫はサクラで、猫又になったと言う話。

「10年猫を飼うと、猫は猫又になるんですよ。」と竜也さん。

 

猫好きで猫を飼っている人は、いつか自分の家の猫のしっぽが割れないかなと、そんな夢を見ている人はたくさんいると思います。たくさんかどうかは確かではありませんが、ここにひとりはいます。ここと言うのは、この私。

ラジオの内容とは離れますが、母が昔教えてくれたのは、猫は襖や窓や障子などを自分で開けたり出来るものが結構いると思いますが、その開けた扉を自分で閉めたら猫又ですって。

ご自分の家の長生きの猫で、ちょっと怪しいと思われている猫の猫又確認にご利用できる知識だと思います (#^.^#)

 

サクラさんが猫又になったと言う話ですが、そこですかさず、この前ロケで藤原さんの実家に行った時に、駅まで迎えに来たのがその猫又ですかと言うツッコミと、それに応えた藤原さんの会話におかしくて力が抜けました。

「あれは母親だよ。失礼だな。」

「猫又が車を運転してくるわけないですね。」

いや、いつか猫に運転してもらいたいですよね。

にゃんこらにゃんこらって。

 

その他のメモ。

「ラマになった王様」2000年。

これ、知らなかったので、調べてみたら日本語版のopを西城秀樹さんが歌ってました。その合間に竜也さんの声が入ります。今回の歌の後に同じように貼っておきました。

あと、「自分の頭で考えろ。」も(・∀・)ニヤニヤ。

私、やっとシーズン2を見始めました。やっぱり「新しい王様」は面白いです。

 

今週の曲はディズニー繋がりでー。

良い曲ですね。

アラジン A Whole New World - Regina Belle & Peabo Bryson

 

追悼・西城秀樹さん①アニソン ラマになった王様OP「ラッキー・ムーチョ」


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「いだてん」を熱く語ってしまった & 第5回「雨ニモマケズ」

2019-02-04 00:00:00 | ドラマ (大河)

初回で描かれたオリンピックの予選会の実況で面白かったですね。

気になっていた清さんは、なんとかなり早くに離脱していました。マラソンは速さだけじゃなくて、結局は持久力ですよね。

もう早くに多くの人が気が付いていた、四三の治五郎に抱っこしてもらえなかったトラウマ補完のシーンも、丁寧に四三の気持ち告白付きで描かれていて、ほろっと来ました。

勝ったのに「勝つために」と言うノートを作り、良かった点と反省点を書きだす四三。

そう言う事って本当に大事な事なんだとしみじみと思います。

 

見直すべき点は「足袋の件」。マラソンの距離には持たないのです。

現状の様子を伝えて改良をしてもらいたい旨を伝えようとするも、職人のプライドに触れて怒って追い出されてしまいます。だけど足袋屋、播磨屋の黒坂は本当の職人だと思います。だからその場では怒っても、必ずやチャレンジしてくれるでしょう。

 

若き日の古今亭志ん生も、とうとう憧れの伝説の落語家の橘家円喬の弟子になれたわけですし、1歩前に進んだと言う感じですね。

と、簡単に書くと、あまり面白くない感じ。だけど、今日もテンポよく細かいところまで作り込まれていてクドカンのシナリオは面白いですよね。

 

※        ※        ※

 

ところで先週の日曜日は横浜の実家に行き、夜は一人で暮らすラッタさんと待ち合わせをして夕食を頂きました。その時、待ち合わせ時間を7時から7時15分に変更してもらいました。

「ゴメン、ゴメン。『いだてん』を見ていたからさ。」と言うと、

「ああ、あれ、視聴率が悪いんでしょ。」と開口一番に言われました。

「うん、まあ、大河と言ったら戦国か明治維新と思い込んでいる方々が一気に離れたからじゃない?」と、普通に言われているような事を言いました。だけどそれだけじゃないなとラッタさんと話していて、感じた事がありました。

このドラマを2020年のオリンピックへの盛り立てる為の物だと思っている人が、まだたくさん居ると言う事なんだと思います。そして早くも、そのオリンピックに失望している。そんな人が多かったら、このドラマの視聴率が上がるわけがないのです。クドカンがインタビューで盛り立てる為のドラマでない事を言っていましたが、最初から思い込まれ興味が無いので、そのことを知る由もないのではないでしょうか。

「だけどね、」と私はラッタさん相手に熱く語ってしまいました。

「これ、ドラマ的に本当に面白いのよ~ !!この前、面白いツイートを読んだのだけれど、金栗四三がストックホルムに行ってどうなったか。それが凄く面白いエピソードなんだけれど、思わずネタバレじゃんって思っちゃった。でも、誰も織田信長が最後にどうなったか知っていても、大河を見るじゃん。だから四三が初めてオリンピックに行って、結果がどうだったのか知っていても何も問題はなかったのよね。」

何も問題はないけれど、やっぱりここでは止めておきますね、もちろんラッタさんには言いました。

「だけど面白いのはそこまでではないのよ。さらにその後に彼にあるこの先のエピソードが半端ないし、感動的なのよ。」

もちろんその先のエピソードもラッタさんには伝えました。

「こんな面白い素材、あまりないよね。クドカンが自分から持ち込んだ気持ちが分かるなあ。そしてこの先彼がそれをどんなに描いてくれるのか楽しみだなあ。」

 

さっぱり何を言っているか分からないと思うのですが、つまり四三のこれからのエピソードは本当に面白いから、今後も楽しみよねって言いたいのです。だけどそのエピソードはこれからの物語のネタバレになるから、一応は書かないのです。気になる方は検索してみてください。

大河と言えども、せっかく先の展開が分からない物語だから知らないままでと言う方は、このままお楽しみください。

ああ、そう言えば、前にある人が、織田信長だったか明智光秀だったか、その最後の事を呟いたら、ネタバレするなと叱られたと言うツイートを見かけて、思わず「日本沈没」と言う脈絡ない言葉が頭に浮かんだ私でした (^_^;)

 


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「メリー・ポピンズ リターンズ」

2019-02-03 00:01:37 | 映画

※ 映画ブログの「近未来二番館」、今年になって再開しています。まったく同じ内容の物をそちらにもアップしています。TBなどの御用がありましたら、そちらにお願い致します。

「近未来二番館・メリー・ポピンズ リターンズ」

 

2月1日字幕版で見ました。

 

一言で言うと、「めっちゃミュージカル !」

しかも昔ながらのスタイルの。

 

時々胸がいっぱいなるような感覚に襲われて、涙ぐむ。

夢とは想像力。

 

お風呂に入るのも、壊してしまった食器と向き合う時も、その想像力があれば千倍は楽しいのではないかしら。

もちろん、この物語の中では、起きている事はすべてポピンズが起こしている魔法で、そして真実なのだけれども。

だけど大きな画面の中で繰り広げられている映像を見ていると、お片付けひとつとっても

「魔法の力」を使って片付いていく事を想像すると、本当はひとつひとつ片づけている事でも、なんて楽しい事だろうかと思いました。

 

ああ、作り込んでいるなあと思ったシーンは、ガス点灯の仕事マンたちのシーン。本当に素晴らしいです。

お話も細かい所までうまく出来ているように思います。映像も美しく、OP・EDのタッチが、まるでモネの絵のだと思いました。

配役もメリー・ポピンズに「プラダを着た悪魔」のエミリー・ブラント。コリン・ファースなど、この役なのかと笑えます。メリル・ストリープはなにげにエミリーと再共演。

なんと「メリー・ポピンズ」のバート役だったディック・バン・ダイクも出てきますよ~。

 

この映画、映画サイトでの評価も凄く高いですね。

寒い毎日にホッとできる楽しくてワクワクできる映画だったと思います。

と、こんなに褒めてから言うのもなんですが、

以下の画像の下は、ネタバレはしていませんが本音トークです。公開したばかりなので、あまりろくでもない事を言って足を引っ張りたくないので。

あくまでも私個人の感想です。

 

ちょっと長いと感じました。

お隣から寝息なんかも聞こえるし。

メリルさんのシーンを切るわけにはいかないとは思うけれど、トプシーのシーンは無くても良いのじゃないかしらと思ってしまいました。

この作品の中の曲は、殆どが慰めたり諭したり、応援したり、夢を与えたりと言う大人が子供に良い事を言うみたいな内容が多いと思うのです。数が多すぎると、なんだか説教をされているような気分にもなってきました。

いっそコリン・ファースにも踊って歌って欲しかったです。

 

91回アカデミー賞では「美術賞」「衣装デザイン賞」「作曲賞」「主題歌賞」でノミネートされています。

“The Place Where Lost Things Go”は素敵な歌なのですが、私的には、家に帰る途中で思わず口ずさんでしまうようなインパクトはなかったのも残念でした。

 

キャストはとっても良いし、子供たちは可愛いし映像は綺麗・・・・・

でも上記の理由で、ほんのちょっとだけモヤモヤしました。だけど先にも言いました通り、これは個人の感想で世間の評価を見ると、少数意見なのだと敢えて記しておく事にします。


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私のお母さんはこんな人

2019-02-01 01:20:58 | 家族スナップ

 

1月27日、28日は実家に帰っていました。

最近では母の家に行くと、お昼も近くにある美味しい中華屋さん(母の奢り)で食べてから家に帰って来ることが多いのです。でも前日も母にはたくさんお金を使わせている事が多いので、今回は私が作る事にしました。

「鶏肉と玉ねぎと卵があったらいいのだけど。」と私は言いました。

「ああ、それなら家にあるよ。」と母は言いました。

だけどそれからそのたった三つの材料を、何回も聞いて来る母。

「もう、なかったら、朝、買いに行くから気にしないで !」と、言っても、

結局5回ぐらい「鶏肉卵玉ねぎ」と呪文のように言いました。

 

こんな風に書くと、私の母は結構もう危ないのではないかしらと思われるかもしれません。

一応、まだ大丈夫みたいです。

この一応と言うのは、世間的な見解で言えば、このくらいの繰り返しは何でもなく、病気的な認知症レベルではないと言う事です。

歳を取ると、若い時からの癖のようなものが、さらに強く出る事があるじゃないですか。

言うなれば、母が何回も聞いてきたのは、それのような気がするのです。

母は若い時から、人に何か頼んでも、人の都合などお構いなしで、すぐにやらないと気が済まないようで、私が自分の用を終えて、さあ、さっき頼まれたことをやろうかなと思うと、とっくに終わっていたなんて不愉快な事がたびたびありました。つまり「待てない」のです。

ちょっとしたことでも、それが終わるまでミッションのように気にかかる。そんな感じ。

どうもあると思っていた鶏肉がなかったみたいで、何回も確認に来たみたいなのです。そして

「これでも良いのかしら。」と持ってきたのは、鶏のささみでした。

「別になんだって良いのよ。って言うか、これはチルドに入っていたのよね。」とちょっと過ぎている消費期限をの方が気になり、指を折った私でした。

まあ平気だなと言う結論になり、母と私は違った意味でお互いにホッとしたのです。

 

だけど翌日、母の用意した量の多い朝食を食べた後、母はすぐにお昼のご飯のためのお米を洗いました。

それを見て、「あああ」と私は嘆きたくなりました。

 

そんなに張り切ってお米を洗うなんて止めてもらいたいと思ったからです。

だって、皆様は私が何を作ろうと思っていたのか、察しがついているのではないかしら。

なんたって「鶏肉、玉ねぎ、卵」ですよ。もうあれしかないじゃないですか。

張り切られると、どんなご馳走を作るんだって後ろめたい気持ちになるじゃないですか。

 

なんだかんだと言ってお昼・・・・・。

食事を作ると言っても、それしか作らないのであっという間です。

途中でふと

「あっ、シイタケとかあったら良いかな。それ有るかしら?」とうっかり聞いてしまいましたが

「ええっ ! そんな急に言われてもあるわけがないでしょ。」とたじろぐので、

「あっ、今のは忘れて。思いついただけだから。」と、発言自体をなかったことに。

そりゃそうですよね。突然対応は嫌なお年頃だと思いますよ。

 

そして使ったボールなどを片付けていたら、何かの話の流れで傍に立っていた母が、

「私はお料理は昔から苦手で・・・。」と言ったので、

 

「知ってる !! 凄く知ってます !」と即答する私。

で、二人で顔を見合わせて笑ってしまいました。

(でもね、私は母の作ったおはぎとか、お汁粉とかお赤飯とか混ぜご飯とか、いろいろと好きなものがたくさんあったのよね。)

見た目は、さほどと言う感じですが、ささみのお肉で作った親子丼は、美味しいのですね~。私、ちょっと学びました。

 

「さあ、お昼も頂いたし帰ります。」と言うと、母は

「座ってばかりいても仕方がないから、送りがてら歩いて来よう。」と言い駅まで送ってくれたのです。

駅に近づく頃、母はちょっとした自慢話をしました。それを聞いて私は

「お母さん、あのね。もうお母さんは十分にそれを許される歳になってしまったのだから、何も問題はないけれどね、そのお話、昨日から今までで、私、三回は聞いたよ。」と、容赦のない事を言いました。

えっ?

酷い娘だって?

いえいえ、そんな事はないですよ。

「えっ、そうだったの。」と母。そして二人でカンラカラカラと笑いあったのでした。

 

不精をしてエレベーターで二階の改札に向かう私。

扉が閉まる時に

「じゃあ、またね。」と言い、そして「バイバイ」と又言いました。母は黙って手を振っていました。

扉が閉まると、いつもなら反対側に出口が変わるので、体の向きも変えてしまうのですが、なぜかその時はずっと同じ方向を向いていました。

そしてその時、中から外がずっと見えるエレベーターだと言う事に初めて気が付いたのです。

母は立ち去らず、ずっと同じ場所に立っていました。あがって行く私をまだ見送ってくれているのかと、また小さく手を振る私。

でも母は、上など見上げていませんでした。

閉じたエレベーターの扉をじっと見つめていたのです。

娘が去ったその扉を。

 

※       ※

いつか何気ないこんな日の事を、私は思い出すのかも知れません。

 

※       ※

私の誕生日は、母の出産記念日。

お母さん、私を産んでくれてありがとう。

私は産まれて生きて、そして幸せです。

 

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