※ 映画ブログの「近未来二番館」、今年になって再開しています。まったく同じ内容の物をそちらにもアップしています。TBなどの御用がありましたら、そちらにお願い致します。
2月1日字幕版で見ました。
一言で言うと、「めっちゃミュージカル !」
しかも昔ながらのスタイルの。
時々胸がいっぱいなるような感覚に襲われて、涙ぐむ。
夢とは想像力。
お風呂に入るのも、壊してしまった食器と向き合う時も、その想像力があれば千倍は楽しいのではないかしら。
もちろん、この物語の中では、起きている事はすべてポピンズが起こしている魔法で、そして真実なのだけれども。
だけど大きな画面の中で繰り広げられている映像を見ていると、お片付けひとつとっても
「魔法の力」を使って片付いていく事を想像すると、本当はひとつひとつ片づけている事でも、なんて楽しい事だろうかと思いました。
ああ、作り込んでいるなあと思ったシーンは、ガス点灯の仕事マンたちのシーン。本当に素晴らしいです。
お話も細かい所までうまく出来ているように思います。映像も美しく、OP・EDのタッチが、まるでモネの絵のだと思いました。
配役もメリー・ポピンズに「プラダを着た悪魔」のエミリー・ブラント。コリン・ファースなど、この役なのかと笑えます。メリル・ストリープはなにげにエミリーと再共演。
なんと「メリー・ポピンズ」のバート役だったディック・バン・ダイクも出てきますよ~。
この映画、映画サイトでの評価も凄く高いですね。
寒い毎日にホッとできる楽しくてワクワクできる映画だったと思います。
と、こんなに褒めてから言うのもなんですが、
以下の画像の下は、ネタバレはしていませんが本音トークです。公開したばかりなので、あまりろくでもない事を言って足を引っ張りたくないので。
あくまでも私個人の感想です。
ちょっと長いと感じました。
お隣から寝息なんかも聞こえるし。
メリルさんのシーンを切るわけにはいかないとは思うけれど、トプシーのシーンは無くても良いのじゃないかしらと思ってしまいました。
この作品の中の曲は、殆どが慰めたり諭したり、応援したり、夢を与えたりと言う大人が子供に良い事を言うみたいな内容が多いと思うのです。数が多すぎると、なんだか説教をされているような気分にもなってきました。
いっそコリン・ファースにも踊って歌って欲しかったです。
91回アカデミー賞では「美術賞」「衣装デザイン賞」「作曲賞」「主題歌賞」でノミネートされています。
“The Place Where Lost Things Go”は素敵な歌なのですが、私的には、家に帰る途中で思わず口ずさんでしまうようなインパクトはなかったのも残念でした。
キャストはとっても良いし、子供たちは可愛いし映像は綺麗・・・・・
でも上記の理由で、ほんのちょっとだけモヤモヤしました。だけど先にも言いました通り、これは個人の感想で世間の評価を見ると、少数意見なのだと敢えて記しておく事にします。