森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

パムサーマルホテルにて

2019-06-21 10:36:45 | トルコ旅行記

私は映画でも旅行でも☆などをつけるのは苦手です。

ポジティブ人間なので、だいたいみんな良い風に感じるのです。私が「不味い」と言ったら、よほどですよ。(それでも個人の感想の域は出ません)

この話の流れで行ったら、良くないホテルの話のようですがさにあらず。

☆をつけるのが苦手と言いながら、もしこのホテルに付けるとしたら、大判振る舞いで5つ付けてしまうかもしれません。

(まあ、名前も出しているわけですから、悪く言わないだろうと思ったでしょう^^)

だけど普通のリゾートホテルなので、5つはつけ過ぎかしら。そう言えば石鹸が一個しか置いてなかったし・・・・じゃあ、やっぱり4つと言う事で^^

 

ホテルマンたちも感じが良かったし、お食事も美味しかったのですが、何よりも温泉プールが楽しかったのです !

旅の栞って、結構ギリギリで送られてくるじゃないですか。トルコの事を全然知らなかったので、最初の方の場所の検索やホテルの検索などにて惑い、ようやく出掛ける三日前ぐらいにパムッカレのホテルでは温泉プールに入れることに気が付いたのでした。

そうなると水着が必要なんですね。(帽子もです)

20年ぐらい前に買って、今ではすっかりしまい込んであったそれを押入れの奥の方から引っ張り出し、サイズがしっかりと合わなくなっているので、ぎゅうううっと引っ張って無理やり着てみました。

「まあ、醜い事。」と我ながら思いましたが、幸いな事に、私はもう、見ず知らずの殿方がさりげなく振り向きたくなるようなお年頃の女性ではないので、それで良い事にしました。

所謂「旅の恥は掻き捨て」・・・・・違うか ? (#^.^#)

 

 

でもここの温泉プールには入って、本当に良かったです。ツアーの人たちとは二人の人としか会わなかったので、そんなもの好きはそんなにはいなかったのかと思っていたら、時間差で結構みんな入ったみたいです。

トップ画像はその外のプールです。上の方からどんどん熱いお湯が噴き出ていて、温度がだんだん下がって行くのです。

三段目ぐらいに入ることが出来るのは、江戸っ子のおじいさんぐらいなものだと思いました。よく漫画やドラマに出てくる、熱くても動じないで「ふん」と言って、我慢して入っているようなキャラのおじいさん。彼だけが入れる温度だと思います。

濁っているのは泥風呂だからです。

最初に足を踏み入れた時、「ギャー」って思いました。足の下がぬるっとして気持ちが悪く感じたのですが、慣れてしまえば逆に気持ちが良くて、一日の疲れが取れる様でした。お湯に浸りながら足元の泥を掬って、泥パックなんかしちゃったりしました。さすがに顔にはしませんでしたが、足とか腕とか、ちょっとそう言うのも楽しかったです。

室内にもあって、そのサイドの寝椅子で思わず寝落ちをしてしまいました。

ふと書きながら、私の危機管理能力って大丈夫だったのかと思ってしまいましたが、たぶん大丈夫だったのでしょう。心地良かったです。

 

これは本当の普通のプールです。この見えている窓の奥に室内プールがあります。

 

お食事。ビュッフェなんで、画像を載せるのは迷う所なのですが、このホテルは種類が豊富で一口ずつ取って来ても、けっこうな量になってしまいました。

サラダは何処でも美味しかったです。チーズとヨーグルト、はちみつなども美味しくて、毎回食べていました。

ちょっと取りすぎな夕食・・・・。

スィートも砂糖の塊ではなく(海外ではよくあるじゃない?)、とっても美味しかったです。

そして西瓜大好き人間なので、「わーいわーい」と思って取って来たところ、ちょっと思っていた味ではなかったのです。

西瓜のお話は、また違う時にもしたいと思います。

セーブして持ってきたつもりですが、それでもやっぱり種類が豊富で、少々多めな朝食です。

 

 そして、

パムサーマルホテルにいた猫ちゃん。

 

 

 

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世界遺産エフェソス遺跡

2019-06-20 12:22:36 | トルコ旅行記

本当は羽田での楽しかった事とか飛行機の中の出来事とかいろいろあるのですが、だけどそこから丁寧に書いていると、ちっとも「トルコ」が始まらないので、とにかく幕を開けなくちゃと言う感覚で、初日の最初に訪れた所のレポを書こうと思いました。

「世界遺産エフェソス遺跡」、そのままのタイトルですが、本当は冒頭に「死ぬかと思った」とかつけたり、副タイトルとして「頭の中に浮かんだ言葉は熱中症」とか付けてしまいたいような気持ちになっています。

世界遺産様に申し訳ないので、やっぱりシンプルにいきますが、正直マジやばかったです。

第一印象がそれでこんな書き方から始めてしまうと、「レポ」と言っても、観光地レポではなく、あくまでもマイ観光レポになってしまいそうです。

ガイドさんは初日で元気溌剌。でも私たちは待ち時間移動時間も合わせて18時間ぐらいかけて来ていて、疲労も蓄積されたところに、暑いわ広いわで、

「キャー、素晴らしい~~!!!」という気持ちも半減されて、

「日本では命に危険を感じたら中止する事になっているんですよ。」とガイドさんに伝えてあげたい衝動に駆られていました。

と言っても、これは個人個人の体調&感覚の違いもあるので、一概には言えない事ですが、比較的暑さに強い私が、音を上げてしまった場所だったのです。

だけどそれはこの場所が悪いと言うのではなく、私の海外旅行不慣れが一因にあったのですね。

暑さに強い私と言いましたが、それは本当です。いつもなら少々の暑さは平気で、かなり暑い昼間でもウロウロしている時もあります。でもそれは必要に応じてハンカチを濡らして顔を冷やしながら歩いたり、木陰で休憩を取ったり、そしてそれなりの飲み物をちゃんと飲んでいるからです。

 

この時持っていた飲み物は水だけで、自分のペースで休憩できるはずもなく、体を冷やすものなどもなくて、ひたすらみんなに付いて炎天下の中を歩いて行きました。

そしてこの時に脳裏に浮かんだ言葉は「熱中症」だったのでした。

不慣れな者は、海外が何か特別なお出掛けになってしまうようで、普段の準備をすっかり忘れてしまっていたのでした。

この旅行も、相棒は星子さん。海外旅行経験の多い彼女は流石に抜かりが無く、冷えピタ持参で体をクールダウンさせるペーパーも持っていたので、それを分けてもらいました。

私にとっては、旅する季節に合わせて、どこに行くにもいつもどおりの準備は大切と言う事を学んだと言っていいでしょう。

 

他のツアーの皆さんで、「熱中症で倒れるかも」と思われた方はいたかどうか不明ですが、だいたいは一杯説明してくれたガイドさんの言葉は、暑くて右の耳から左に抜けて行ったと言っていました。

( *´艸`)

 

と、長々と「大変だったアピール」をしてしまいましたが、心の半分はちゃんと動いていて、感動もしていました。なんたって街一個分の廃墟です。

↓ トップ画像と下の画像の右側の物は「ヴァイルスの浴場跡」らしいです。

↓ 公共の建物(役所的な)があった場所らしいです(発掘中)

 今も残る水道管。

↓ 遠目で確かではないのですが、タチアオイでしょうか。この花が野に咲き乱れていて綺麗でした。

 

画像も良いものを載せたと言うより、持っているものを選ばずに載せたと言うのが正しいです。

この辺りで、私のスマホさんが内部温度上昇の為にアウトになってしまったからです。

星子さんがカメラを貸してくれたので、この後に写した写真もいつかお見せ出来るかもしれません。

だけどこのブログ記事の為に、少々星子さん撮影の物をお借りする事にしました。

(以下は星子さん撮影)

↑ ハドリアヌス神殿です。レリーフにエフェソスの起源などが描かれ、とても美しいと思いました。

 

↑ セリシウス(ケルスス)図書館

アレキサンドリア、ベルガモの図書館に次ぐ世界三大図書館の一つでした。135年に建てられ3世紀に破壊されたらしい。

「らしい」と言う言葉が続いてしまいますが、なんたってボーっと生きていましたので。

 

そんな事を言いながら、初日の最初の観光なので、頭の先からつま先まで汗びっしょりでしたが、見た目はすこぶる元気に見えました。

珍しく大写し・・・・(^_^;)

図書館に至る道です。

↓ クレディア通りのモザイクです。

 

 

そして最後は、エフェソスの猫たちに癒されて

途中のドライブインのフレッシュジュースで息を吹き返した私でした。

 

ヒッタイト、ヘレニズム、共和制ローマ、東ローマ帝国・・・・

この都にはクレオパトラも滞在したのだとか。

なんだか世界史を勉強し直したいなあという気持ちがむくむくと湧き起って来たと言うのが、二番目に感じた想いでした。(一番目は「熱中症で倒れるかも」でしたから( *´艸`))

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二人のお母さん

2019-06-19 23:10:40 | 梢は歌う(日記)
 
昨日と今朝の

日付が変わってしまっているので、正確には、おとといと昨日の朝と言うべきなのだと思います。ダラダラと日付をまたいでいるので、意識的には「昨日と今朝の」と言う感覚です。 テ......
 

他の事を書くつもりでPCを開いたのでしたが、メールのチェックを入れて驚きました。

送られてきた昨年の記事を読むと、昨年も京都の方で震度6の地震が前日(前々日)にあったのだとか。その前の日は群馬の方で。

なんという偶然でしょうか。

 

怖い思いをなさった新潟の皆様、心よりお見舞い申し上げます。

 

また、この地震列島の上に住む同胞として、明日は我が身を忘れずに気持ちを引き締めたいものだとも思いました。

 ☆

二人の母たちについて、日記を書かせて頂こうと思います。

旅行に行っていた時は、ホテルのWi-Fiを利用していました。故に繋がる時間も少なかったのでしたが、その時に着信履歴も入ってきました。

9日の日曜日の朝に義母から電話があった模様。メールでも送ろうかなと思いましたが、出掛ける事を彼女には言ってなかったので、そこからかと思うと面倒になって、どうせ私に繋がらなければ、夫殿に行くだろうと連絡しませんでした。

家に帰ってから、用は何だったかと聞くと、連絡は入ってないことが分かりました。

そうなると、

「え~、何だったのだろう ?」

と、気になるじゃないですか。

それで今日、電話してみました。なんたって93歳の、ありゃ、94だったけなぁ・・・・・だんだん分からなくなってきました。とにかくご高齢の婦人なので心配じゃないですか。

今はこちらに単身で仕事のために戻って来た次男さんと暮らしているので、前ほどではありませんが、一応気は使っているのです。

やっぱりお買い物に連れて行ってとの依頼でした。(良かった。)

「私、ちょっと留守してて。だけどパパがいたから頼めたのに。」と言うと、そうこうしているうちに東京の家に帰っていた次男さんが帰ってきたので、もう電話もする必要もなくなったのだとか。

ちょっと世間話をして、次の会う約束をして電話を切りました。

しかしこの順番って、ちょっと不思議に思いませんか。だけどきっと「それ、分かる。」と言う方もいらっしゃるのではないかしら。

よく介護で、嫁の負担ばかりが大きいと言う場合もあるけれど、あれは押し付けられると言うよりは、介護して欲しい人の方が嫁の方を息子よりも選んでいるのではないかしら。

 

夕方、帰ってきたパパさんに事の次第を報告して、

「私のお母さんからも電話がかかって来た。」と言ったら、

「なんで!?」と驚かれました。耳の悪い母は電話などは大嫌いなのです。

「そりゃ、私が外国に行っていたから心配で、声を聞くまで安心できないと思ったからよ。」と私は答えましたが、それは本当の事です。

旅行の報告を少しだけして、「とっても楽しかったよ。」と私は言いました。

「良かったね。お母さんもずっと祈っていたからね。」と母は言いました。

そうだった。この人はそう言う人だったのよねと、気持ちがちょっと暖かくなりました。しかしよもやお腹を壊してずっと××などとは言えません。

「元気なの?」

「すこぶる絶好調。」などと答えて電話を切る私。

だけど私は今日(日付が変わってしまったので本当は昨日)、二人の声を聞けてホッとしました。

 

 旅行の申し込みをする時、私が一番気にしていた事は、この二人の体調だったのです。

2007年の10月にイギリスに行った時、「その日はいつかやってくる」と言う記事の中に

『いつか行きたいと思っていたイギリス。でも、私にとってはその「いつか」は永遠に来ない「いつか」だと思っていました。海外をとても身近に暮らしている方もたくさんいることと思いますが、私には海の向こうに出掛けていく事は、今年まではとても難しいことでした。子供が小学生の頃は論外、何が起きるかわからない思春期の子供も置いて出掛けても心配で楽しめません。だけれど、子供達は成長して、もう私を縛っているものは何もないのです。
季節が巡れば暑かった夏が秋に変わっていくように、いつかその日はやってくるのです。』と言う内容の事を書きました。

また新しい季節がやって来て、「もう私を縛っているものは何もない」とは言えず、もう長期で外海に出かける事はある種の博打です。

 

ツアー参加の皆様は、海外旅行が趣味の人たちが多数いて、あっちに行ったこっちに行った、次はどこどこへと話に花が咲いていました。大金小金を持っているかの問題ではなく(実はそれもありだけど、見栄を張って^^)抱えているものが違うんだなと思いました。

それに私は多趣味ではありませんが、多好奇心←こんな言葉はないです^^;

さすがにこれは趣味のようには出来ないなと思いました。

今度の旅行でも、掬ったものをじっと見つめ、それを優しく握りしめ、そっと飲み込み消化する・・・・・・・・時間がかかりそうです。

で、多好奇心なものだから、これからもあれやこれやと乱喰いするでしょう。

だけどそのひとつひとつを長々と丁寧に消化して行きたいと思います。

 

そしてやっぱり私は二人の母を大事にして行く事が、自分自身の自由の要なんだなと思ったのでした。

居なくなって自由になると言うのは、とても悲しい事ですから。

 

 

 

 

 

 


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非日常に憧れながら、日常を慈しむ その2

2019-06-18 15:35:34 | トルコ旅行記

しばらくお休みさせていただいていましたが、また再開させていただきます。

トップ画像は深夜2時くらいの銀座です。この大都会も、完全にではありませんが、夜はちゃんと眠るのですね。

下の画像は、羽田で深夜バスを待っている間に撮ったものです。

昨日はストロベリームーンだったわけですが、その1日前の月です。輝きが二つありますが、下のものはライトの反映で上のものが月。

 

 

バスの中から見た深夜の街並み。

しばらくトルコに行ってきました。日本に帰って来ても、ちょっと昔の冒険少女の気持ちをくすぐるような光景で、心がワクワクしました。

そしてこの後・…と言うのは、また違う時にお話しましょう。

 

羽田には16日に着きましたが、家に帰ってきたのは17日。

そして私は、体調的にはあまり芳しくなくて・・・・・。

 

ところで私、今回は比較が悲しいものなのですが、病気で入院した時と同じ長さの留守で、入院でも家の者たちは大変だなと思っていましたが、それが遊びだと、ちょっと申し訳ないような気持ちになっていました。本当は、普段はそんな事は思いません。

我が家は基本別行動で、自分の子守りは自分でするのが原則です。だけど長さはやはり気になる所です。

 

昼間に帰って来て、手荷物の片づけや洗濯などしていましたが、少し疲れて休むと、猫のもも吉やあんずがべったりと寄って来て、私の傍らで幸せそうに眠りました。

午後4時になったので、サークルの花壇の水まきに参加してきました。そこで会いたくない自治会のおっさんに会ってしまいグタグタ言うのを聞いていました。今、一番大嫌いな男ですが、そのグタグタの内容を聞いていたら、こ奴は、なかなかのアイデアマンだなと感じました。だけどやはりできる限り近づかない事にしようと思いました。声を聞いているだけで、イライラさせる才能って、それはそれで凄いね・・・・・・。

家の戻ると、たまたま友達から電話がかかって来て

「6月居ない日があるって言っていたけれど、それはいつからだっけ。」と言うので、

「今日、帰ってきたんだ。」と伝え、けっこう重い内容の近況報告をしあいました。

 

夕方、夫殿が帰ってきました。

「君たちを置いて行った罰が当たったのか、二日前からお腹が痛くてずっと××だ。」と言ったら、夫殿は嬉しそうに笑って、

「そうだ、罰があたったのさ。だけどちゃんとやってあっただろう。台所も洗濯も、ちゃんとやっておいたよ。」

確かにそう。聞くのを忘れましたが、お掃除もやってあったし、もしかしたら猫も洗ったのではないかしら。モフモフしていたのだけれど・・・・。張り切ってやってくれたみたいです。

だけど夫殿は言いました。

「実は、俺も嫌な事があってさ・・・・・。」

私はドキリとしました。

居ない間に、夫殿の定期的な病院検査が入っていたからです。

「踏切で・・・・・・・・・・。で、これが。」

「罰金か !!!!!」

実は心の中では、「あー、良かった。」と思っていました。でもその気持ちが過ぎると、むくむくと違う感情が湧き起ってきました。

「罰金ってさ、罰金ってさ、税金払うより虚しくない?」

「そう虚しいんだよ。だけどさ、10日間のバイト代と思えば良いのでは。」

「えっ!?」と私。私担当の家事をやったバイト代と言う事ですね。

「ああ、なるほど。じゃ、まっ、良いか。」

更に私。

「あれっ・・・。なんかさあ、さっきまで私、てんこ盛りで申し訳ないような感情があったのだけれど、それが風船のように萎んだわ。」

「あー、萎んでいいよ~。」

「あっそ♪」

 

と言うわけで、いつもの日常があっという間に戻ってきました。

 

夜、ルート君が帰宅。

「お母さんが帰って来て嬉しい ?」などと、馬鹿な事を聞く私。

「うん、嬉しいよ。」と彼。

まあ、なんて素直な。

猫たちも皆マッタリとしていて、私もなんだか幸せな気持ちになりました。

 

翌日(18日)の朝、荷物が届きました。なんと佐川のお姉さんが持ってきてくれました。これ23キロもあり凄く重かったのです。

お姉さんだったので、申し訳ないような気持ちになり深々とお礼を言ってしまいました。

重いので玄関で開きました。

まあ、お約束の構図です。

 

と言うわけで、またよろしくお願い致します。

 

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非日常に憧れながら、日常を慈しむ

2019-06-06 01:31:43 | 梢は歌う(日記)

おととい、バイトのお仕事から帰る途中にスーパーに行き、ふと見た夕焼けが、普通に美しかったのです。こう言う時、本当は「とても」などと言うのでしょうが、空に対してもお世辞など言えない私です。凄く綺麗だったわけではないのです。だけど普通に綺麗でした。

なんだか私は、ホッと安らぐような感覚を感じました。

今日と言う日が良き日で、そして明日も頑張ろうと思えたのです。

 

毎日の普通の暮らしが愛おしく感じた、そんな夕方でした。

 

たぶん私がそれを感じたのは、旅行の準備がなかなか捗らずにいるけれど、その非日常が迫って来ているからだと思いました。

普通は、旅行から帰って来ると

「あー、おうちが一番一番。」とか言ったりもするじゃないですか。

(『じゃあ、行くなよ』って言うあれです。)

それが行く前に、

「あー、何にもない普通の毎日が一番一番。」と言ってるようなものですね。

だけど、「じゃあ、行くなよ。」と言われたら、日常を慈しむ謙虚な気持ちも怪しくなって、風船のように膨れたほっぺが、なかなか元には戻らないかも知れません。(^_^;)

 

主婦が主婦業を休もうと思ったら、その仕事をする場所から退散するしかないと最近の私は時々そう思います。

だけどそこから退散し非日常を作り出すには、その前の日常のあれやこれやが忙しくなるのは仕方がない事ですよね。

の、割にはネットで借りてしまった「プーと大人になった僕」なんかを見たりしてしまいました。

ちょっと微妙な映画だったのですが、ラストの歌は良かったです。

「何もしないと言う日は、好きな事をいっぱいしていて忙しい~♪」と言うような内容だったかな。

そうだなぁ~と凄く共鳴したフレーズです。「何もしない」と言う事はとっても大事。そして好きな事をやるのに忙しいと言う一日になるー。

何もないから忙しい~♪♪

 

と言ってもね、いろいろと終わってないのだから、ちょっと頑張らなくては。

の割にはね、昨日も花を植えに行き(200強の株を7人で植えるのは、ちょっときつかったです。)

今日も、今年度最初のマンションのサークルに参加してきます。

 

非日常が迫って来てはいても、毎日の暮らしは普通にあると言う事なのですね。

友人とも6月の末の予定など話したり、メールをしたり、仕事の事を考えたり・・・・・。

 

なんかちょっと不思議な気持ちにもなるのでした。


と言うわけで、留守をしている間、しばらくブログ更新をお休みいたします。

また再開の折にはよろしくお願い致します。

 

トップ画像は、5月16日に撮ったマンションの薔薇の花。今年は今までにないほど咲いて、近所の人が写真を撮りに来ていたのを見た時に、自慢したいような気になりました。

 

 こちらはベランダのカンパネラ。薔薇の姿をした小さな花の形に惹かれて、初めて買ったのでしたが。

調べたら、これは暑さに弱く夏を越せず一年草扱いになっていました。だとしたら、あまり上手く行ったとは言えないような気がします。

同じく暑さに弱くて一年草扱いになっているルピナスも、今年初めて育ててみました。

上の花は、最初の花が枯れてから育ったモノなんです。今はこの花たちも枯れて、葉っぱがたくさん茂っている状態です。

ヘッポコガーデナーの私でも、緑の指を持つ人たちのお蔭で、美しい花を見る機会に事欠くことなく、それも幸せな事だと感じています。

 

 

 

※ コメントのお返事が出来ないので、しばらくコメント欄も閉じておきますねm(__)m

 


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いだてん第21回「櫻の園」

2019-06-04 23:23:05 | ドラマ (大河)

「熊本にだって女学校はある。」とスヤは言う。

確かにそうだ。だけど、四三のやりたい「女子の体育」と言うのは、女性の体力向上とか、強い母になるための体作りとかじゃなくて、オリンピックに参加できる女子体育の育成なんですよね。

だから東京に残っていたいー。

中央だから。

そこの所、あまりはっきりとは言葉にはしないから分かり辛いけれど、そう言う事なんじゃないかなって思っているのです。

帰る意思のない四三を見て、明日帰ると言うスヤ。

「帰るな。東京で一緒に暮らそう。」と言う四三。

 

かくして四三は東京に居残る幸せとスヤと暮らす幸せを手に入れたのでした。

スヤだって、四三と子供との三人暮らし。幸せです。

でも誰でもが幸せと言うわけではないのではと、密かに思いました。

スヤが大好きなお義母さん。

スヤすら帰って来なくて、どんなにか寂しい思いをしているに違いませんね。

今頃は、四三のお兄さんの所に怒鳴り込んでいるでしょうね、きっと。

 

今週のハイライト。

なんと前髪クネ男はフラれていました。ええと・・・美川君でしたね。

そして小梅は清さんの妻に。マジ、予想外の展開でした^^

 

四三の櫻の園奮戦記は、面白かったです。

その当時の女子のものの考え方に考えさせられました。

卒業まで在籍したら恥で、学業の途中で見染められて、婚約退学したいと言う少女たち。

 

その頃の女子体育の道は、ただ手足を伸ばし走ったり投げたりを頑張れば良いだけではなく、考え方や服装へのチャレンジや、いろいろな部分の変化を要求せざるを得ないわけで、四三の一歩は大いなる一歩だったのですね。

 

そんな中で、この時代にこんな理解のある男はいたのかなと思ってはしまいましたが、とにかくいいところを全部持って行ってしまったのではないかと思われたのは、シマの夫になった増野さん。

やめてくれって言うと思ってました? 続けて下さい。仕事も、走るのも。結婚のために何も犠牲にしてほしくないんです。」

痺れましたよね !!

 

 

※ 2回ほど、「いだてん」の感想はお休みいたします。

 


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6月(分)の東京散歩は・・・^^

2019-06-03 01:43:56 | お出掛け日記

えっ?

タイトルが微妙ですって ?

そうなの。記事アップは6月でも、お出掛けしたのは、先日の「ラファエル前派の軌跡展」に行った時で5月30日。だけど私的には、この「東京散歩」は6月分で、前倒しの意識で行ったのですよね。

6月は「東京散歩」には行かないからです。(いくら何でも)

 

今回は、最初に銀座桜通の並ばないと買えないパン屋さんに行きました。

こういう東京でのお店の知識は私にはまったくなくて、だいたい星子さん情報です。

ごく稀にテレビで情報を入れる事もありますが、メモしない限り忘れちゃうし、あまり執着はないのです。だけど最近テレビを見ていて、「あっ、このお店に行った事があるわ。」と言う言葉が、結構出てくるようになったのは、やっぱり彼女にあそこここと連れて行ってもらっているからだと思います。

 

このお店は食パンの専門店で、3種類のパンがあるのですが、私はブルマンを二本買いました。これがずっしりしていて、かなり重かったのです。

で、朝食抜きで行ったので、ここでブランチを取る事にしました。

チーズトーストと珈琲。後からフルーツサンドイッチを頼みました。このフルーツサンドイッチは二人でシェアしました。

 

このお店に並んでいる人たちを見ていて、私はぼんやりと、東京はキラキラした街だなあと思っていました。

そのお店を後にして、三菱一号館美術館を目指して歩きました。

その途中では

など言うイベントを見かけました。

そしてまた、東京は面白い街だなあと思ったのです。

お上りさん全開?

まあ、そうなのかも知れないけれど、ちょっとだけ違う感覚もしたのですよ。

また少し行くと、女性たちがずらっと並んでいました。男の人が

「最後尾はこちらでーす。」とプラカードを持って叫んでいました。

スルー出来ません。好奇心が強すぎて。で、その男の人に聞きに行きました。

ちゃんと言いましたよ。「申し訳ありませんが、」って。でも気持ちよく教えて頂けました。赤西仁さんのイベントでした。なんとこれって→「元KAT-TUN赤西仁が “本人不在” でも全国ツアー成功 病気でドキュメンタリー上映に」だったのですね。

あそこに並んでいた多くの女性たちには、彼へのたくさんの愛があったのね♪

 

お上りさん全開の気持ちと言うより、私は「おもちゃ箱」の中に放り込まれた好奇心の強い猫のような気持ちになっていたのかも知れません。

そして「三菱一号館美術館」です。

ここでのイベントの感想は→「美しい、だけじゃない「ラファエル前派の軌跡展」

この建物は、ジョサイア・コンドル設計のものなのですが、今の美術館は2009年に再建されたレプリカ。

老朽化した元の「一号館」は1968年に取り壊されたのですね。

 

その内部には

このようなコーナーもありました。

   

再建と言えども、雰囲気は十分ですよね。

 

その後は、新丸ビルにて水分補給タイムです。

喉がカラカラ。

 ラズベリーソーダ。美味しかったです。

外で頂くには、今は最高の季節ですね。

椅子に座っている状態で見たロケーションです。

 

 星子さんが、KITTEのビルに映っているビルが歪んでガウディみたいだと言いました。

このビルにビルが映り込んでいる画像は、前にもアップしたことがありますが、見る角度や見る日の気分に寄って見方も違うのかなと面白く感じました。

 

家に帰り、すぐに買ってきたブルマンの1本を姑の所に届け、とっても喜んでもらえました。

重い重いと言いつつも、買ってきて良かったと思いました。

 

そしてその日の夕方の小腹タイムには、星子さんからの

 これを夫と一緒に頂きました。

この日は12000歩、歩きました。


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「Sky presents 藤原竜也のラジオ」第20回

2019-06-02 10:13:34 | テレビ・ラジオ

とにかく大判振る舞いの回でしたね。

これは、ステッカー・ボールペン・DVDの人と、ステッカーのみの人との違いは、運の良し悪しにしか感じなくなってきました。
でもそれで良いですよね、みなさん。
 
ゆるゆる。
あまり深く考えたくない深夜の番組なんですもの。
 
とにかく、「出来るならばこのような大判振る舞いの回に、当たればいいな」と思いつつお手紙を書くのも面白いのではないかしら^^
 
冒頭、告知が毎回入りますが、これ結構楽しいです。なぜなら「先の楽しみ・確認コーナー」みたいに感じるからです。
この収録は「カイジ」の発表前だったのですね。今回はそれがなかったでしょう。
 
で、「先の楽しみ・確認コーナー」としては、
7月5日に「Diner ダイナー」公開でしょ。早めに行きたいところです。
私的には、その公開二日前に吉田拓郎ライブがあるので、「この人、また遊んでばかりいる」ような雰囲気を醸し出す1週間になりそうです(^_^;)
 
・「渦が森団地の眠れない子たち」は6月1日に先着先行があって、ご一緒する予定の方がチケットを取って下さると言うので、お任せしていたら、なんとホリプロオンラインに入ることが出来なかったのですって。抽選ではなく先着なので殺到してしまったのですね。で、他の抽選の所に申し込んでくださっている状態なのですが、その方とだと曜日限定なので、ちょっとドキドキしている所です。
あたりますように 人
 
やっぱりこういうのって、行くまでのあれやこれやから、いろいろと楽しいと思いました。このドキドキ感もたまりませんね。
 
「太陽は動かない」もいろいろな情報が、かぶさって分かってきましたね。
でもその前に、「カイジ ファイナルゲーム」の事ですが、1月10日公開で、
『福本伸行による完全オリジナルストーリーに、
福士蒼汰・関水渚・新田真剣佑・吉田鋼太郎ほか豪華俳優陣が集結! 』
原作者が脚本にも関与しているので、あの「カイジ」の手に汗握るドキドキは、相当期待できると思います←心臓に悪いかなぁ。
それでちょっと「ああ」と思ったのは、先週、生まれの話で「真剣佑」と言う名前が出たのは、そこ繋がりだったからかなと思いました。
 
 
そして「太陽は動かない」のお話で、竜也さんがストーリーにちょっと触れて、その主人公が子供の頃に、本当に酷い環境で生きていてと言ってたら、
愉快な熊さん(堤P)が、「これ、レンジでチンして食べてね、とか。」などと言う。
「それ、俺の家の事じゃないか。」と怒る竜也さん。
 
凄いな、こんな風に突っ込めるなんて・・・・・とは思った。
 
しかし止めなさいって。
 
もしもお母さんがradikoのタイムフリーで聴いていたら、胸がズキズキするじゃないの ?
 
 
あっ、しない? 寧ろ大笑いしてるかもね。
 

 

今回のトピックスは、本番中に伊野尾くんに電話したことですね。

彼のファンも大喜びでしたね。

 

たつらじ―さんの完成も楽しみですね。名前は「欣也さん」? ^^

 

《21回の感想はお休みします。》

 

 

【殺せんせーションズ】


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美しい、だけじゃない「ラファエル前派の軌跡展」

2019-06-01 09:44:05 | お出掛け日記

この絵画展には行こうと前々から密かに決めていました。

だけどなかなか行く日が見つからず、今回もギリギリとなった5月30日に出掛けてまいりました。

この「ラファエル前派の軌跡展」は6月9日まで「三菱一号館美術館」にて開催中です。

 

「ラスキンの生誕200年を記念する本展」

ラスキンについては
ターナー評価で名を成した19世紀英国の美術批評家ラスキンは、万人に向けた芸術の必要性を説く一方で、前衛のロセッティらが率いたラファエル前派同盟を擁護し、バーン=ジョーンズやモリスに影響を与えました。』HPより

ラスキン自身の描く水彩画も、自然体で美しく心惹かれるものを感じます。また裕福な家に育った彼は、芸術家たちを支援し育て、大きな業績を残したといえるでしょう。

だけどラファエル前派の人たちは、彼と彼の妻、そしてその支援を受けていたミレーとのあれやこれやのお話も有名で、ドラマチックなのですよね。そこだけを見てしまうと、男女のドラマ的には女性的視点で言うと、どうも彼は分が悪いような気がしてしまうのですが、彼のなした仕事と言う視点で見れば、すこぶる魅力的です。

また多くの人が、彼の著作から影響を受けました。

気持ちはあっても興味のある事が多すぎて、なかなか実行までに至らない私ですが、いつか四苦八苦して彼の著作なども読んでみたいと思いました。

ゴシックの本質
川端 康雄
みすず書房

 

ところで本題でもある美術展のお話ですが、作品数、およそ150。なかなか充実していて作品数も多すぎず見応えがありました。

私はなぜか毎回「ターナー展」なるものを見逃しています。あの優しい水彩画の世界をいつか堪能したいと思っていたのですが、なんと入った最初の部屋が、そのターナーのコーナー。作品数は少ないのですが、本当に嬉しかったです。ラスキンがターナーに出会ったのは、最初は本の挿絵だったところも、素敵なエピソードだなと思いました。

 

今回の美術展には、なんと全作品写真撮影がOKの部屋があるのでした。

薄暗くてフラッシュ禁止なので、あまり上手くは撮れていないのですが、嬉しくなってたくさん撮って来てしまいました。

またそれとは別に、自分も写り込める楽しい写真撮影のコーナーもあります。三菱一号館美術館は、毎回それがあるので好きです。

 

ついでながら、私がラファエル前派に嵌った美術展は「「ラファエル前派展」に行ってきました。

検索していたら面白そうな本を見つけたので、貼っておきます。

もっと知りたいラファエル前派 (アート・ビギナーズ・コレクション)
荒川 裕子
東京美術

 この「もっと知りたい」のシリーズはかなり面白そうですね。

 

と言うわけで、期待通りの充実した美術展鑑賞の一日になりました♪

コメント (2)
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