森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「フジコ・ヘミング14歳の夏休み絵日記」

2021-08-17 08:40:48 | ユーモレスクを聴きながら(book)

上の画像は、人の手から離れて放置され荒れ果ててしまった空き地に咲く一輪のコスモスです。

・・・・

8月15日に読み終わりました。

ピアニスト、フジコ・ヘミングの14歳の時の絵日記で、手作りのその絵日記には、表紙に「TAGES BUCH」ターゲス ブーツと書かれているそうです。それはドイツ語で「日記帳」と言う意味。

「はじめに」のページに

『この日記をめくると、蘇ります。

幸せが何かも知らずに、憧れ、ときめき、夢見た、14歳のあの夏が』とありました。

なんだか、その言葉に胸がきゅんとしました。

時代は違くても、誰にでもあった、そんな時代を、私も思い出したからかも知れません。

 

父親の画家の才能も引き継いでいたのでしょうか。14歳の少女の描いた、その絵日記の絵は、色も鮮やかで心を惹きつけるものがありました。その絵や上品な文章から、豊かな生活を感じながら読みました。

しかしながら、本当の彼女の生活はと言うとー。

父親が国に帰されてしまったがゆえに、母の生活は、朝から晩まで働きづくめでした。終戦後、疎開から戻ってくると、家は燃えてしまい、親戚の家に居候生活で半日かけて配給を取りに行く生活をしていました。

はっきり言って、貧しいのです。

ところがこの絵日記からは、お洒落で豊かな暮らししか感じないのです。

そこには美しい色彩の絵があり、その中に時折描かれている工夫された食べ物の記録があり、そして音楽があったからかも知れません。

父が帰国してしまった事を、気の毒に思い、両親の知人であり世界的に有名な(と、言っても私は知らない事ですが)ピアニストのクロイツァーが、無料でレッスンしてくれたことも、凄い事だなと思いました。

そして彼の家が、「いつ見ても美しい家だった。」とあるように、そのような美しいものに触れて育つという事も、とっても大事な事だと思いました。

 

また「掃除をしていた。」と言う文が、たくさんでてきます。

母がピアノを教えに言っている間、掃除は子供たちの仕事だったのでしょう。

綺麗に部屋を整えて、丁寧に人形を作ったり、服を縫っている生活も素敵に感じました。

 

人にとっての豊かさとは何かを、また丁寧に生きるとは何かとかを思わず考えさせられる、14歳の少女の日記だと思いました。

そしてやはり心に残るのは、フジコさんのインタビュー記事でした。

「残念に思う事は、今の姿を母に見せてあげる事が出来なかった事。」と彼女は語ります。

フジコは世界的なピアニストに成れるねと、他の人に褒められても、母は良い顔をしなかったのでした。そうなるにはお金がかかるし、ピアノを武器にして、生活の糧になればいいと思っていたのですよね。

フジコ・ヘミングは決して恵まれた生活を送り続けてきた人でない事は、興味のある方には知られていることだと思います。

私はだいぶ前ですが、菅野美穂主演のドラマで彼女の事を知り、「こんな人が居たんだ。」と驚きました。60歳過ぎてからのメジャーデビューで、そしてブレイクしました。

たぶん彼女は、私の母と近い年齢です。

いろいろ思う事がありました。

ツイッターでフォローしましたが、コンサートの事しか呟いていませんでした。だけど、今年も精力的に活動していて、凄いなと思いました。

あとがきにカール・ブッセの詩が出てきます。

 

山のあなた<カール・ブッセ(上田敏訳)>

山のあなたの 空遠く

「幸」住むと 人のいふ

噫われひとと 尋めゆきて

涙さしぐみ かへりきぬ

山のあなたに なほ遠く

「幸」住むと 人のいふ」

昔落語の人が茶化していたので、あまり好きな詩ではなかったのでしたが、こうして読むとしみじみとしたものがありますね。

 

 

 

・・・・・


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「フリー・ガイ」を見てきました。

2021-08-14 00:41:16 | 映画

予想以上に面白かったです。映画館で、声を出して笑ってきました。

笑っても席はひとつ空けだし、ずっとマスクしているから、笑い声が聞こえてくることはなかったのでしたが、絶対に同じ人はいっぱいいたと思いました。

面白くて楽しくて、そしてほわったとした気持ちになり、なんだか幸せな気持ちになりました。

そしてふと、思わず涙がこぼれそうになりました。

いや、まったく泣くようなお話ではありません。

心が不用意に揺れたのです。

 

私たちは今、みな「こんな時代」の囚われの王子と姫。

そんな囚われた世界に、針の穴のような風穴を開けてくれたような気持ちになったのかも知れません。

限られた世界の中でも、それでも自由なんだ。

いくらでも楽しい事を見つけて、生きていけるんだ。

きっとそんな気持ちを思い出したのかも知れません。

 

お勧め出来ます。

ただしー。

日頃から、ゲーマーの方々に「何が面白いんだ。」と思われている方には、むりかな~と思ってしまいます。

ゲームの世界にある程度の気持ちの理解がなければ、どこが面白いのかご理解できないかと思うからです。知識ではありません。知識は無用です。

 

※       ※      ※

おととい、夫殿が「明日から始まる映画に行こうと思ってるんだけど、行く?」

と聞いてきましたが、ちょっとその時、心に重くのしかかっている案件を抱えていたので、

「行かない。それ興味ないもん。ゲームの中の人の話なんて。」と答えました。

ところがその案件が、早くも午前中に解決すると、急に夫が一人で映画に行くなんてズルいみたいな気持ちになってきました。

どんな映画なのと検索すると、ナニナニ・・・

《ルール無用のオンライン参加型アクションゲーム「フリー・シティ」。銀行の窓口係として強盗に襲われる毎日を繰り返していたガイは、謎の女性モロトフ・ガールとの出会いをきっかけに、退屈な日常に疑問を抱きはじめる。》

「強盗に毎日襲われる !!」

「退屈な日常 ?!」

もう、それだけで「はぁ?」ってなるじゃないですか。

《ついに強盗に反撃した彼は、この世界はビデオゲームの中で、自分はそのモブキャラだと気づく。新しい自分に生まれ変わることを決意したガイは、ゲーム内のプログラムや設定を無視して勝手に平和を守り始める。》by 映画.com

えー ?

どういう事 ?

どうやって、落とすの ?

と言うわけで、ルート君も誘って三人で早起きして(6時20分に)、7時55分の回で見てきました。

行って良かったです。

 

 

 

 

 

 


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やっぱり、書いておく?

2021-08-12 09:31:20 | 梢は歌う(日記)

8月9日の月曜日、メチャクチャ風が強かったじゃないですか。

バイト帰りに向日葵を見たら、風に歌い踊っていました。

この写真を見ると、奥の方の向日葵も折れてしまっていたのですね。

もっと手前で折れてしまっていたものは、抜いて、その花は家に持って帰って活け直し、救済を試みたのですが、一時は復活したものの、一日しか持ちませんでした。

ゆっくりゆっくりと、向日葵の夏も過ぎていきますね。

 

今年は月半ばになって、先月は何があったのかと思い返すことが、定番化してるような気がします。

7月、何があったかなと思ったら、やっぱりワクチンの副反応の備忘録は残しておいた方が良いのかなと思いました。

 

7月10日と7月31日に接種しました。

私、一回目の接種をするまで、ちょっと誤解してました。

みんな腕が痛いと言うじゃないですか。

それは、筋肉注射だからじゃないのかなって。

でもあの痛みは、そうじゃなかったですね。

 

だけど最初は、全く痛くもならず。

夫と同日同時間に受けたのですが、彼の方が先に腕が痛くなりました。

「痛くならないの ?」と夫殿が聞いてきましたが、

「いや、まったく。」と答えていました。

まったく痛くなかったのが嬉しかったのか、いつもの3倍、家事に勤しみました。

(「いつもの」がどれだけなのかが怪しい。)

トイレ掃除とかキッチンの片づけやシンクを磨いたり、あちこちあちこち働いて、さながら「動きたい病」。もしかしたらこれが私の副反応なのかと、ふざけたことまで考えてしまいました。

まあ、私らしいと言ったら私らしかったと思います。

だけど夜、ふと気がつくと、腕をポリポリと掻く私。また気がつくと太ももをカリカリと掻いている私。つまりかゆい。あちこちが。それと共に、噂通り、腕も痛くなってきたのでした。

そして翌日の日曜日。

腕の痛みなどは大したこともないような気がしたのですが、とにかく何もヤル気がしませんでした。本当にグータラの日曜日。30分起きていては30分寝るような生活でした。

「怠いからな。」と夫は言いました。グータラしているので、これ幸いと「そうね。」と言いましたが、本当の事を言うと、全く体は怠くなんかなかったのでした。

良く寝られて、そして全く何もしたくなかったのでした。

そして月曜日。

夫は「いや、本当に痛みは二日で消えるな。」と普通に仕事に行きました。

ところが普通じゃないのか、私は腕の痛みも消えず・・・・・。

更にところが、昨日の反動でなのか、チョーヤル気マックス。

ちょっと何をしたのかと言う記憶がないのですが、メチャクチャ働いたような気がします。

夜になって、仕事から帰ってきた夫が「腕はどうした。」と聞きました。その時になって、もうすっかり痛くない事に気がついたのでした。

 

一回目の時も、三日分の買い物はしておいたのです。

二回目接種時は、もっと強く出そうな予感がしたので、またも買い物は三日分を済ませておきました。

二回目。

打つときに「チクッとしますよ。」と言われたけれど、何も感じず、看護師さんがミスったのかと思うほどでした。

だけどさほどではなかったのでしたが、腕が痺れてきたのです。

それで、ああちゃんと打ったんだなと思いました。

問診の時、お薬手帳を見た先生が、

「あまり副反応も出にくいかも知れませんが、抗体も出来にくいかも知れないので、今まで通りの生活をしてくださいね。」と言いました。

もとより今まで通りの生活をするつもりではいましたが、なんだかガッカリするような話だなと思いました。

帰る時、既に車に乗り込むときに、腕が痛くなってきました。しかもかなり痛い。

「という事は・・・・?」

副反応も出やすいのだから、抗体の方もOKという事なのかしらと、嬉しいような微妙な感覚に陥りました。

 

そして初日から、全くヤルキナシ。

怠くはないのです。ただ気力がないのでした。友達はただひたすら眠かったと言っていました。すなわち、世の中の人が言っている「怠い」は、その「やる気が起きない」と同義語だったのかと、今は思っています。

その二日目、熱が出ました。大したことはなかったけれど、37.4.

だけど夕方、37.9まで上がりました。その後は測らなかったのですが、もうちょっと上がったような気がしました。

そして真夜中、どこがと言うのではないのですが、ずっと苦しかったです。うんうんとうなされていました。一回目にあちらこちらが痒くなったように、私は内臓のアレルギーの人なので、弱い所に出たのかなと思いました。

三日目の朝も、熱は下がらず。

結果的には、三日間、気力の方がダメでした。

もちろん熱もあがったからですが、主婦の日常なんか、38度越えしないと、あまり寝込まない事も多かったじゃないですか。

超えても子育て中は寝込めなかったですよね。

 

そして火曜日には通常に戻りました。

夫は

「やはり二回目は熱が出たりするんだな。大したことなかったけれどな。」と言いました。が、37.1度(夫)が38.0度に向かって、さながら同じと言うように語るなと、ちょっと思ってしまいました。(^_^;)

 

三回目接種の話も出てきているようですが、そうなった時には、私はちゃんと接種する予定です。だけど二回目でも、真夜中にうんうんと唸ったので、それを思うと、少々怖いなと思ったのも本音です。

 

しかしながら、このワクチンの目的は、個人を守るのみではなく、敵本体の封じ込めにあると思うのです。「コロナは風邪」と言っているグループもいるらしいのですが、風邪だって人は死ぬし、わが夫殿はインフルエンザから肺炎にかかり、そして危うく私が未亡人になりかけたという過去があります。

侮って良い病などないのです。

まだ戦いの途中。

画期的な治療薬が出て来て、インフルエンザのように、たいがいの人が家で1週間閉じこもっていればいい程度になるまで、その戦いが続くのではないですか。(そのインフルエンザだって、一部の方は重症化して、入院して、そして死に至る方もたくさんいらっしゃるのですよね。)

 

私は何も出来ない。だから、やっぱり三回目を受けろと言われたら、ハイハイと受けると思います。アリガタヤと思いながら。

 

《ワクチンの接種率が上がって行っても、なんだか憂鬱になる数字が連日報告されて・・・・・

思わずため息ついちゃいますよね。》

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ひまわり~夕立~の7月

2021-08-12 00:58:29 | 梢は歌う(日記)

雨の日曜日。

そして明日から、またお仕事が始まる方も多いかも知れませんね。

私はこの14日と15日だけがお休みで、また明日から少々の時間でしかありませんが、毎日お仕事を頑張ると言う夏が始まります。今年も残り4か月と15日、なんだか今年もやり残した事がたくさんあるような気がします。

「1日」と言う日もそうですが、中日の「15日」もまた区切りにするには、良い日かもしれません。何かモヤモヤする方は、ちょっと何か一つでも見直し仕切り直したら良いのではないかと思います。

まあ、これ、自分に言ってますね !!

とりあえず7月のまとめ日記です。

確かおまとめ日記も、昨年は5月までしか出来なかったので、今年は少しだけ頑張っているのかもしれません。何かを・・・・。

 

 いつも一番好きな映画のまとめです。

別記事に書きました。→「【近未来二番館のお知らせ】7月に見た映画」

記事内にも書きましたが、7月の終わりまでで89作品。残り11作品で100作品いってしまうのかと思ったら、今年は家でもたくさん見ていますね。

 

 それ故に、テレビでのお芝居も本もちょっと中途半端になっています。

お芝居は、実は1本見ました。ちょっとずつ見ていたので間が空き過ぎて、前の方を忘れてしまったので(笑)、もう一回見直してから感想を書く予定です。本も推理小説の短編集を読んでいましたが、図書館の返却期限が来てしまったので、返却してしまいました。また借り直して、読み終わったら感想を書きたいと思います。

仕方がないですよね。皆与えられた時間は同じ。何かが増えれば引っ込む時間も出てきてしまうと言うものです。

 

 ドラマは「レオナルド ~知られざる天才の肖像~」を、wowowで見ていました。

これは【天才レオナルド・ダ・ヴィンチが仕掛けた殺人とは?ルネサンスを舞台に、その知られざる素顔と芸術の裏側を描く歴史ミステリー。】だったのですが、最後まで見ると「そうだったのか。」と言うような、見届け感が沸き起こってきます。全8回だったので、最終回には、「終わっちゃったのか。」的な寂しさも感じました。でも途中、けっこう重くて暗くて、もうちょっと天才の名にふさわしいスカット感のあるようなものだったら良かったのになと思いましたが、彼のあれやこれやの芸術作品の香りが漂ってきたのが良かったです。

 

 お出掛け

水元公園に行きました。お出掛けと言えるのは、これぐらいじゃないかと思います。→「美味しい一日(水元公園にて)」

後は図書館、映画、病院、日常の買い物とバイト。夏休みに入ると、少々忙しくなると思って、友人とも二回ランチをご一緒しました。

外で何かを頂いた時、写真などを撮ったりしますが、ほとんどブログに載せるチャンスもありません。この記事にいくつか載せようかと思いましたが、思った以上にあったので、別記事を書きました。

→「7月のカフェ日記」

7月のカフェ日記 その2」

ひとりで行動と言うボッチタイムも多い私ですが、姉妹でラインをしていたり友達と電話したり、サークル活動でおしゃべりしたりで、寂しいという事は、ほとんどない毎日でした。

 

 これといって至急の用のない時、本当に家にいました。

家の方が至急の用があったのです。新しい子供を迎えるために、ちょっと掃除とお片付けを頑張っていました。またそうでなくても7月は、何でもよく乾くので、家の中のいろいろなものを洗いまくりつつの大掃除月間なのでした。

押し入れの中・私の仕事部屋などを中心に、ちょっと頑張った方だと思います。

28日と29日に、部屋のビフォーアフターの画像がありました。なんでも記録撮る人なんですね^^

でもとてもじゃないけれど載せられません。

全部出してひっくり返しながら整理していくのが好きな人なので、まるで泥棒に入られて、部屋中をひっくり返されたような画像でしたから(^_^;)

じゃあ、片付いた方をと思いますが、そこまで私生活暴露は出来ない事ですね。ただ仕事部屋、本当に酷くなっていて、踏ん切りをつけていろいろ捨てました。

処分したものが入っていた箱やら段ボールなども捨ててスッキリとしました。

 

 

 7月はなんだかんだと言っても、スノウさんの手術の事が一番の出来事でした。

彼女はまだ入院中。ライン、やっていて本当に良かったです。お見舞いには行けなくても、ほとんど毎日、姉妹でお話しています。私たちの熱い夏は、まだまだ終わらないと思います。

→「熱い夏だね。」

バーンとドーンでキリッとね。」

 

 ワクチン接種が終わりました。この事、本当にスルーしちゃいそうになります。7月のイベントとしては、けっこう大きな出来事であったと思うのですが。→「やっぱり、書いておく?」

 

 ささやかな毎日が楽しいです。

→「お喋りしましょう。その1「変わらない? 変わった?」」

>センぺルピウムの花が咲きました。

その後はどうするのかなと思って本を読んでみたら、咲かしてはいけなかったらしい・・・・(^_^;)

知らないって、恐ろしい事ですね。可愛らしい花が嬉しかったのですが。

→「お喋りをしましょう。その3「虹と戸定邸」」

今日の・・・って、転寝したり珈琲タイムなどを持っていたら、「昨日」になってしまいましたが、プリンス昭武が日本に帰ると決断をしましたね。

見納めと言ったフランスの景色が、本物みたいで素晴らしかったですね。

7月11日にまた見た虹も、綺麗な形で、見る事が出来て嬉しかったです。

 

「捨てる理由がなかったから。」

「あおちゃん !!」と呼んでみた。

「モスラめ !!」と思わず言う。 

 

さほど綺麗とは思わないのですが(薔薇さん、ごめんね。)、また薔薇の季節が早くも来ているのかと撮りました。

 

水遣り、頑張っています^^

バス停で空を見上げたら、雲一つない空を飛行機が飛んでいきました。

ああ、何処かに行きたいなぁ。

って、思いましたが、

コロナがなくたって、早々には行けませんよ~。

よーし、その日の為に、頑張るぞっ !!

 

(2021-08-16-00:58:29)

投稿の日付を、都合があって変更しました。


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「モスラめ !!」と思わず言う。 

2021-08-08 23:13:13 | 梢は歌う(日記)

今日は終日、雨の日曜日でしたね。

トップ画像は8月6日の空。

オリンピックも終了だけど、ハイライトの番組とか閉会式とか録画してあって、全部火曜日過ぎにゆっくり見る予定です。いつだってみんな一緒ってわけじゃなくても、良いよね。

 

※         ※        ※

そしてこの記事は、

・『「あおちゃん !!」と呼んでみた。』

の、続きと言うか、また別の視点で見たほんの少し違うお話です。

ひとつ前のその記事に

>『私は蝶の写真を姉妹たちにすぐに送りました。

みな凄く喜んでくれて、入院中のスノウさんは家にいる娘ちゃんにその画像を送り感激し合ってくれました。

「誕生」には、「復活」または「再生」の心が隠れているような気がして、励まされたのだと思います。』

と書いたのですが、

画像を姉妹に送った時、スノウさんは喜んでくれて、そして言ったのです。

「これが生きるという事だね。」と。

そして、今仕事の事で思い悩んでいる娘に、この話を伝えたのだそうです。

実は私もベランダでこの蝶を見た時に、思わず涙が目に浮かびました。

虫に食べられたと思っていたのです。もうダメだと思っていたのです。

だけどちっともダメじゃなかったのです。

誰の想いなど関係もなく。

 

本当の真実は、これだけだと思います。

 

蝶が「ありがとう。」と言ったような気がしても、それは気がするだけで、本当の事は分からない事です。だけどそんな時、人は何か物語を感じたりすることも多いのではないでしょうか。

そしてこれは私の感じた物語・・・・・姉妹にラインに送ったそのまんまで載せますね。

 

『16:46  ここで、いかにも私らしいお話を。』


『16:47   羽を閉じて、如何にも透き通って、「何これ、綺麗!!!」と思った時、窓越しじゃなくて、窓開けてカメラ構えたら、何か焦って(蝶が)、いきなり羽を広げたのです。』


『16:48   そして私が写真を撮ったら、「ヤバーい」みたいな感じで、よろよろとベランダの端っこに逃げたのです。あんずさんに襲われてもと思って、鉢で囲って守ってあげたのに、1時間半ぐらいたって羽が乾いたかなと覗いたら、またも「キャー」ってな感じでヨロヨロと飛び立って行ったのじゃ。』


『16:51   私は感傷的な気持ちになって「バイバイ」と呟いたりして、美しい別れを感じていたのだけれど、あとになって考えてみると、今書いたような展開で、あの蝶にしてみたら、私はゴジラに見えてたのかな。モスラめ。パセリを提供して温かい目で見守ったと言うのに、覗くたびにいつも「キャー、ゴジラ!!」って思ってたのかなとか思って、今笑ってる。』

 

名都さんが言いました。

『思わず頭の中でゴジラのテーマが流れ、そしてモスラの歌が聞こえて来たよ。』

 

 

おとといだったか、マンションの花壇の水遣りをしていた時に、一羽のキアゲハがひらひらと私に近づいてきました。

私は、

「あおちゃん !」と呼んでみました。

すると、そう呼ばれたキアゲハは、私の前で羽ばたいて、ひらひらと空高くに消えていったのです。

飛んできたキアゲハが、あの蝶であるかなんて分かるわけもない事です。

だけど私は思いました。

「おお、あの逃げっぷりはあおちゃんに違いない ! 」って。

そして私はなんだか幸せな気持ちになりニッコリと笑ったのでした。

 

アセアセと逃げていくあおちゃん。

 

 

そして・・・・・・・

PCには小さく載せますが、スマホだとそのままかも。

 

丸々として可愛いのだけれど、やっぱり、それは見てるだけの時。絶対に触れないし、森で万が一、肩にポトリとなんて事があったら、泡吹いて意識失うと思う・・・・私。

【閲覧注意のあおちゃん】

 

 

   

 

 

 

 

 

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「あおちゃん !!」と呼んでみた。

2021-08-07 16:20:48 | 梢は歌う(日記)

・「ブログ生活5678日♪」

に載せたキアゲハ、あおちゃんのお話です。

※     ※      ※

 

おとといだったか、マンションの花壇の水遣りをしていた時に、一羽のキアゲハがひらひらと私に近づいてきました。

私は、にこりと微笑んで

「あおちゃん !」と呼んでみました。

 

すると、そう呼ばれたキアゲハは、私の前で羽ばたいて、ひらひらと空高くに消えていったのです。

 

7月に入った頃、私は何となく元気が出ませんでした。

たぶん理由は一つだけではなかったのですが、ひとつは、ベランダに居たアオムシが突然いなくなってしまったからなんです。

最近、私はベランダの植物の一番いい時を、ちっとも写真に撮ってあげてません。

心に余裕がないからだと思うのですが、今年はベランダのパセリがイキイキと育ち、めったにはそれを使う事もないのですが、「ヤッター」と思っていたのです。

ところが6月のある日、ベランダに居た夫が、

「パセリに虫がついてる。」と言いました。

私は風で飛んできて、植物たちにへばりつく小さなアブラムシたちかと思って、眉をひそめました。

「いや、違うよ。アオムシだよ。いっぱいいるな。」と、また夫。

アブラムシでなくても私は

「ゲ~ !!」と、それこそ苦虫を踏みつぶしたような顔をしました。虫なんかは、みな苦手です。

「そう言えば、ここのところ蝶の姿を見かけたから、卵を産んでいたのね。」と私。

「じゃあさ、もういいや。そのパセリ、そのアオムシたちにくれてやるわ。」

すると夫は、そのパセリに向かって話しかけていました。

「良いって言ってるよ。良かったな。おお、凄いぞ。ムシャムシャ食ってる。食ってる音が聞こえるぞ。」とはしゃぐ夫。

好きじゃないので、虫に関してはまったくの知識無しな私。ベランダ中が荒らされるかと思って検索したら、1種類のものしか食べないのだそう。じゃあ、被害はパセリのみという事なので、私は安心しました。

それになんだかベランダに生きものが住んでいるのは、意外と楽しかったのです。

 

私は、凄い勢いで食べられてハゲハゲになっていくパセリに住む住人たちに言いました。

「ここに住むことだけは許すよ。好きなだけそれを食べても良いよ。足りなくなったら、また買ってきてあげるから。でもそれ以上の事はしないからね。」と。

そして毎朝見に行きました。

触れと言われたら断固拒否ですが、見てる分には、だんだんと可愛らしく感じるようになっていきました。

で、ある日、突然いなくなったのです。

 

普通考えるのは、蛹になったのではないかですよね。でもその蛹が見つからなかったのでした。今思うと、私はここでこういうイメージでと思い込んでいたので、見つけられなかったのだと思います。

それに前に夫は、たくさん居ると言ったのに、私が翌日に見に行った時は二匹だけ。

捜してみると、土に転がっているものも発見して、アオムシも普通に生き抜くのは大変なんだなと思っていたのです。

蛹が見つけられなかった事。その前の時に、死骸を見つけていた事。それから他の方のブログで、『毎年くるけれど毎年いつの間にか鳥などにやられて、いつの間にかいなくなっていたので、今年は飼ってみた。』と言うものを見つけた事。

それらから、私が出したいやいやながらの結論は、「そして誰もいなくなった」だったのでした。

 

何もしないよと言いながらも、少々、ネットでも何かしらを読んではいました。ハエの寄生とかいろいろ。

たまたまですが最近引き籠り生活の多かった私は、鳥やハエなどが飛んでこないように、あんず猫隊長にも協力を依頼して、さりげなく最悪な状況からは守っていたと思うのです。

あの時ちょっとだけ、珍しく長いお昼寝をしたからいけなかったのかしら。その時に油断していたから、鳥がやって来たのかしら。モンモン。

あんなにコロコロ太ったのは、鳥に美味しいご飯をあげるためじゃないよね(ノД`)・゜・。

でももう一匹いるから・・・・・と思ったら、その子も居なくなっていました。

それを夫に言うと

「仕方がないね。うちのベランダではダメだったという事なんだよ。」

「そうか」と思ってしょんぼり・・・・・。

 

この話を姉妹にしたところ、妹の名都さんがさりげなく言いました。

「名前を付けてなくて良かったね。」

「う、うん。確かに。」

 

確かに、名前は付けていなかった・・・・・。

だけど私は何気なく、心の中で「あおちゃん」と二匹のどちらでもなく、呼んでいたのではなかったかと思い、また悲しく思ったのでした。

 

7月14日水曜日。

暑くて怠かったのであまり出たくないな~と思いながらも、自分を叱咤激励しマンションのサークル活動に参加してきました。その日は仲の良いお友達も仕事で不参加と分かっていたので、無言での作業で草むしりもかなり効率よく進み(じゃあ、いつもは ?)、気の進まない参加だった割には、家に帰った時には、かなりの自己満足度が高かったのでした。

ふう、ヤレヤレとテーブルの椅子に座り、水分補給をしながら、ふとベランダを見ると、・・・・

「えっ ?   あれ、何かしら。」

カーテン越しに見えた不自然な葉の影。

「まさかっ 、 もしかして ? 」

そっと窓際に近づくと、羽を閉じた蝶がそこに居たのです。しかも羽が透き通っているのです。

だったら、このベランダで、今蝶の姿に生まれたばかりって事だよね。

じゃあ、あおちゃんだよね。

急いでベランダに出て、スマホのカメラを向けると、羽を広げてしまいました。

惜しかったな。

あの透明な羽を写したかったな。

 

そして数時間後、羽を乾かしたのち、あおちゃんは飛び立って行ったのでした。

 

ひらひらと、最初は二・三軒先のベランダに降り立つのが見えました。

「もっと先に飛んで行ったら、お花畑があるよ~。」と私は心の中で言ったのでした。

 

(画像の下に文が少々続きます。)

 

 

 

 

私は蝶の写真を姉妹たちにすぐに送りました。

みな凄く喜んでくれて、入院中のスノウさんは家にいる娘ちゃんにその画像を送り感激し合ってくれました。

「誕生」には、「復活」または「再生」の心が隠れているような気がして、励まされたのだと思います。

 

※          ※         ※

 

ねえ、ブログマジックって知ってる?

何処を切り取るかで、見えてくるものが違うんだよね。

上に書いた話は、1ミリも嘘のないお話。だけどちょっと違う風にも書けるんだ。

次は、そのお話を書くね。

 

 

 

 

 

 

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【近未来二番館のお知らせ】7月に見た映画

2021-08-05 02:03:53 | 映画

旧作の感想は、皆「近未来二番館」の方で書いています。こまめにお知らせしたいと前に書きましたが、まとめて書いているので、結局いつも通りになってしまいました。

タイトルでリンクしています。

wowowやAmazonprimeで見たものは、

「ピーターラビット」

「15年後のラブソング」

『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』

「弱虫ぺタル」

「ファーストラブ」

「パブリック 図書館の奇跡」

「リチャード・ジュエル」

「おらおらでひとりいぐも」

「オデッセイ」

「浅田家!」

「糸」

「キングコング対ゴジラ」

「箱入り息子の恋」

『罪の声』二回目

 

そして映画館で見た作品は、

「スーパーノヴァ」

「SEOBOK ソボク」

・「ゴジラVSコング」

オリンピックの始まりと「竜とそばかすの姫」

 

7月も心に残る映画にたくさん出会えました。

洋画が8作品で韓国映画は1作品、邦画は8作品、アニメが1作品。全部で18作品でした。

これで今年は89作品見ていることになりますね。

どの作品も見て良かったなと思えるものばかりでした。

アマプラで見た「しあわせの絵の具」は、映画館で見たいと思ったのに、見逃してしまった作品で、見たら思っていたようなお話ではなかったのでしたが、思っていた以上に心に残る作品でした。

また映画館の予告編で、これまた見たいと思っていたのに、上映期間が短すぎて、また行きそびれてしまっていた「おらおらでひとりいぐも」は、何かいろいろと考えさせられる物語で、お勧めできます。

と言うわけで、8月も素敵な映画にたくさん巡り合う事が出来ますように。

 

・・・

 

 

 

・・・


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スーシェの「オリエント急行の殺人」が一番好き

2021-08-04 02:41:21 | 海外ドラマ

先日より、過去記事「名探偵ポワロ第64話「オリエント急行の殺人」」

に多くの人がいらしてくださって、ありがとうございます。

(その記事は映画などの感想を交えての、「オリエント急行殺人事件」のまとめ記事のようにもなっています。またこの記事は、それを踏まえて書かれている部分もあるので、お読み下さるとうれしく思います。)

 

何故かと言えば、たぶん土曜日にNHKBSで放送されている「名探偵ポワロ」で、その64話が放送されたからだと思います。

私も録画して、昨日見ました。

ポワロはかなりいろいろな回を複数回見ているのに、この「オリエント急行の殺人」は、今回で二回目の視聴です。たぶん私的には、繰り返しては見たくない作品なのかも知れません。「見たくない」と言うと拒否っているみたいですが、そうではなく、寧ろすごく大事に思っているからなんです。

ゲストの人々には、(詳しく知らないが故ですが)華々しさを感じる事はなかったのでしたが、それでも全体の重さを考えると、映画並みにも感じる作品だと思います。

そしてその重さを感じさせるのは、「罪と罰」「信仰と赦し」がテーマになっているからなのかも知れません。

リンクした記事の中で

「杉下右京には絶対に出来ない選択だな。」

と言う事を書いたのですが、これは三谷版のコレの感想の中で私が言った言葉です。

右京には出来ない選択。だけど、私にも出来ない選択だったなと、今回、またこの作品を見てそう感じました。

誰も「あなただったら」などとは問わないと思うのですが、思わず今回は思ってしまったのですよね。

「オリエント急行殺人事件」のラストは、映画や他の作品だと、そのラストがほとんど「してやったり」みたいな感じになって、「良かった良かった。」みたいで終わる事が多いと思うのです。だから考えても見なかったのかもしれません。自分だったらこれどうする、みたいなことを。

それはポワロの言っている「法」についての考えが、今回凄く良く理解できたからだと思います。

法で裁かれなかった罪を、皆で断罪する心情は凄く分かります。だけどその自ら裁きを下した罪から逃れようとするのは、また別の問題なのではないかー。

 

お気楽に見ている私の心を揺るがすポワロの言葉。

だけどそれでも、ポワロはもう一つの選択をするのです。

警察に報告した後、微塵にも笑わず、12人の刺客たちの方に顔を向けるポワロ。

さながらカンパーイと言う雰囲気ではないけれど、そのポワロの視線に大きく目を見開いたメアリーの顔には、ちゃんと感謝の気持ちが表れていたように思いました。

また5年前から信仰に目覚めたグレタは涙ぐみます。きっと彼女は、神に赦されたのだと思ったのかもしれません。

しかし去りゆくポワロは苦悩に顔をしかめ、そしてその手に十字架を強く握りしめるのでした。二回目だと言うのに、やはりここで私は、やっぱり泣いてしまいましたね。。。。。

そしてその時私は思いました。

ポワロの人生の多くの事件のうちに、この「オリエント急行の殺人」があったから、最後の「カーテン」の選択があったのだなと。

やっぱりこのシリーズ、凄いです。

そしてやっぱりこのスーシェの「オリエント急行の殺人」が一番好きです。

 

(あっ、ちょっとね。メアリーとかグレタとか名前が知りたくて、ウキに行ったんですよ。そしたら、吃驚しました。この事件→「カーテン」の事が書いてあったんです。そう感じたのは、あながち間違えではないなと思う反面、ちょっと嫌な感じ(笑)パクリじゃないですからねって、そこはキッパリ。(^_^;))

 

 

 

 

因みにドラマとは関係ありませんが、オリエント急行旧駅舎のレストランに行ってはしゃいでいる記事は→こちらです。・オリエント急行☆イスタンブール

・・・・


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《7月の4枚》

2021-08-02 23:50:55 | お散歩&写真日記

写真好きさんが集まっている「#写ん歩クラブ」と言うタグを、時々使わせていただいてます。

そのタグの月一イベントに参加します。その説明は⇒こちら(月例企画のお知らせ

 

サブタイトルを付けるとしたら「今、私を元気にしてくれるもの」でしょうか。

私、取捨選択の「捨」の部分がめっぽう弱いものですから、本当に4枚選ぶのって難しいんです。何気ない毎日の中に、そっと傍にいて寄り添ってくれるものは、人ばかりではないと思います。

トップの画像は、マンションの花なのですが、バーベナです。

最初はしょぼしょぼ咲いていたのに、どんどん広がって来て嬉しい限りです。

ちょうどごみを捨てに行く途中に咲いているので、いつもその帰りに足が止まります。

紫、好きな色です。

 

下の写真は7月の唯一のお出掛けの(ランチは別)、水元公園に行った時のものでブログ記事でも一度使用しています。

この時、私たちは道に迷っていて、友達が近所の人に道を聞いている最中でした。

橋の欄干の隙間から、この写真を撮ったのでした。

美しい風景の水元公園に行ったのに、この時間的にもスキマで撮ったこの写真が、その日に撮った写真の中で一番好きです。

空が輝いているからだと思います。

友達は、道など間違えても、私が怒らないので気が楽だと言います。←おい、コラッ !

でも良いじゃないですか。その日に撮った中で一番好きな風景に出会えたのですから。

夏はお掃除お片付け月間。

ベランダなども整理しました。まだまだやる事はてんこ盛りですが、多肉ちゃんコーナーを作り直しました。(前のをお見せしていないので、直すと書くこともなかったですね^^)

 

あまりに素人なので、本を読んでちょっと勉強しなくてはと思っています。

それでも毎朝、ベランダに出るのが楽しみになってきました。

 

そして最後は、やっぱり7月に作ったので、これかなと思います。

ひとつ前の記事にも載せたばかりですが、それよりも前の作ったばかりの時に撮ったものです。前のやつは小さなレミちゃんが、まるっきり見えないものですから。この小さなレミちゃんが、よく出来ているのです。小さな足は細い針金がベースで、丁寧に仕上げてあるし、40年も前に貰った時は、「あっ、サンキュ」で軽く貰ってしまったけれど、今の方がしみじみと感心します。その頃は、私とスノウさんだけが望都仲間でしたから、私にだけくれたのですね。

アップにするとアラが目立つけれど(目立ちすぎると言うべきか)、玄関に置いてあるこれが目に留まるたびに、私は元気になるのです。ひとつには確かに作ったぞと言う達成感があるからかも知れませんが、その別な理由は、チープなお花を使っていますが、色だと思うのです。ピンクや薄い赤。その華やかな色が、それに目を止めた私を元気にしてくれるような気がします。

 

暑すぎる夏は憂鬱。

でも窓から眺める、真っ青な空や真っ白な雲が嫌いな人は居ないのではないかしら。

 

と言うわけで、8月もたくさんの素敵に出会えますように。

(「家に居ても」と言う言葉を付け加えたい。今までで一番引き籠ってます。変異株、本当に怖いです。もう緊急事態宣言に飽きたと言ってる方々は、怖くはないんでしょうか・・・。)

コメント (2)
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「捨てる理由がなかったから。」

2021-08-01 23:29:48 | 物と私と片付けと掃除

8月の目標はいつも、大掃除と大お片付けです。

それについて書こうと思うと、いくつもミニテーマが持ち上がって来て、何を書けばいいのか、迷ってしまいそうです。

でもなんとなく「ついたち」と言う日を、スルーしたくなかったので、迷わず行こうと思います。

夏はいろいろと処分に頑張りたいと思うと言うと、「私は捨てられなくて。」と言う方が必ず出てきます。私がお仲間だとバレテいるので、安心して話すのだと思います。

そういう方々に

「いつか役に立つよねと取っておいたものは・・・・・」

この先、なんて私が言うと思いますか ?

「やっぱり役に立たなくて、結局捨てるよね。」と言うと思うでしょう。

そんなの「捨てない族」の「捨てない道」に反するわ。

「本当にいつか役に立つよね。」って言います。

すると、その「捨てない族」の皆さんは、「そうそう。やっぱりそうだよね。」と強く頷くのでした。

こんな会話を、一番先に父としたことがあるのです。

やっぱり父は同じように

「そうなんだ。やっぱりそう思うだろう。」と言ったのです。

ただ、父が死んだときに、父の趣味のものでぎっちり埋まった部屋を見て、私は思いました。

「お父さん、そのいつかに間に合わなかったね。」と。

 

そのいつか役に立つと言う部分は本当の事です。これを取っておこうと思った時に、脳内で、ある種のシミレーションをしているのです。こういう時に使おうと。

そしてそれが、恐ろしい事に10年後に来たりもするのですよね。と、この話をここまでするでしょう。だいたい、同じお仲間たちからは「そうそう」と共鳴していただけるのですよね。

だけど、最近私は言います。いや、父との会話の辺りからだから、最近でも無いですね。

40年50年と生きられる保証があるならば良いのですが(すでに妖怪ですね。)、そのいつかが来て、それを使う前に、私たちの方がいなくなるよと。

また、もっとシビアな話ですが、徐々にその取っておいたものの行方が分からなくなって、いざという時に使えないと言うような事も起きるでしょうと。

たいがいは大笑いをして、「そうだった。」となるわけですよね。

そして私たちは「捨て族」の軍門に降るわけですが、意外と「ちょびっと」と言う困ったちゃんが出現したりするのです。(^_^;)

 

だけどきっと「捨て族」の皆さんは、「いつか必ず役に立つ。」辺りから、心の中で反論バリバリなんじゃないですか。

だからここで「捨てない族」の一例をお見せしましょう。

 

トップ画像はの中にいる、小さなフェイルトのお人形は、萩尾望都氏の「とってもしあわせ、モトちゃん」のモトちゃんです。分かり辛いけれど、奥にちっちゃなハートのレミちゃんもいるのです。たぶん40年ぐらい前に、スノウさんが作ってくれたのです。

可愛いなと思いながら、何するでもなく、私のアクセサリー入れに鎮座して何年も、つまりアバウト40年も経っていったのです。

ある日

「あっ、そうだ !!」と思い立ち、その飾りを作りました。

スノウさんに見せると、

「良く取っておいたね。」と言うので

「捨てる理由がなかったから。」と私は答えました。

 

もちろん凄く喜んでもらえました。

物との再会は、時にはアルバムの中の写真と同じで、想い出の中の時間をさかのぼる事が出来るのですから。

 

と言いましても、2021年の8月のスローガンは「いったん捨てよう !!」です。

これいつか役に立ちそう・・・・。でもそれが今年か来年で無かったら(譲歩)、一旦捨てようと思います !!!←強い決意・・・・ ?

 

 

 

 

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