卵から2~3日で孵化したオタマジャクシは約1ヶ月かけてオタマからカエルの姿へ
変態します。
スイレンの鉢土上でジッとしている小さな赤ちゃんオタマが、やがて水中を遊泳し出し
てミジンコなどの餌を食べます。狭い容器内ですから、金魚の餌を与えてやりました。
日を置いて同じ容器で産卵するので、大小差も出ますが仲良くしているようです。
変態の始まりは尾の付け根に後足を出す ことから始まります。水中で静止し、餌も食
べないようです。 やがて、エラ穴から前足が出てきます。
頭部の形が変わり、尾が短くなって、背中が黄緑色に変ってくると、水中から出てスイ
レンの葉上などで陸上生活が始まります。
足指には丸い吸盤が付いていて、やがて容器の縁から外界へ飛び出していきます。
まだ尾をつけたまま飛び出しても危険が一杯です。
梅雨明け後の炎天下に容器からコンクリート通路に飛び出したため、そのまま動け
ずに命を失う子ガエルもいました。
3~4cmの親カエルと比べて少し小さい子ガエルと、朝晩の水やりのたびに出合い
ます。 アマガエルは樹上生活 をするので、やがてリンゴやナシの果樹やキンモク
セイなどの花木で、私に驚くことも無く悠然と生活するでしょう。
毎日オタマからカエルへと変態しているのに、決して庭がカエルだらけになることは
ありません。 間も無くもっと遠くへ、新天地を求めて旅立っていくようです。