サザンカ(山茶花)は椿に似ていますが、葉が小さく、花弁がばらばらに散ります。
寒さに強く、晩秋から冬の花の少ない時期に貴重な花木です。
日陰でも育ちますが、鉢の置き場が日陰過ぎたこの2鉢は、蕾が1個しか着かず、
開花が終わりました。 他の鉢は連日開花が続き、まだ楽しめます。
11月中旬に咲いた「丁字車」は、紅のボカシが入る小輪花です。
オシベが小さな花弁化した丁字咲き(椿では唐子咲きといいます)のサザンカです。
次は、八重咲きの「大和富士」です。
11月26日の蕾は桃色で、少し口を開いていますが、時間をかけて開きます。
11月30日です。
12月2日です。 ゆっくりと花弁を広げます。
ちょうど開花の時期に、雨・風・霰に襲われて、廂下に置いたのに傷んでしまいました。
晴天の12月8日です。 外側の花弁だけが桃色で、他は純白の八重咲き花です。
カンアオイはウマノスズクサ科の多年草で、山野の樹林下に自生し、長岡周辺にも
コシノカンアオイが自生しています。
根茎が這い、暗紫色の軸を伸ばして先端に心臓形の葉を着けます。
我家にある2種の鉢植は、同じ鉢で長年栽培しています。
「オナガカンアオイ」は、宮崎県の一部にだけ自生する日本の固有種です。
照葉樹林内に生える常緑種で、5~6月に葉軸の付け根に花を咲かせます。
ガクの裂片3枚が、数cm~10数cm長く尾状に伸びるのが特徴です。
カンアオイは江戸時代からの古典園芸植物の1つとして、葉の紋様や花の色形の変化
に注目して、「細辛」(サイシン)の名で多くの園芸品種が存在します。 その中の1種、
「御所桜」は小型の常緑種で、青軸素芯花です。
4号浅鉢で、毎年秋に緑色の花を開き、 銀葉系の葉の紋様も美しいです。