「八珍柿」(はっちんがき)は、種の出来ない渋柿で、
「平核無柿」(ひらたねなしがき)のことです。
動植物の珍種を、親鸞聖人の起こした奇瑞として伝えた
「越後七不思議」の次に珍しいとして名付けられました。
原木は新潟市秋葉区にあり、巨木は県指定の天然記念物です。
佐渡で産地化し「おけさ柿」として商品化されました。
5月下旬に、蕾から開花しました。
9月下旬の緑果、樹は隣に植えた富有柿より大きいのに、
一部の枝にしか実が着かず、枝の伸びが顕著です。
10月上旬、少し黄色味を帯びてきました。
10月下旬、黄色く色付きました。
一部の柿が、赤く柔らかくなって熟してきましたが、
すれ傷などがあるものです。
中に無傷で、鳥も突いてない熟果があったので、食してみると、
甘く、とろけるような独特の食感で、美味しいものでした。
この段階で、色付きの良いものを21個収穫し、
干し柿にしました。( 10月22日 )
(2)に続く、