秋の七草の1つ、「クズ」(葛)は庭には生えていませんが、
ウォーキングコースの1つ、栖吉川堤防に繁茂しています。
マメ科のツル性多年草で、地下の肥大した根から、
葛粉や漢方薬が作られ、万葉の昔から利用されてきました。
9月初め、大きな葉の間から、穂状の花穂が立ち上がって、
紅紫色の、マメ科特有の花が、下から順に咲いていきます。
9月中旬、咲き終えた花ガラは落ちて、穂先にはまだ蕾が残り、
咲き終えるまで、花期が続きます。
11月上旬、枝豆に似た、豆の鞘が生っていました。
繁殖力が強く、生長が速いので、
欧米では侵略的外来種に指定されています。
鉢植えにしている実物樹木、今年の夏の高温と乾燥で、
果実の殆んどが落果した、ニシキギ科の落葉低木2種です。
「マユミ」は、雌雄異株ですが、雌木1本で結実します。
5月中・下旬、淡緑色4弁の小花をたくさん咲かせました。
9月上旬、残った果実は1個だけ、
ピンクで、角ばった4裂の果実です。
熟すと果皮が4つに割れて、橙色の種子が4個顔を出すのですが、
11月初め、気付いた時には種子は1個だけでした。
「ニシキギ・コンパクタ」は、コルク質の板状突起(翼)を持たない
矮性品種です。5月中旬、目立たない淡緑の小花を咲かせました。
11月初め、紅葉は美しいのですが、
果実は1個だけでした。