Koba の庭~春夏秋冬

庭や鉢植えの樹木や草花を中心に、家庭菜園も楽しみ、四季の彩を写真で紹介します。

食虫植物の花(1)~サラセニアのレウコフィラとフラバ

2019-07-10 | 食虫植物

食虫植物の花、「サラセニア」の2種です。
北アメリカ東部に自生し、葉が筒状に直立する大型タイプ。
生きた水苔を使って鉢栽培し、冬も屋外で雪囲いの中です。
 
レウコフィラ」(ドラモンディー、網目瓶子草ともいう)

5月末に咲いた、赤花です。
花の構造は昆虫による花粉媒介に対応した、独特な構造。
 

 
ガクが5枚、その間に内側から長く垂れる花弁も5枚です。 
 

 
花弁が萎れて、花の終わる頃、
雌しべの先端は、傘状に5つに分かれ、
内側に子房と雄しべがあって、種子が出来ます。 
 

 
開花期には、前年の筒状葉が半枯れし、全体を撮るのを失念。
 
花後に新葉が伸び、50~60cmに立ち上がってきました。

筒の上部に網目模様が、白地に緑色から紅色に出てきます。
この筒の中に虫を落とし、栄養源にします。
 

 

 
 
次の「フラバ」は、キバナヘイシソウ(黄花瓶子草)とも呼ばれ、
形態はレウコフィラと同様ですが、草丈は30㎝位です。 
 

 
黄色い花を咲かせます。筒状葉は緑色で網目模様がありません。 
 

  
花弁と雄しべが落ちた花後の現在、
ガクと雌しべが緑色に変わり、種子が出来ています。

花の構造が良く見えます。 
 

 

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