「ヤブコウジ」(薮柑子)は、ヤブコウジ科の常緑小低木で、
日本や東アジアに広く分布して林内に育ちます。
斑入り葉などの変異種が古典園芸植物として、
江戸や明治期に栽培ブームが起き、
別名「十両」として、正月の縁起物とされました。
斑入り葉種は実付きが悪く、
4号浅鉢植えの基本種を紹介します。
匍匐系の先が20㎝位立ち上がって葉を輪生状に付け、
果実は晩秋に赤熟します。
7月に咲いた花は、淡いピンクの花で、
花弁に褐色の斑点があり、葉腋から下向きに咲きます。
10月上旬、花後に着いた緑実が、色付き始めました。
11月上旬、赤熟した果実は、径6~8mm位です。
11月下旬の実成り姿です。