朝顔は、遣唐使が薬として持ち帰り、江戸時代にブームが起きた古典園芸植物の1つです。
改築後に、夏を涼しく玄関脇を飾るために、3年前から開花時間が長い
西洋朝顔を育てています。
5月19日に自家産の種子をポット播きし、6月21日に玄関右の狭い花壇(春はチューリップとスイセン)と、左側に置くプランターに苗を植え、ネットを張りました。
3枚目が濃紅のスカーレット・オハラ、右2枚がヘブンリー・ブルーで、青色の清涼感が素晴らしい。
下左2枚は、昨年飛び散った種が勝手に芽生えて、菜園の青シソと洋ナシの木ににツルを伸ばしたブラックナイトです。
3枚目は朝顔ネットの隣に下げた吊りシノブに、朝顔つるが伸びて花をつけたもので、居間から見ると夏の暑さもしばし忘れます(4枚目)。
右端は宿根性朝顔のケープタウン・ブルーで、鉢植えにして冬は暖房の無い室内で保護しています。 花が少なくなって、今は種子の成熟を待っています。
オオミノツルコケモモともいう常緑小低木で、北米原産、酸性の沼湿地に自生します。
日本のツルコケモモは花は咲いても実をつけるのは難しかったのですが、クランベリーは容易に実を収穫できます。
ミズゴケで植え、日当たりの良い門脇の大石の上におき、水切れしないよう十分に潅水します。
クラン(crane)とは鶴のことだそうで、特異な花形は鶴の首からくちばしを連想?
6月上旬に花の最盛期を迎え(上左)、7月上旬には緑の実(上右)をつけました。
8月中旬(下左端)から実が色づき始め、早いものから腐熟するものが出てきました。
そこで、9月16日に一斉に収穫(右2枚)しました。
酸味が強くて生食には向きません。量的には少ないのですが、おいしいジャムができるのを期待しています。
8月から9月上旬にかけて、実を
観賞できた鉢植え樹木です。
上左のサンシュユは、春に黄色花を咲かせ、実は8月に美しく紅熟しました。大実で食べられると通販で説明された品種ですが、渋みが強くて駄目です。
右は、朱色で特異な花をつけたツキヌキニントウが、花後に取り残した子房から赤い実を付け今も綺麗です。
下左は、7月に紹介したゴマギで、8月に朱赤色に熟し、今は黒変して落ち始めました。
次のウメモドキ(大納言)は8月末までは緑果(3枚目)でしたが、9月に入って色づき始めました。やがて全ての実が真紅に変わるでしょう。
深紅の実をつける風鈴ガマズミは、今はまだ黄色で小さ目の実ですが、これはまた可愛い。
独特の朱色果を吊り下げるツリバナは、まだ実が緑球なのに、葉が紅葉しています。
花と緑を求めて、春から秋までGardenに飛来する蝶の内、大型で目立つ、優雅な舞姿のアゲハチョウを紹介します。
上の写真はアゲハ(ナミアゲハ)で、5月下旬のツツジの花を求めて、6月上旬のアジサイの花蕾で、
7月下旬にリンゴの枝葉で休む姿には羽の傷みもありました。
そして8月末、初めて見ましたナミアゲハの交尾(右3枚)です。
鉢植えの花梅の枝葉にぶら下がって、カメラが近づいても殆んど動きません。
下は、カラスアゲハとキアゲハです。
黒いカラスアゲハは毎年数回は見るものの、すぐに移動してしまって写真が撮れなかったのです。
今年は8月のお盆の日、しばしムクゲの花蜜を吸って舞い飛んでいました。
3枚目の写真を見ると、羽の一部が欠損しているようです。
例年、一番多く来訪し産卵するのがキアゲハでした。
今年は異常気象のせいかあまり見かけず、4枚目は9月9日低温注意報が出た朝、
玄関前のコンクリート通路に降りたまま殆んど動きません。
今夏に羽化したものか傷が全くなく、私が脇を通ると向きを変えたり少し羽を振る動きをします。
そっとしておくと、やがて飛び立って、ハナトラノオの蜜を吸っていました。
右端はキアゲハの幼虫で、アシタバの葉を食いつくし花まで食べてしまった昨年の様子です。
自然実生で育つアシタバは、春に1~2度若芽を食す他は、キアゲハの為にあるのですが、
残念ながら、今年は全く産卵がなく1匹の幼虫も見られません。