「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

東日本大震災を振り返り、何を学び、どう生かしていくのか、一小児科医として考えるために

2011-07-29 21:05:42 | 防災・減災
 この日曜日は、以下、仙台で開催されます東北外来小児科学研究会に参加して参ります。
 被災地支援のありかた、開業の一小児科医師として何ができるか、解答の糸口を見出せればと、たいへん楽しみにしております。

*****以下、東北外来小児科学研究会HPより*****
http://www.hh.iij4u.or.jp/~sendai/

平成23年7月17日

東北地区の日本外来小児科学会会員ならびに
外来小児科学に関心をお持ちの皆様

 第10回東北外来小児科学研究会のご案内(第2報:電子版)

 3月11日に宮城・福島・岩手を中心に、死者・行方不明者が2万人を超える未曾有の東北地方太平洋沖地震が発生しました。東日本大震災から100日あまり経過していますが、未だに被災地では様々な大きな問題を抱えております。
 さて、例年7月に開催している東北外来小児科学研究会を、本年は延期する予定でしたが、10回の節目を迎えるに当たり、「東日本大震災」をテーマとして、急遽下記の要領で開催することになりました。
 昨年第9回研究会では、津波のご講演を東北大学の今村文彦教授からいただきました。まさか1年も経たないうちに、このような災害が起こるとは、夢にも思っておりませんでした。第10回東北外来小児科学研究会は、「震災を忘れない」という意味合いを込め、被災状況・経験、対応・支援、問題点について、様々な角度から検証いたしたいと思っております。
 特別講演は、「放射性物質」に関する話題を国際医療福祉大学北原規先生。また「子どもたちへの支援」に関する話題をNPO法人ロシナンテス川原尚行先生の2題と致しました。「放射性物質」並びに「子どもたちへの支援」も、子どもたちとの関わりが深い小児科医にとっては、とても重要な話題です。もちろん医師だけではなく、スタッフ並びに一般の方々にもわかりやすく、すぐに役立つものと確信いたしております。
 更には、医師会活動、被災の経験、復興支援の取組み、問題点等、東日本大震災に関する、パネルディスカッションも予定しております。
 日本外来小児科学会会員の皆様は勿論のこと、会員以外の方々にも是非ご参加いただきたいと存じます。
 ご多忙とは存じますが、日程を調整の上、何卒ご参集くださいますようお願い申し上げます。最後になりましたが、急なご案内になりましたことを、心よりお詫び申し上げます。

第10回東北外来小児科学研究会世話人 永井 幸夫

 尚、プログラムに関しては、随時東北外来小児科学研究会HPに掲載いたします。


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第10回東北外来小児科学研究会
 日 時:平成23年7月31日(日) 10:00 ~

 会 場:仙台市医師会館 2F ホール
      住所: 984-0806仙台市若林区舟丁64-12 TEL022-227-1531 
     アクセス:地下鉄河原町駅から徒歩3分。仙台駅からタクシー10分

 尚、日曜日は医師会館の駐車場が使用できないため、できる限り公共の交通手段をご利用ください。


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プログラム:
1)開会挨拶 10:00~10:10

第10回東北外来小児科学研究会世話人 永井 幸夫

2)特別講演 10:10~12:30

  講演1:「子ども達への放射線被曝による障害と予防」

北原 規先生(国際医療福祉大学 三田病院放射線治療・核医学センター)

講演要旨:
 今回の震災では地震や津波の被害もさることながら、福島での原発事故による健康面への影響が大きな関心事となっております。放射線は医療関係者であれば日常的に使用しているものでありながら、形も色も匂いも無く実態が良く判らないだけに殊更恐怖心を煽り、漠然とした不安に苛まれている方も多いかと思われます。
 特に小児を扱う先生・コメディカルの皆様は「子供の方が放射線の影響を強く受ける。」という定説や各種風説が蔓延する中、親御さんからの質問への対応に苦慮されている事とお察し申し上げます。
 本日はその良く実態の判らない放射線の人体に対する影響についてお話します。放射線の作用・単位、感受性などの基礎的事項から被ばくの分類・被ばくによる各種有害事象、妊婦の被爆による胎児への影響、特に幼少児を中心とした放射線の影響、放射線発がんの可能性、チェルノブイリとの比較、被爆を軽減する方法等に関してまとめて判り易く述べたいと思います。

  講演2:「東日本大震災・スーダン内戦~子供たちの未来のために」

川原 尚行先生(NPO法人ロシナンテス理事長:医師)

講演要旨:
 発災の時、たまたま一時帰国しており、そのまま宮城県へと向かい、医療支援を開始した。大規模災害で社会インフラの不備、情報の錯綜など、本来の日本ではなくアフリカを感じた。この医療支援から得た地元の方々との信頼関係より、子供たちに焦点を絞った寺子屋事業を開始し、勉学の傍ら、閖上地区の日和山に桜の木を植えた。
 スーダンは、長年の内戦が終結し、今年二つの国に分裂することになった。内戦で疲弊した中、子供たちの夢のために、サッカー教室を3年前に開校した。この教室を基盤に社会勉強をし、新しい国づくりをこの子供たちに行ってもらいたい。
 大震災からの復興、そして南北スーダン内戦からの新しい国づくり。互いに切磋琢磨できるように交流の場を作ろうと、南北スーダンと閖上の子供たちで運動会を行った。両国の未来へと続く交流を糧に、既存にない、新しい時代を築き、数十年後に満開となる桜の下、満面の笑みの輪を広げたい。

3)昼食 12:30~13:15 5F研修室

 みどり溢れる杜の都仙台と広瀬川をお楽しみいただきながら、ゆっくりお食事をお召し上がり下さい。
 
4)パネルディスカッション 13:15~14:50

「東日本大震災を忘れない」

 東日本大震災を振り返り、何を学び、どう生かしていくのかを参加の皆様とともに考えたいと思います。

パネリスト

1. 「東日本大震災・大津波による岩手県被災地への小児科支援」
      岩手県小児科医会 山口淑子先生(岩手)

2. 「仙台市医師会における医療支援(仮題)」
      仙台市医師会 永井幸夫先生(宮城)

3. 「3月11日東日本大震災に遭遇して」
       佐々木小児科 佐々木文秀先生(宮城)

4. 「震災時の子育て支援-情報発信の重要性-」
      かわむらこどもクリニック 川村和久先生(宮城)

5. 「いち小児科医から見た震災と原発事故以降の福島県の現状」
      いちかわクリニック 市川陽子先生(福島)

 各々の先生に15分程度で、ご講演を頂き、その後質疑応答の時間を設けます。

5)閉会挨拶 14:50~15:00


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参加費:

医 師  3000円
医師以外 1000円
学生、初期研修医無料

 参加費にはお弁当代が含まれています。尚、学生、初期研修医もお弁当は準備いたします。


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情報交換会:3F 交流室

会費   1000円

 皆様となかなかお会いする機会がありませんので,情報交換会で飲み物でのどを潤して頂き、軽食とスイーツで、語らいの時間をお楽しみいただければ幸いです。


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参加申し込み:締め切り7月27日(水)

  参加ご希望の方は、同封した参加申込書に必要事項を記載の上、FAX(事務局とは異なります)で、お送りください。
 当日参加も可能ですが、できるだけ事前登録をお願いいたします。当日申し込みの場合、参加人数によりお弁当が確保できない場合があることをご了承ください。



 尚、東北外来小児科学研究会は、日本小児科学会の専門医研修集会(5単位)として認められています。



第10回東北外来小児科学研究会担当事務局
かわむらこどもクリニック
川村 和久

以上、
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是非ご覧を。衆議院厚生労働委「放射線の健康への影響」参考人・児玉龍彦東大アイソトープ総合センター長

2011-07-29 11:15:09 | 防災・減災

皆さん、放射線を専門にする医師からの警告です。

ぜひとも、ご覧ください。


2011年7月27日衆議院厚生労働委員会「放射線の健康への影響」

参考人・児玉龍彦氏 ( 東京大学教授 東京大学アイソトープ総合センター長)

http://www.youtube.com/watch?v=eubj2tmb86M&feature=share


http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-626.html


文字起こしもされていたので、取り急ぎ。

⇒ http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/8f7f0d5f9d925ebfe7c57aa544efd862

 

スライド概要:http://www.slideshare.net/ecru0606/ss-8725299

 

スライド詳細:http://www.slideshare.net/ecru0606/ss-8725343

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本日、東京都都市計画審議会。東京都中央卸売市場豊洲新市場を審議。縦覧は4年前にしたと??

2011-07-29 08:56:21 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

 本日7/29、東京都都市計画審議会で、東京都中央卸売市場豊洲新市場について審議されます。

 東京都の広報のあり方には、大いに問題があります。
 東京都ホームページの都市計画審議会ホームページでは、第193回の審議会開催のお知らせがなされていますが、付議予定案件は掲載されず、都庁ホームページを見るように書かれています。

 都庁ホームページで、付議予定案件が掲載されたのは、7月25日。
 都市計画審議会傍聴申し込み締め切りは、7月15日。
 「都庁都市計画課へおたずねください。」とあるものの、傍聴申し込み締め切りのあと、傍聴すべき案件かどうか、HP上で都民が知ることができるこの形は、大いに問題があるといえます。

 なお、中央区行政もまた、このたびの東京都都市計画審議会の開催は、重要な案件であり、7月開催の中央区議会「築地市場等街づくり対策特別委員会」で、報告をすべきであったと考えます。

 「知らしむべからず、拠らしむべし」の行政のありかたから、なんとしても脱却せねばなりません。

 なお、このような都市計画審議会では、都市計画の意見の縦覧がなされるべきであるが、それが4年前にすでになされたということで、開催をするそうです。
 土壌汚染の問題があり、状況は変わっているにもかかわらず、改めて、都市計画の縦覧なしの都市計画審議会開催です。

*****東京都ホームページより*****
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/keikaku/shingikai/toshikei193.htm



第193回の審議会は、次のとおり開催する予定です。

第193回東京都都市計画審議会
日時 平成23年7月29日(金)午後1時30分から
会場 東京都庁第一本庁舎特別会議室A

付議予定案件
都庁ホームページ(http://www.metro.tokyo.jp/

または都庁都市計画課へおたずねください。


傍聴の申込み 住所、氏名及び電話番号を記載した往復ハガキで都市計画課へ。
(返信用のあて先欄にも住所・氏名をご記入下さい。)

申込期限 平成23年7月15日(金)消印有効
申込みは一人一通のみ有効。
傍聴者として決定した方には、決定通知をお送りします。
定員(15名)を超えた場合は抽選となります。
(抽選は平成23年7月20日(水)に都庁会議室で公開により実施。なお、結果については、抽選会場での発表は行わず、郵送により通知します。)

問い合わせ
及び申込先 郵便番号163-8001 東京都新宿区西新宿 2-8-1
東京都 都市整備局 都市づくり政策部 都市計画課 計画監理係
電話: 03-5388-3225


*****東京都ホームページより****
http://www.metro.tokyo.jp/INET/KONDAN/2011/07/40l7p100.htm



第193回東京都都市計画審議会の開催について

平成23年7月25日
都市整備局

 このことについて、下記のとおり開催しますのでお知らせします。



1 日時
 平成23年7月29日(金曜)午後1時30分から

2 場所
 都庁第一本庁舎北塔42階 特別会議室A

3 予定案件
 9件

東京都市計画地区計画紀尾井町南地区地区計画
東京都市計画市場第17号東京都中央卸売市場豊洲新市場 ほか

問い合わせ先
都市整備局都市づくり政策部都市計画課
 電話 03-5388-3225


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