介護の現場は、たいへん厳しい状況にあることは、私もケアマネージャーの皆様の勉強会に参加させていただき、痛感しています。
東京都から、介護報酬改定に関する緊急提言が7月29日に出されましたので、見ておきます。
*****東京都ホームページより*****
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/07/20l7t600.htm
介護報酬改定に関する緊急提言
平成23年7月29日
福祉保健局
平成24年4月の介護報酬改定に向けて、東京のような大都市においても事業者や介護人材が、質の高い介護サービスを提供できるような、介護報酬のあり方について提言を取りまとめ、本日、厚生労働省へ提出しました。
今後、本提言が平成24年度の介護報酬改定にあたり、国の社会保障審議会介護給付費分科会において具体的に検討されるよう強く望むものです。
1 要望先
厚生労働省老健局長
2 要望者
東京都福祉保健局長
3 提言のポイント
背景
- 介護報酬については、全国一律の体系であり、人件費、物件費、地価等が東京の実情を正しく反映していない
- 介護報酬における加算制度が複雑化し、わかりにくくなっている
- 介護保険制度改正により、新たなサービスが設けられるとともに、医療と介護の連携が一層重視される
趣旨
- 東京においても質の高い介護サービスを提供できるような介護報酬のあり方について提言
- 加算制度の簡素化に向けた考え方を国に提言
- 新たなサービスの定着や医療系サービスの充実のための方策を国に提言
主な内容
- 介護報酬全般に関する提言6提言
- 介護報酬の地域区分等について(4提言)
- 加算・減算制度について(2提言)
- 個別サービスに関する提言9提言
- 新たなサービスについて(2提言)
- 医療と介護の連携について(3提言)
- その他のサービスについて(4提言)
4 提言の概要
別紙1(PDF形式:1MB)及び別紙2(PDF形式:83KB)参照
※別添 介護報酬改定に関する緊急提言(PDF形式:416KB)
問い合わせ先 福祉保健局高齢社会対策部計画課 電話 03-5320-4565 |
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以下、都市計画審議会の結果が報道されていました。
築地市場移転計画の都市計画は、今回住民への計画縦覧がなされず(平成19年に実施したものを使用)、都市計画審議会にかけられました。
平成19年以降土壌汚染問題がクローズアップされ、土壌汚染対策が変更されており、改めて計画縦覧してから、審議会にかけるべきであったのではないでしょうか。
今回の審議会へ進めた手続きの妥当性に私は疑問を持ちます。
****東京新聞(2011/07/30)****
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20110730/CK2011073002000023.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
【東京】
築地市場の豊洲移転 都市計画決定へ
2011年7月30日
都都市計画審議会は二十九日、築地市場(中央区)の江東区豊洲地区への移転や、三月末で営業終了した旧「グランドプリンスホテル赤坂」(千代田区)再整備に伴う地区計画について、原案通り都市計画決定することを承認した。都が近く告示し、正式決定となる。
築地市場の移転先の豊洲地区は、敷地面積約四十ヘクタール、一日当たりの取り扱い規模は水産物二千九百トン、青果物千三百トンとなる。審議では、民主党の増子博樹都議が土壌汚染などを理由に反対意見を述べたほか、地元の山崎孝明江東区長が、地下鉄8号線の延伸や、築地の場外市場の業者が進出しやすいようにする取り組みを求めた。
旧「グランドプリンスホテル赤坂」の地区計画は、容積率を緩和する都市計画手法「再開発等促進区」を盛り込み、再整備計画の核となる百八十メートルの複合ビル建設が可能。対象エリアは第二種住居専用地域で約四・四ヘクタール。容積率は300%。このうち、ホテル再整備計画地が大半を占める四ヘクタールは、容積率が600%にかさ上げされる。地元千代田区は反対の意向を示していた。この日の審議では委員から都の対応を疑問視する声が出る一方、計画に賛成する意見があった。 (内田淳二、中山高志)
***以上***
*****読売新聞(2011/07/30)****
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20110730-OYT8T00104.htm?from=tw
築地移転豊洲市場認める決定
都計審都、秋にも工事着手
都の都市計画審議会は29日、築地市場(中央区)の江東区豊洲地区への移転計画について、都の新市場建設を認める決定をした。都市計画決定を受けて、都は今秋にも建設工事に着工し、2014年度のオープンを目指す。
審議会は都議や首長ら33人で構成。この日は、委員の民主都議が「土壌汚染が残る土地が市場にふさわしいのか」などと反対を表明。また、山崎孝明・江東区長が、豊洲地区を通る地下鉄建設推進など交通網の充実を要求。採決は挙手で行われ、賛成多数で同地区約40・7ヘクタールに市場施設を建設する計画が決定された。都では今年度予算に約21億円を計上しており、今回の決定を受けて、土壌汚染対策工事に着手する。しかし、来年度以降の予算を審議する都議会は、移転に慎重な姿勢の民主など野党側が優位に立っており、計画に遅れが出る可能性もある。
スケジュール:http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20110730-OYT9I00112.htm
(2011年7月30日 読売新聞)