我が家は山の上にあるので、3年位前(?)までは夜8時9時ともなると、
窓を開けていると涼しい風が入って、天然クーラーが効いて来た~となっていたものですが、
最近の夏の夜は、その有り難い天然クーラーがあまり効かなくて・・・
やっぱり温暖化で日中の気温が高くなった精なんかな~。。。。と思う日々でした。
毎朝の最低気温が25℃、26℃とか続きだったし。
ところで、今年の立秋は8月7でしたよね。
厳しい暑さの最中に、暦の上で秋に入る日と言われても。。。どうなん!て感じでした。
が、6日後の一昨日から急に天然クーラーの効き目が感じられる様になりました。
極端なことを言う様ですけど、一昨日なんか窓を開け放していると肌寒くて窓を閉めた程、
夕べも今夜もパソコンをしてて、全く汗をかかずその快適なことったら。
(エアコンはもとより、扇風機もつけてなくて窓も開けてないのに)
日中暑い暑いと言いつつも、ほんの少しずつ秋の気配が近づいている気がします。
まぁ~このまま涼しくなって秋に突入ってことは考えられないけど、
徐々に徐々に涼しい日が増えていくんでしょうね~。
さて、話変わって・・・オニヤンマの成虫は6月~9月頃に発生すると言われていますが、
我が家の周りで、夕方5時頃によく見かけるのは7月~8月頃です。
見かけるのはメスを探し求めて、短い距離を行ったり来たりの往復飛行を繰り返すオスで、
これはオニヤンマのオスの独特の行動らしいのです。
大体はだいぶ高い所をかなりのハイスピードで飛んでいるのですが、
たまに、私の身長の少し上くらいの所を行ったり来たりすることもあります。
(気温が低くなる時期には飛行高度が低くなるんだそうな)
この日も例によって、himeちゃんたちとトンボ取りをして遊んでいたんですが、
たまたま草にぶら下がって止っている大きなオニヤンマらしきトンボを見つけた私。
妹ちゃんを手招きして「ここ!ここ!見て~~!そ~っとそ~っと来て」と。
でも、トンボ取りには慣れている妹ちゃんも、ぶら下がっているトンボを取る自信が無いらしく、
「ばあちゃん、取って!取って!」と言うので・・・
虫取り網をそ~~っとトンボの上辺りに構えて、一気に地面に振り落として、
上手い具合にキャッチできました~。
7月16日撮影
オニヤンマの最大の特徴は、皆さんもよくご存じだと思いますけど、
美しいエメラルドグリーンの複眼ですよね。
でも、捕まえてよく見たら複眼の色が濁ったグリーンで・・・
これは・・・オニヤンマじゃないかもなと言う気がしましたが。
ご覧の様にオニヤンマは「左右の複眼が頭部の中央で僅かに接する」という条件はクリアしています。
(似ていると言われる「コオニヤンマ」は左右の複眼が離れていて接していない)
大きさは頭部から腹部の先端までが、9~11cmと言われている点もクリアです。
トンボ取りには慣れっこの2人ですが、こんな大きなトンボを捕まえたことは無いので、
himeちゃんたち、「私に持たして~!」「次は私が持つ~~!」
交互に持っては、ちょっと興奮気味でした。
持ち替えるときも凄く真剣な面持ちで・・・
逃がしちゃったら大変ってことでね。
散々眺めて持ってみて観察して・・・そろそろ返して上げることに。
川べりの笹の葉に止らせて上げたけど、例のごとくすぐには飛び立てません。
・・・で、飛び立つ瞬間を撮ろう~とカメラを構えていたのに、
シャッターチャンス僅かに遅れて~撮れたのは腹部辺りだけでした
オニヤンマのもう1つの特徴、胸部上部にある黄色の「ハ」の字模様も確認したので、
ほぼ間違いなくオニヤンマかと思われるけど、目の色がエメラルドグリーンじゃないことが
どうにも納得できなくて・・・あちこちを検索した結果辿り着きました~。
「羽化して10日~2週間くらいは、くすんだ目の色をしている」事が判明。
その後成熟すると、あの綺麗なエメラルドグリーンになるんだそうです。
ということで、オニヤンマで間違いないのではないかと。
これには、後日談がありまして。
1週間後の夕方のこと、同じ様にトンボ取りをしていた妹ちゃんがゲットしたトンボ、
これこそ間違いなく美しいエメラルドグリーンの目をしたオニヤンマでした。
(この時も、子供が網で取れる程のかなりの低空飛行中だった)
が!何と~私が網に手を入れて掴もうとした時、
網の上から翅なり胴体なりをちゃんと捕まえて居なかった為に・・・
網の隙間からアッという間に勢いよく逃げられてしまいました。
もう~妹ちゃんに謝る!謝る!平謝りしました~。
オニヤンマを捕まえられるチャンスなんて、ほぼ無いに等しいようなことが
成功してたのに・・・本当に悪いことしちゃったと罪悪感で一杯でした。
なのに、妹ちゃんは怒りもしないで・・・余計に可哀想で申し訳なくて。。。。
いつか、まだトンボ取りを楽しんで遊べる年齢の間にオニヤンマを
捕まえられる機会があってほしいと願わずにいられない婆でした。