いつか、どこかで

花、昆虫、そして鳥など身近で見られるものを撮っています

里山の紅葉

2019-12-10 20:38:00 | 里山

今日の写真は12月8日に撮影したものです。

もう少し早い段階で撮りに行こうと思いながら、

何しろ腰が重たくて、明日は・・・明日は・・・などと

先延ばしにしていたら山の紅葉は日々どんどん進んで、

(分かっていながら)

やっと重い腰を持ち上げて行ってみれば、やっぱりね~~、

一番綺麗な盛りを過ぎて、葉っぱを落とした木も多くなっていました。



とは言え、例年だと11月20日過ぎ頃が、

一番きれいに紅葉するんですが、

今年は暖かかった精で12月10日近くなっても

まだなんとか紅葉が見られました。



紅葉している木々のの殆どはドングリの仲間ではないかと・・・

山桜も沢山ある山ですけど、

それはもう~とっくに散ってるはずですから。



写真の中央の下辺りから道路近くには、今から60年くらい前は桃畑があって、

桃の可愛らしいピンク色の花が斜面を彩っていたものですが、

つまり、その当時はまだいくらか人の手が入っている風だったのに・・・

いつ頃からか木が繁って自然に返ってしまってます。

当時を知らなければ、そんな畑があったなんて想像も出来ないですよね。



普段はあまり思い出すことも無いのですが、

こうやって写真を撮ったりすると、

なぜか?昔むかしの10歳くらいの私が見ていた光景が

結構鮮やかに蘇って来るんですよね。

歳を取ると段々とその傾向が強くなるのは普通でしょうかね。



今はこんな道路が出来て最寄り駅まで15分もかからずに、

行けるようになっていますが、

その昔は、曲がりくねった細い地道で結構な坂道の連続でした。

そんなデコボコ道をバス停がある場所まで1時間以上歩いて行ったものです。

子供でも日頃から歩き慣れていたので、苦も無く歩けていましたけど。

勿論、帰りはちょっとした買い物を持って、又、登るわけで・・・

今そんなをことしろ!と言われても、もう~無理かも。

車生活で足腰がなまってて、とても歩けそうにないことと

車の通行量が多いので、歩くのはいささか危険が伴うことでね。



そんなド田舎にマイクロバスが来る様になったのは、私が中学1年生になった年でした。

(この道ではなくて、町や学校に行ける別のコースを通ってですけど)

それからと言うものは、格段に便利で快適な生活になった気がしたものです。

とにかく、朝のラッシュの時間帯のバスはもう~そりゃ~大変で、

ギュウギュウ詰めでバスがはち切れそうなといっても過言では無い程でした。

何しろマイクロバスですからね~。

その後、小型ながらも普通のバスへと変わっていきましたが。



今は一家に何台も車を持って居る時代になって、

子供達を親が車で中学高校に送り迎えするし、元気な男の子は自転車通学するし、

そして、車の運転が出来る人は、誰もバスを利用しなくなった為、

一日に2、3便ほどかな?今の運行本数は。

利用するのは免許を持って居ないお年寄りだけになって。

あんなに有り難かったバスの開通が遠い遠い昔のことの様です。

こんな田舎でも、この60年ちょっとで大きく時代が変わったなぁ~。。。と

この紅葉を撮りながら、思うとはなしに今と昔を振り返っていました。





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