flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

西國寺

2011-07-28 00:00:56 | ほとけのいおり

(真言宗摩尼山総持院西國寺 広島県尾道市西久保町 国指定重要文化財)
 治暦二年(1066)火災により伽藍の大半を焼失したが、白河天皇により復興された。永保二年(1082)白河天皇の祈願所となり、更に天仁元年(1108)には法皇となった白河上皇により勅願寺となって、官寺として百を超える末寺を持った。正和元年(1312)花園天皇の綸旨を受け寺院の名称を西國寺とした。然し、永和年間(1375-1378)に再び火災に遭い、備後国守護の山名氏が寺院の復興にあたった。永享元年(1429)には、足利義教が三重塔(国重文)を寄進している。西國寺の宗派は醍醐派であるが、一時西國寺派の総本山を名乗っていた。現在は醍醐派に戻っている。
(県重文 仁王門 慶安元年)     (国重文 金堂 至徳三年)   

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