flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

佐奈川 滝下橋

2016-03-15 00:00:00 | 水のほとり

(愛知県豊川市長草町 2000年6月30日)
 念仏塚古墳の前に架かる木造の滝下橋は寿命を迎えていた。佐奈川はこの辺りから地中を流れるようになり、大雨のとき以外水は姿を見せなくなる。それは川床に砂礫部分が多く、粘土層が深いところにあるため、増水時以外は水が浸透してしまうからである。竃や七輪の木炭の受け皿として、空気道を確保する穴のあいた皿を「さな」(ロストル)という。その原理に似ていることから、さな川と呼ばれるようになったという。

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