flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

播磨三日月藩森家上屋敷跡

2021-12-19 00:00:00 | 城郭・城下町
(東京都品川区上大崎)
 三日月藩(兵庫県佐用郡)一万五千石の大名森家は慶長五年(1600)忠政のとき信濃川中島十三万七千五百石として立藩し、慶長八年(1603)美作津山に十八万六千五百石で移封した。弟には織田信長近習の森蘭丸がある。この頃、大崎の地に抱屋敷を構えたという。延宝四年(1676)忠政の子で長継の五男長俊は父から一万五千石を分け与えられ、後に津山新田藩を立藩した。然し、元禄十年(1697)津山森家が改易となり、播磨国内揖西郡、佐用郡、宍粟郡のみで一万五千石の三日月藩となり、長俊は初代藩主となった。このとき、大崎の抱屋敷は上屋敷となり、廃藩まで続いた。故にこの辺りを森ヶ崎と呼ぶ。
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