伝説「権現石」 天文二十三年(1554)一月、三河国碧海郡重原城は今川義元の軍勢の攻撃を受けて落城した。奇襲のため軍兵も集まらず苦戦していた。その夜、突如仁王様のような大男が現れ敵の矢面に立った。時の城主山岡河内守は、この間に難を逃れた。それは、日頃信心していた権現石が化身して大手門に現れ、城を守ろうとしたのであった。戦いの後その石を見ると、無数の矢の当たった跡が付いていた。「権現様が身代わりになってくださったのだ」と河内守は思ったのだった。
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