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(旧所在地:札幌市白石区菊水一条)
明治37年(1904)に築造された木造2階建、建築面積94m2の住宅である。明治43年(1910)に一年余り小説家有島武郎が居住している。昭和54年(1979)開村前の北海道開拓の村に移築された。
(旧所在地:札幌市中央区北六条西)
明治40年(1907)五十嵐合資会社倉庫として築造された、木造札幌軟石張りの貯蔵庫である。明治45年(1912)札幌拓殖倉庫株式会社に継承された。長らく同社営業倉庫として使用されてきたが、昭和57年(1982)函館線の高架化により取り壊されることになったため、一棟が北海道開拓の村に移築された。
(神奈川県厚木市猿ヶ島・相模原市南区磯部)
かつて「磯部の渡し」があったこの地。江戸時代後期には磯部村・新戸村(相模原市南区)、入谷村・座間村・新田村(座間市)を潤すための取水口が設けられた。昭和5年(1930)には相模川左岸用水の整備が開始され、頭首工が設置された。また、昭和34年(1959)には相模川右岸の厚木市、伊勢原市、平塚市の一部を潤すため、左岸側から右岸側へ送水する「伏越」と呼ばれるサイフォンが設けられた。
(旧所在地:北海道小樽市港町 2007年9月4日)
明治42年(1909)に築造された、木造3階塔屋付、札幌軟石張、建築面積374m2の社屋である。昭和17年(1942)小樽新聞社は戦時統合により北海道新聞社となった。戦後は丸亀小倉商店の社屋となったが、昭和50年(1975)市に寄贈された後、昭和55年(1980)開村前の北海道開拓の村に移築された。