京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 なんと器量よし

2012年05月24日 | 日々の暮らしの中で

あれまあ、なんとよいお顔。見てみるものです、撮ってみるものですね。清楚な器量良しでした。なんの花でしょう~。この葉はテンプラにしてもよいそうですし、歯が痛い時にこの葉を噛み噛みするのも効果があると聞きますが、いずれも試したことはありません。

振り返られることも少なく、ひっそりとしているのではないでしょうか。優しげでいて強そうです。これほどの美しい造形を思ってもいなかったユキノシタの花です。ちょっと背筋を伸ばしたくなる、「一輪の花の声」を聞く思いがしました。
ところで、この一文字。 
日本語補習校では、ひらがなの書き順を習うことはなく、書けることは前提となって授業が進められているのだそうです。「書ける」とは、単に形を作ることだけではないでしょうに…。

「わ」と「れ」と「ね」をよく書き間違えていた時期を見知っていましたが、これは、先日の、母の日のカードに書かれていたJessieの「ね」の字です。器用でしょう、どう書いてあるのかと、なぞってみたくなるおかしさがあるでしょう。ようまあこんな形を作るものです。でも、見つめる先に、彼女の笑顔が浮かぶ「ね」の字です。

花にも文字にも、それぞれに独特の顔がある。新しい発見は楽しいことです。
コメント (8)
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