京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 「怠らで…」

2014年06月25日 | 日々の暮らしの中で

宿根草の立葵、この時季になると毎年群がり咲いています。ムクゲや芙蓉とは少し趣きを異にして、順次上へ上へと直立の姿勢で咲いていく花。

      怠らで咲いて上りしあふひかな   才麿

大和国(奈良県)宇陀郡の人。のちに西鶴門に。芭蕉との親交もあったという江戸前・中期の俳人。「桐の花一しなありし木立哉」も気に入っている好きな一句です。


雨が少なくて賀茂川はアオコがはびこっていました。まだ日も暮れきらない夕つ方、いきなりの勢いある雨音に喜んだものの、ほんのしばらくの降り様で上がってしまいました。降り出す少し前、朝顔に水遣りしておきました。ダブルでここだけは潤いが増し、花が咲きだすには少し間がある状態ですが、明日は大きく蔓も伸び上がっているかもしれません。

姜尚中氏の『心の力』を読んで高野山夏季大学に参加しようと思いました。あの優しい語り口調から、「心の力」と題してどんなお話がうかがえるか期待しています。であるなら、やはり読んでおかなくては失礼でしょ?…と思うので。私としては『悩める力』以来です。

コメント (8)
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