京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 遊亀と靫彦

2014年10月17日 | 展覧会

滋賀県大津市出身の日本画家小倉遊亀さんとその師、安田靫彦さんの歩みをたどる特別展ということで、「遊亀と靫彦 -師からのたまもの・受け継がれた美ー」が滋賀県立近代美術館で開催されている。
1927年の院展入選作で、出品後、長く所在不明になっていた「挿花少女之図」が87年ぶりに、また、1934年に「溝上遊亀」の名で院展に出品した後、やはり所在不明になっていた「花 其二」も80年ぶりに公開されると知り、私としてはまことに珍しいことだが、絵を見たくなって出かけてみた。


奈良女高専に進んだ小倉遊亀。奈良に国内留学していた安田靫彦との出会い。二人の恩師となる、大和の生き字引きと言われた日本史の水木要太郎。絵画だけではなく愛蔵品、コレクションした旧贓品、自筆の原稿、手紙、3人の交友をかいま見る資料などもあって、なんの深い知識もないが自分の目で見て、読んで、気になっては後戻りなどして自由に見て歩いた。水木要太郎がどこへ行くにも持ち歩いた大福帳が興味深かった。 
ほとんど人がいなくて、館内は閑散としていた。 …と今日の日記に書いておこう~。
コメント (4)
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