京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 「白鳳」

2015年07月22日 | 展覧会

大阪での勉強会の帰りには、奈良から参加しているA子さんと駅構内で小一時間の立ち話が弾むのですが、今日は始めて大阪以外の場所で一緒に過ごしました。近鉄奈良駅の噴水の前で待ち合わせ、奈良国立博物館で開催中の「開館120年記念特別展 白鳳」を鑑賞です。

「白鳳は7世紀の半ばから710年に平城京に遷都するまでの間の文化や時代を指す言葉として、美術史学を中心に用いられてきました」と説明されていますが、「愛らしく美しい、みほとけの時代」のようです。
何か言葉が聞こえてきそうなほど親しみを感じる弥勒菩薩半跏像。薬師寺の月光菩薩立像とは始めて対面。法隆寺の橘夫人の念持仏と伝わる阿弥陀三尊像は厨子から出され、厨子、衝立と蓮華座、三尊像の3点にわかれて展示。極楽浄土が描かれているとかで、阿弥陀信仰がこの時代にみられるのかと思ってみたり…。
説明を読みながら、一つ一つ丁寧にじっくり、前から後ろから脇からと遠慮なくのぞき込んで二人で見て歩いた3時間、思い出になります。

遅いお昼をいただいて、一緒に電車で二駅、彼女は乗り換えのために下車です。7月31日、高野山での再会を楽しみに~。
コメント (4)
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