京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

秋うらら

2020年09月14日 | 日々の暮らしの中で

窓を閉めようか。体が冷たくなるのを感じながら、こんなに涼やかな空気がどこにしまわれていたのかと季節の移りに感心している。

〈秋うらら〉を感じる一日だった。
午前中は家にいて書き物で机に向かったが、昼にはおにぎりと文庫本をもって外へ出ることにした。子供たちの声で賑わった、あの猛暑日は嘘のようだ。静かな境内に、極楽の余り風。というか、ここは神社だから神代の風(って言う?)か。
秋の七草のひとつ萩の花が美しい。咲き乱れるという野山の花そのもので懐かしさを覚える麗しさだ。「万葉集」の中で一番多く歌われているのが萩の花。秋の七草は奈良の都で創られた。百毫寺、新薬師寺の萩を訪ねてみたいものだな。

今はもう虫の音も聞こえない。窓を閉めた。
コメント (2)
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