京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

カネタタキが鳴く夜

2023年09月24日 | 日々の暮らしの中で
我が宿の杜鵑草が咲き出しました
  見においでませ まだしばらく楽しめます


キバナホトトギス、タマガワホトトギス、ヤマホトトギスなどの種類があるようだ。
花の紫斑が鳥のホトトギスの胸の斑紋に似ていることから、その名がついていることはよく知られるところ。

〈草の名は鳥の名に紛らはしければ、句には草の花なることの確かなるようにありたし〉
『俳諧歳時記』には実作上の注意が記してあるという。なるほど、「杜鵑草」。

玄関の縁先に腰を下ろして、境内の上に月を見あげた。
ちょっと肌寒いけれど、大きな闇を独り占めというのも悪くない。
カネタタキの鳴く声に合わせて、経文など唱えようか。
コメント (2)
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