京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

好い日だった

2023年02月28日 | 日々の暮らしの中で
良い天気だったのでおにぎりを作ってお茶持って、風に吹かれ陽を浴びに出た。
帽子が吹き飛ばされるほどの風も吹いたけど、あたたかなニ月尽の午後を楽しんだ。
枯草の中に草の芽ばえが色鮮やかで、足元近くには小さな花を見るようになった。


今日は娘も朝からシティの図書館へ出向いたようで、「今、ボタニックガーデンにいる」と言ってきた。初めて連れて行ってもらったのは孫娘がお腹にいるときで、歩けるようになってはパープル系のワンピースをひるがえしてはしゃぎ回った日のことなど、一緒に懐かしんだ。
韓国料理店で行列し、食べたら帰ると。午後は子供二人の迎えが待っている。

仕事のない日に、わずかな時間だけれど一人の時間を楽しんでいた。興味や好奇心が突き動かす「ひとりあそび」は、いくつになっても女の人を若々しくするって、田辺聖子さんがね。
そして、「なるべく、人生、〈いそいそする〉ことが多いといいんだけどな」ってよ。
さまざまな生き方があり、人生の楽しみ方も人それぞれにある。

日に日に春めくこれから。楽しみごとを一つでも多く見つけていかなくっちゃなあ。何もする気がしなくて、無駄に過ごしたと思える日もあるけれど、きっとそれも意味がある一日に違いない。


青い空に映える、みごとな紅梅を見あげることもできて、今日は好い日だった。


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6 コメント

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春が来た (Rei)
2023-02-28 22:00:09
お嬢さんも三人のお子さん方が次第に手を離れて
ご自分の時間にゆとりが出てこられることでしょう。
いつか気軽に行き来できる日が来るといいですね。
映画「小さき麦の花」残念なが名古屋ではやっていないようです。
「名古屋飛ばし」と言うことがよく言われます
まさかと思いますけど・・・
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今日はね・・・ (うばゆり3)
2023-02-28 22:08:09
こんばんは。

お天気の良い日に空を眺めていると白鳥の北帰行が観られるって聞いたので、
縁側で小1時間本も持参で日向ぼっこでした。
見られず・・・でしたけど。

>「ひとりあそび」は、いくつになっても女の人を若々しくする

そうなのですか。友人たちもいましても一人での行動って多いです。
♪ これで居心地よいのでいいのですね(^_^)v
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自分の時間 Reiさん (kei)
2023-02-28 22:41:38
あちらでは個々で帰るということがなく、子どもの送り迎えは親の仕事ですので、
もうしばらくは(ルーカスが1年生です)時間の制約がありそうです。
この植物園で日本人のママさんたちが集まる日があったらしく、
情報を得たり、ママ友づくりにJessieを連れて出かけていた場所でした。
親元を遠く離れ、誰も知る人がいない中、娘ながら積極的だなと思ったものでした。

京都府でも1館だけでした。大阪でも1館。全国的に少ないですね。
ここはミニシアターで、選別された良い映画がかかります。
残念ですね…。
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特等席 うばゆり3さん (kei)
2023-02-28 22:51:44
居ながらにして、縁側で白鳥の北帰行が見られるだなんて!!
びっくりです。
今日は残念でしたが、素晴らしいですね。
チャンスがあるといいですね。

「ひとりあそび」にも、楽しみごとを見つけるにも、想像力や好奇心が欠かせない。
精神的な若さを保つ秘訣もわかるというものですね。
一人でも居心地がいい。サイコーですね。
そして時にはご友人とも楽しむ。言うことないですよね。
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keiさん、おはようございます (いざよい)
2023-03-01 07:22:09
きょうから三月ですね。
枯れ草の中に、シロバナタンポポが咲いていますね。

「ひとりあそび」いいですねえ、私は好きです。
ひとりの時間の楽しみが、なにかを創造する源泉になると思っています。
中島みゆきの「ひとり遊び」という歌がありますね。

無駄に過ごした一日は、きっと意味がありますよ。
「怠惰とは、精神が働くでもなく働かないでもなく、ぼんやりと焦点のない生活をたのしんでいることだ」
と、ある哲学者が書いています。
バートランド・ラッセルも「怠惰への賛歌」を書いていますね。
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怠惰への賛歌 いざよいさん (kei)
2023-03-01 10:32:51
こんにちは。
日差しもたっぷりですが、夜には雨になりそうな予報です。

若いときにひとりあそびの癖をつけたほうが人生の収穫は多いのではないか。
ひとりあそびができないほど、若い日は多忙であってはならないと田辺さんは言われます。
そうしたほんのちょっとの余裕すら持てずに日々を過ごさなくてはならない事情の人も多いですね。
自分の時間を大切にする、そんな風潮も出てきているようですが。

「なにかを創造する源泉になる」と思えますね。
「怠惰とは……ぼんやりと焦点のない生活を楽しんでいること」
ちょっとした力を貯めているんだと思えるのも、こういうことに通じるのですね。
今ではそうした状況の繰り返しのようでもあり、一息つくことのなんと多いことか。
「ひとりあそび」の歌を聴きながら、「怠惰への賛歌」、さわりだけでも知りたくなりました。
幅広く教えていただけて感謝しております。ありがとうございます。
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