お花を見てくると言い残し‘赤いルーペ’を持って小雨降る外へと向かった3歳児。
本の付録で手に入れたこの赤いルーペ、本来は‘隠れているものを探す発見ルーペ’なのだが、彼女の使い方はと見ていると、どこで覚えたのか、まさに「拡大鏡」的扱い。
花を覗きこんだとて何も拡大されることはなく、むしろ赤いセロファンが邪魔をしてしまうのだが。ルーペを持った手を伸ばし、小さな紫色の蝶を追いかけていく姿があった…。
雨で幼稚園のプール開放は中止。かたつむりを探しに行こう~。
日差しをよけたり、小雨にあわてて傘を広げたりの忙しい空模様の中、赤いルーペを持って植物園に向かうことにした。
シャーシャーシャーシャーとセミの鳴き声が降り注ぐ木の下、道路にしゃがみこんでルーペを当てている。一つ見つけたらあっちにもこっちにものセミの抜け殻、恐る恐る手にし、裂けた背中を覗きこむ。百日紅の赤い花に赤いセロファンをかざし……、いったい何を‘見て’いるのだろうか。なにを想像しているのだろう。
むき出しの好奇心、とまではいかないが、如何にもなJessieの格好の楽しさにお付き合い。直視する姿をそのまま描写しながら、オーバーな感情表現で一緒に驚き、感動を示して。
たくさんのほめほめシャワーを浴びて、向かうところ敵なし。「疲れたー」「抱っこしてー」の泣き言はなし。意気揚々と歩く傘をさしての帰り道。何かが芽生えただろうか?
本物の拡大鏡の楽しさを、明日には……。
まるで、となりのトトロに出てくるメイちゃんの様w
赤いルーペなら、トトロやマックロクロスケや猫バスも見えるかも。子供には、本当に見えているのか?っと思える時があります。きっと、何か見つけたんですよ^^
私もjessieちゃんの赤いルーペの様に、見えないものも見えるようになる、ルーペが欲しいな~^^
純真無垢な3歳児の好奇心の前には、目の前の物全てを味方につけたり、遊び仲間に変えてしまうパワー。
なんなんでしょうね、この不思議な力。
人間本来の持つ素直な心、汚れを知らぬ純真さが、周囲の何もかもをこちらの気持ちに沿わせる魔力……素敵です。
かつては私にもあったのでしょうが、いつの間にかどこかへ置き忘れてきて、やたら周囲を自分のペースに合わさせようとする我が儘が見え隠れするのを反省です。 改めて3歳児をお手本に…でしょうか。
それもこれも、この9ヶ月、ひいばあちゃん・じいちゃん・ばあちゃんに囲まれ、特にkeiさんのほめほめシャワーが、Jessieちゃんの持てるパワーをさらに大きくしてこられたのでしょうね。
そんな身近な時間を大切に……ですね。
めっちゃくちゃでっかい声で歌いながら歩くのです。
ごく最近、音程も確かになってきているのに気付かされました。見えぬところで本当にいろいろと成長しているものです。
「見えるはずない」のに何か一生懸命覗いているしぐさ、奇妙ですが、見ていてそれが実に楽しい。
心の目、感度…、置き去りにしないようにせねば…。
見えないけれど大切なもの、あるでしょうねー。
子供の無垢な心に自然と帰る年齢にはまだまだ間もあります。
色つきメガネをかけて?、欲や見栄をはおり、マイペースな強引さだって身に付けてしまいました。
見えたり聞こえたりするその向こうにあるものに気づける目、心・・、忘れてはいけませんね。
たまには立ち止まらなくては、です。
周囲の愛情を独り占め。
弟妹ができて、少し違った成長ぶりも楽しみたいものですが。